古今東西のインディーゲームを紹介するコーナー。今回お届けするのは、老人の人生を垣間見ることで幸せとは何かを改めて考えたくなるアドベンチャー『Finding Paradise』。記事の送り手は、後悔しかない人生という真鳩。
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死にゆく者が抱く心残りとは――。
ドクター・ロザリーンとドクター・ワッツは依頼者の記憶へと“メモリートラベル”を行い、記憶の世界で願いを叶え、依頼者が未練を断ち切り安らかに死を迎えられるようサポートを行うエージェントだ。
数々の賞を受賞した『To The Moon』の続編となる本作では、ふたりのドクターが元パイロットの老人から受けた依頼を遂行することになる。
ドクター ニール・ワッツ(左)
エヴァと行動をともにするパートナー。オタク趣味のお調子者だが、優秀なエンジニアでもある。
ドクター エヴァ・ロザリーン(右)
ジークムント社のメモリートラベル・エージェント。つねに冷静だが、クラゲには目がない。
『Finding Paradise』ニンテンドーeショップサイト
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願いを叶えるために老人の記憶の中へ
ドクター・ロザリーンとドクター・ワッツは、依頼者である元パイロットの老人、コリンのもとを訪れる。コリンはすでに意識がないうえに、彼の依頼内容は“死ぬ
前に「自分はこの世界で悔いなく十分に生きた」と思いたい”という曖昧なもの。 ふたりはコリンが思い残していることが何かを探るためにメモリートラベルを試み、記憶をたどることになる。
コリンの人生は、ピアニストの妻ソフィアとやさしい息子に囲まれ、幸せそのものに見える。コリンが抱える未練とは……?
▼ときにはバトル(?)が発生することも
記憶の世界では、ふたりの前に立ちはだかる存在も。シューティングや格闘アクション風のミニゲームで向かえ撃つのだ。
何かと悪ノリしがちなドクター・ワッツ。破天荒な言動からは、アニメやゲームの影響が見られる。
▼パロディーも見逃せない
ゴールドなクロスっぽいものをまとうドクター・ワッツ。大丈夫か?
老人の長い人生をたどる
メモリートラベルでコリンの記憶へとアクセスするドクター・ロザリーンとドクター・ワッツ。さまざまな時代の記憶からコリンの“心残り”を探るうちに、不測の事態に見舞われる。どうやら記憶の世界に、イレギュラーな存在が潜んでいるようだが……!?
■幼年期
孤独な幼年期を過ごしていたコリン少年。ある日フェイという快活な少女と出会い、親しくなる。
■青年期
フェイに励まされながら続けたチェロがきっかけで、ソフィアと出会い結婚。子どもにも恵まれ、順風満帆な人生に見えるが……?
■老年期
▼人生の黄昏期に願うのは……
ジークムント社と契約を交わしたことで、コリンが何か後悔を抱えているのではないかとソフィアは不安を覚える。
▼漂い始める不穏な空気 謎の少女の正体は?
記憶をさかのぼるうちに、ドクターたちはフェイの存在に違和感を覚え始める。彼女は何者なのか。
【メモリートラベルの手順】
記憶の世界では、“メメント”と呼ばれるアイテムを起動することで、異なる年代の記憶へのメモリートラベルが可能になる。そのためには、記憶の世界をすみずみまで調査する必要があるのだ。
■メメントを探す
まずは記憶の世界を歩き回り“メメント”を探し出す。メメントは思い出の品であるケースが多く、発見した段階はバリアで守られており、起動することができない。
■メモリーリンクを集める
記憶の世界でコリンにまつわるイベントを目撃することで、“メモリーリンク”を入手できる。必要な数のメモリーリンクを集めると、メメントの起動が可能になる。
■メメントを起動する
メメントを起動するには、パズルを解く必要がある。マスを縦や横に動かし、メメントのマスを3つ並べるとゲージが増加するので、100%にするのだ。
Finding Paradise
メーカー:X.D. Network
開発:Freebird Games
配信日:2022年11月18日配信(PC版は2017年12月14日配信)
価格:Nintendo Switch版は1200円[税込]、iOS版は800円[税込]、Android版は720円[税込]、PC(Steam)版は980円[税込]
ジャンル:アドベンチャー
CERO:全年齢対象
備 考:ダウンロード専売
とっておきインディーバックナンバー
...以下引用元参照
引用元:https://www.famitsu.com/news/202302/27294108.html