『Little Kitty, Big City』は、小さな黒猫となってミニオープンワールドの街を気ままに探索する猫アクションアドベンチャーゲーム。
広告
先日ロサンゼルスで行われたゲームイベント“Summer Game Fest Play Days”で本作をプレイし、開発に話を聞いてきたので、その内容をご紹介しよう。
なお本作の対応プラットフォームはNintendo Switch/Xbox Series X|S/Xbox One/PCで、日本語ローカライズつきで2024年に配信予定。Game Passにも対応するという。
目次閉じる開く
子猫になって街を気ままに放浪
猫アクションを駆使してミニオープンワールドで遊び回れ
“日本のそこそこの街”感がすごくいい
子猫になって街を気ままに放浪
本作の主人公である黒猫は、マンションでのんきに昼寝していたところ、転落して地上世界で迷子になってしまう。なので一応の目的は家に戻ること。でも基本的には猫として気ままに探索するのがメインだ。
ミッション的なものもあるっちゃあるけど、なんとなく塀の上を歩いたり、人んちに入ってみたり、ゴミ箱を漁ってみたり、道路に落ちてたボールで遊んだり、猫らしく好きに過ごせばオーケー。家にはそのうち戻ればいいじゃない?
というわけで猫ならではのご無体な行動に出ることもでき、邪魔な鉢植えをおもむろにはたき落としたり、塗料をひっくり返してキャンバスにペタペタ足跡を残してみたり、ぶつかった際に住人が落としたものをくわえて逃げてみたり、お魚くわえたクロ猫になることもできる。
後始末とか難しいことは人間の仕事だ。だってこっちは猫なんだもの。後先考えずに好き勝手行動してるのにかわいがってもらえることすらあるなんて、猫ライフは楽しいな……。
左右の猫パンチでモノを叩き落したりボールで遊んだり。
「あーあ台無しだよ」と思いきや、このアーティストおじさんはめっちゃ喜ぶ。
お魚くわえたクロ猫~♪
猫アクションを駆使してミニオープンワールドで遊び回れ
今回会場でプレイできたチュートリアル的なパートは街の一角のみを遊べたのみだが、その先ではミニオープンワールド的にエリアが広がるらしく、探索のしがいがありそう。
正確に狙った場所に飛ぶ猫ジャンプ、ツタが生えている壁などへのしがみつき、塀の下の隙間などのすり抜け、小鳥などにちょっかいをだすためのにじり寄りムーブなど、猫として遊び回るためのアクションはいろいろ用意されている。
猫アクションを組み合わせると、ドーナツやパンを持って歩いている人間に激突→落とした食べ物をくわえて逃走→駐車場などに設置→寄ってきた小鳥ににじり寄ってジャンプアタックで羽(とある目標に使うアイテム扱い)ゲット……といったことも可能だ。
壁はさすがに登れないが、ツタが生えているところなどはしがみつきが可能。
小鳥にソロソロ近づいて羽根をゲットしよう。
街の各所にはカラス・犬・タヌキといった先輩動物たちもおり、街での過ごし方を教えてくれたり、特定のアイテムを渡すと助けてくれたりもする。対象アイテムは街の中に落ちてたり、落ちてる空き缶なんかをゴミ箱に入れたりするとゲットできたりする。だからまぁ、やっぱ探索が正義のゲームなんですよ。
さらに街で見つけたカプセルなどから猫用の帽子をゲットすることもあり、外見をカスタマイズ可能。製品版ではフォトモードを「絶対つける」(開発者談)そうなので、ぜひ楽しみに待ちたい。
興味津々に接してくる飼い犬氏。
猫帽子はいろいろ。フォトモードが楽しみですのう。
“日本のそこそこの街”感がすごくいい
さて本作、実際にプレイしてみて感じたのは、東京をモチーフにしたらしい街の作りが本当にそれっぽいこと。思わず開発に「コレ、本当に俺の知ってる東京ですよ!」と伝えたぐらいだ。
海外開発のゲームの日本って、(本人たちは大真面目でも)どこかごった煮アジアンになってしまったりするけど、道端の三角コーンとか自販機の横のゴミ箱などのちょっとした小物までちゃんと力が入っていて、総武線とか井の頭線沿いあたりの「高架のあるそこそこの街」感がハンパない。
同じく猫を主人公にしたアクションアドベンチャー『Stray』も猫ゲーとしてのレベルは高かったけど、オープン構造のマップでの自由な探索や、ユルくて気ままな猫ライフを過ごしたいなら断然こちらが本命という出来になっているので、猫派の人は完成を期待して待つといいだろう。
写真を撮られたりすることも。人間チョロいなー。
...以下引用元参照
引用元:https://www.famitsu.com/news/202306/14306051.html