2023年6月22日に発売予定のプレイステーション5(PS5)用ソフト『ファイナルファンタジーXVI』(FF16)。2023年6月17日に、公式生放送“発売直前情報総まとめスペシャル生放送”が配信された。
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本番組では、『FF16』の魅力や体験版のフォローアップなど、気になるポイントを『FF16』開発陣が紹介。実機プレイを交えながら、ふたつのプレイモード“アクションフォーカス”、“ストーリーフォーカス”の違い、世界をより知る機能“アクティブタイムロア”、やり込み要素となる“アーケードモード”など、本作の特徴的なシステムが解説された。出演者は以下のとおり。
●出演者
吉田 直樹氏(プロデューサー)
高井 浩氏(メインディレクター)
前廣 和豊氏(クリエイティブディレクター&原作・脚本)
マイケル・クリストファー コージ フォックス氏(ローカライズディレクター)
皆川 裕史氏(アートディレクター)
鈴木 良太氏(コンバットディレクター)
祖堅 正慶氏(コンポーザー)
鈴木 健夫氏(シネマティックマネージャー)
※高井氏の“高”の字は、正しくははしごだかです。
『FINAL FANTASY XVI』発売直前!情報総まとめスペシャル生放送
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気になる質問に開発者自らが回答
カットシーン多くない? 日本語のリップシンクがなぁ…… フレームレート落ちるよぉ ブラーとカメラがキツイよ! バトル単調じゃない? ミニマップ欲しかった! コンフィグももっとしたい! 急にPS5本体が止まっちゃう! 壊れそう! やっぱり画面暗いんだけど!?
気になる質問に開発者自らが回答
番組では、体験版を配信後に寄せられた意見に開発者自らが答えるコーナーも。寄せられた意見とおもな回答のまとめを紹介する。読みやすさを高めるため少なからず編集を加えてあるので、その点にご留意いただきたい。
カットシーン多くない?
体験版はゲーム序盤ということもあり、世界情勢や伝えていかないといけないことが多く、カットシーンの比重が高い
徐々に(カットシーンが)体験版の“召喚獣アクション トライアル”ぐらいの頻度になる
物語の節目では長いカットシーンが入ることもある
RPGを進めるうえで“町のNPCに話しかける”といった要素を、演出にこだわり、ほとんどをカットシーンにしている
そのため、NPCと話しかけるといったことは比率としてかなり少ない
カットシーンという部分だけ切り出したら長いとは思うが、見応えのあるものになっている
物語にはこだわっている。物語に集中していただければ気にはならなくなると思う
配信で見ているとストリーマーもカットシーンに集中してしまうケースが多く、視聴者とのやり取りにならず長く感じるかもしれない。お気に入りのストリーマーと『FF16』を楽しむときは、いっしょに映画を見ている感覚で語り合いつつ視聴してもらえると見かたも変わってくると思う
日本語のリップシンクがなぁ……
これはごめんなさい! 議論はしたが、作業量が多く、どうにもならなかった
今回は“フェイシャルキャプチャ”という技術を使い、俳優(声優)さんの声だけでなく、顔の演技もデータ化している
口だけ日本語のボイスに合わせてAI処理するのも試したが、口は動くものの、表情や演技が動かせず、すべて手作業でやるしかなかった
カットシーンは表情が大事で、中途半端な状態にしたくないという思いがあった
声優さんの表情をそのまま使うのではなく、クライヴらしさ、ジルらしさを出すためにアニメーターにひとつひとつ調整してもらった
壮大なシナリオの最後まで詰め切れるようにと考えた結果
今回はキャラクターを骨格から作っている。日本人の身振り手振りは日本風になってしまうから、それに適用させると浮いてしまう
あくまでこの世界、この物語を徹底的に再現するためにやってきたので、ご理解いただけると助かる
画がリアルになったので、(変に対応すると)嘘っぽくなってしまう。口と表情が合わないのがわかってしまう
洋画を見ているような感覚でゲームを遊んでいただければ
フレームレート落ちるよぉ
よりよくするためのアップデートは適宜行っていく
バトル中は安定しているが、とくに街中で表示するキャラクターが多い場所でフレームレートが落ちてしまう
配信で観るきれいさと実際にプレイするきれいさは相当違う。PS5をお持ちの方、新たに購入する方は体験版で確認してほしい
エフェクト映えするように背景の色を落としたが、それ(配信だとその影響)が強く出ているかも
ぜひ大きいモニターで遊んでほしい
ブラーとカメラがキツイよ!
追加の検討を開始している
ブラーの値を任意の値に変更、ブラーのオフをするという作業の見積もりを始めている
カメラ速度の調整項目の追加、カメラの自動追尾機能のオフも検討中
フィードバックを受けてアップデートしていくので、今後もフィードバックをお願いします
バトル単調じゃない?
サポートアクセサリの付け外しをして好みを探ってくれると
“召喚獣アクション トライアル”で魅せプレイにこだわりだすと、いろいろなことができる。ぜひ試してほしい
コンバットディレクターの鈴木氏のSランクのリスキーモブに挑む動画も見てほしい
体験版で遊べる召喚獣バトルは最序盤のもので、シンプルなもの
ストーリーに没入して、一切ロードなく戦闘に入り、最強の音楽で盛り上げ、PS5のハプティックフィードバックで体感する衝撃などを含めてゲーム体験として作っている
再序盤の召喚獣バトルで何度もゲームオーバーになるような心を折りにいくような難度のバトルは実装したくなかった
ゲームを進めるとどんどんすごいことになってくる。クライヴを操作しているのと変わらないぐらいに
物語を進めていくとなぜそうなるかもわかるので、本編も引き続きプレイしていただけると
ミニマップ欲しかった! コンフィグももっとしたい!
ミニマップは協議したうえで実装しなかった
(実装すると)ミニマップを見て進むだけというプレイになりがちで、没入感が落ちてしまう
後々、探索フィールドが出てくる。体験版以降のフィールドではタッチパッドでエリアマップが表示でき、目的地を確認しながら進むことができる
ステージで進む方向をわからなくなったら、L3ボタンを押せば進むべく方向を示してくれる機能もあるので活用してほしい
キーアサインを自在に変えたいという要望に対しては、検討させてもらいたいと思っている
すべてのパターン配置を自由に切り替えるのはデバッグを含め、かなりの工数が必要になるので、先に別のパターンを追加したい
ターゲットロックの切り替えは、ロック状態でR3ボタンを押せば切り替えられる。ここはゲーム内に説明が入っていなくてごめんなさい
ロック切り替えの設定を変えたいという要望に対しては、検討したい。ただカメラが暴れる問題があるので、それを加味しつつ、いろいろな方の意見に対応できるような形を模索したいと思っている
急にPS5本体が止まっちゃう! 壊れそう!
現在、SIEと連携して調査中だが、いまのところ発生頻度はかなり低く、ゲーム側のバグではなさそうかもという状態
PS5本体のトラブルシューティングがSIEのサイトにあるので、記載されている対処方法も確認してほしい
とくにPS5購入後から時間が経っている人は、本体ファン周辺の埃を掃除してみてほしい。それで改善したという報告もいただいている
やっぱり画面暗いんだけど!?
『FF16』はHDRモニターに最適化しているところが強い
TVやPCモニターにはHDRとSDRが混在している
PS5はHDR出力に対応したゲームマシン。『FF16』もHDRに合わせてライティングなどを調整している
『FF16』はSDRでもギリギリ黒が潰れないような調整をしている
ただし、HDRモニターよりも暗く映りがちなので、ゲーム内のコンフィグの明るさの項目を最大値まで上げていただいたほうがよりストレスなく遊んでいただけるかなと思う
吉田氏からHDR、SDRの説明も
さらに、使用しているモニターがHDR、SDRかをチェックする方法も紹介
・『FF16』では明るい場所で眩しすぎないような調整を皆川氏がしている
・体験版で遊べる“ノルヴァーン砦”はゲーム中でも屈指の暗いステージ
・全編を意図的に暗く絞っている部分はあるが、バトル、ボス戦がある場所は明るめのチューニングをしている
・SDRモニターでもTV側の明るさを調整することも検討してほしい
・ゲームを遊ぶときは“ゲームモード”にしてほしい。断然美しく、快適に遊べるようになる
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[2023年6月18日1時45分修正]
一部誤植を修正しました。
...以下引用元参照
引用元:https://www.famitsu.com/news/202306/17306554.html