2023年6月16日に龍が如くスタジオの最新情報を発表するイベント“RGG SUMMIT SUMMER 2023”が開催されました。
広告
同イベントには、龍が如くスタジオ代表の横山昌義氏や、『龍が如く7外伝 名を消した男』(『龍が如く7外伝』)に出演する黒田崇矢さん、本宮泰風さん、山口祥行さん、ファーストサマーウイカさん、そして『龍が如く8』に出演する中谷一博さんなど、豪華キャストが登壇。
公開されたトレーラーの解説やキャスト陣から役を演じてみた感想が語られるなど、終始笑いの絶えない内容となったRGG SUMMIT SUMMER 2023のリポートをお届けします。
関連記事
『龍が如く7外伝』&『龍が如く8』開発陣インタビュー。豪華キャスティングやバトルシステム、新映像の裏側などを直撃
“RGG SUMMIT SUMMER 2023”にて続報が発表された『龍が如く7外伝 名を消した男』、『龍が如く8』について、龍が如くスタジオ代表・横山昌義氏をはじめとした開発陣へのインタビューをお届け。
『龍が如く7外伝 名を消した男』(PS5)の購入はこちら (Amazon.co.jp)
『龍が如く7外伝 名を消した男』(PS4)の購入はこちら (Amazon.co.jp)
『龍が如く7外伝 名を消した男』キャスト陣が役の印象や収録秘話を語る
まずは横山氏が登壇。公開済みの1stトレーラーに加えて、新規のプレイ映像とともに『龍が如く7外伝』の舞台やバトルシステムについて解説が行われました。
本作の特徴となるのがふたつのバトルスタイル。ひとつめの“応龍”スタイルは、桐生一馬らしい強打・打撃がおもな攻撃手段となっています。
“RGG SUMMIT SUMMER 2023 / 龍が如くスタジオ新作発表会”より引用
そして、もうひとつが本作から新たに登場するスパイアクションをテーマとした“エージェント”スタイル。こちらはワイヤーやドローンなどのガジェットを使用したアクションとなっているそうで、プレイ映像では、桐生がタバコを投げ捨て、その吸殻が爆発するというシーンもありました。
こうした『龍が如く7外伝』のバトルアクションについて、横山氏は「『龍が如く』を作るときに大事にしているのは“街で遊ぶ”ということ。戦闘で言うと、いままで自転車や看板を武器にして戦うシステムはありました。今回はワイヤーでオブジェクトを手元に持ってこられるようにしてありますので、さらに戦略性が広がると思います」と語りました。
“RGG SUMMIT SUMMER 2023 / 龍が如くスタジオ新作発表会”より引用
そして話は『龍が如く7外伝』の舞台へと移ります。本作の舞台となるのは、大阪“蒼天堀”。これまでのシリーズ作品でも何度か舞台となった街です。
映像では“蒼天堀”のメインストリートや、大阪城のような何かが映し出されています。
なぜ本作の舞台が大阪“蒼天堀”という質問に対して、横山氏は「大阪は日本最大の極道の本拠地だからです。これがどうストーリーに繋がってくるのかは今後追って発表できればと思います」と答えました。
“RGG SUMMIT SUMMER 2023 / 龍が如くスタジオ新作発表会”より引用
続いて、『龍が如く7外伝』に出演するキャスト陣が続々と登壇。それぞれ役を演じてみた感想や、収録中のエピソードなどを語ってくれました。
“RGG SUMMIT SUMMER 2023 / 龍が如くスタジオ新作発表会”より引用
最初に登場したのは本作の主人公・桐生一馬を担当する黒田崇矢さん。「これは毎回思っていることですが、これで桐生を演じるのは最後かなと思って演じるんですよね。桐生が好きなので、また桐生一馬の人生を演じられるということに、純粋な喜びがわき上がってきて、オファーをいただいたときはうれしかったです」と、当時を振り返っていました。
じつは、『龍が如く7外伝』の収録は『龍が如く8』よりも後だったそうです。横山氏が「時系列的には過去に遡っての演技になりましたが、ごっちゃになりませんでしたか?」と質問すると、黒田さんは「『龍が如く0』も過去のお話でしたし、役の若かりしころを演じるというのは役者や声優にとってもおもしろ味を感じる部分だと思いますし、僕もおもしろかったです」と回答していました。
つぎに登場したのは八代目近江連合直参渡瀬組若頭補佐の獅子堂康生を演じる本宮泰風さんと、八代目近江連合直参渡瀬組若頭の鶴野裕樹を演じる山口祥行さん。
“RGG SUMMIT SUMMER 2023 / 龍が如くスタジオ新作発表会”より引用
“RGG SUMMIT SUMMER 2023 / 龍が如くスタジオ新作発表会”より引用
ふたりは、任侠ドラマ『日本統一』にも出演していますが、同作で本宮さんが演じている氷室蓮司とは違い、獅子堂康生は暴れん坊気質なのだそうで、そういった違いも楽しめたと収録を振り返っていました。
また、本宮さんは『日本統一』の総合プロデュースも務めています。制作側の視点から見た『龍が如く』シリーズについて、「長く続いているシリーズに共通しているのは、作る側の人間が作品を愛しているということ。今回『龍が如く』に関わらせていただいて、横山さんをはじめとする制作スタッフの方々から作品に対する愛を感じました」とコメント。
山口さんが演じる鶴野裕樹も『日本統一』で演じている田村悠人とは真逆で、冷静沈着なキャラクターのようです。本宮さんと山口さんのふたりが演じているキャラクターが真逆の性格になるとのことなので、『日本統一』のファンにとっても楽しみな部分ではないでしょうか。
ちなみに本宮さんと山口さんはいっしょに仕事をすることが多いこともあり、かなり仲がよさそうな様子。イベント中にもコメントを求められた山口さんが本宮さんに耳打ちをして、本宮さんが代弁するという微笑ましいやり取りもありました。
鶴野裕樹のセリフ量は主人公の桐生を超えるほど多かったそうで、山口さんは「台本をいただいたとき、横山さんに“大丈夫かな?”と聞きました」と当時の心境を明かしていました。また「ふだんは暴れん坊な役をやっているので、オファーをいただいたときには、もしかしてモーションキャプチャー要員で呼ばれたのかなと思ってしまいました」とオファー時のエピソードも語られました。
最後に登場したのは“蒼天堀”でなんでも屋として活動している赤目役のファーストサマーウイカさん。
“RGG SUMMIT SUMMER 2023 / 龍が如くスタジオ新作発表会”より引用
ウイカさんは『龍が如く7』でシリーズを初めてプレイして、生きる希望と思えるくらいドハマりしたそうで、作品に対するアツい想いを語ってくれました。その中でも印象的だったのが、ウイカさんが事務所にも黙って応募していたという生キャバ嬢オーディションのエピソード。
関連記事
『龍が如く7外伝』生キャバオーディションをリポート。2次審査に進んだのはkson、うんぱい、ファーストサマーウイカたち。女装での参加者も!
2023年1月22日(日)、“『龍が如く7外伝 名を消した男』生キャバオーディション”の2次審査がセガ・大崎本社にて行われた。本稿では、ksonさん、うんぱいさんといった人気インフルエンサーやアイドル、現役キャバクラ譲らが参加したオーディションの模様をお届け。
じつはオーディションの時点で、すでに事務所には赤目役のオファーを出していたようですが、まだウイカさん本人にまで話がいっておらず、いったんふつうにオーディションをすることになったそう。その結果、「キャバ嬢ではないかな」という判断で、『龍が如く7外伝』に赤目役として出演することが本決まりしたとか。筆者の個人的な意見としてはキャバ嬢役のウイカさんも見てみたかったです。
また、ウイカさんはゲームを純粋に楽しみたかったようで、「役者としてはよくないかもしれないですが」と語りつつ、自分が出演する部分以外の台本はなるべく見ないようにしていたという、ファンならではの悩みを明かしていました。
さらに、それに対して横山氏が「ここは『龍が如く8』に繋がるところで……とか言うと、ウイカさんは毎回耳を塞いでいました」と語るほど、作品の発売をファンとしても楽しみにしている様子。
そして、『龍が如く7外伝』パートの最後には八代目近江連合直参鬼仁会会長の三代目 西谷誉を演じたキム・ジェウクさんからのビデオレターが公開されました。
“RGG SUMMIT SUMMER 2023 / 龍が如くスタジオ新作発表会”より引用
『龍が如く0』にも同名のキャラクターが登場していましたが、横山氏によると、この西谷誉は同一人物ではないとのこと。西谷誉という名前はいわゆる渡世名で、現在の西谷誉も前任者から受け継いだものと補足がありました。
そんな西谷誉の立ち位置については、横山氏は「どう考えても敵でしょ。(トレーラー内で)“お前の名は?”とか聞いといてじゃあ飲みに行こうか、なんてならないでしょうから。でも、敵だと思っていた人が味方だったり、裏切っていたりというのは『龍が如く』シリーズではお得意ですから。そのあたりはいまは語りませんが、ストーリーを伝えるときなどに感じていただければ」とコメントしていました。
“RGG SUMMIT SUMMER 2023 / 龍が如くスタジオ新作発表会”より引用
キャスト陣が『龍が如く』の魅力を語る
生放送終了後の囲み取材で『龍が如く』の魅力について聞かれた本宮さんは「街の中で思いきりケンカできること」と回答。続けて、山口さんはこれまでにも著名な俳優陣が出演していることに触れながら、「偉大な先輩をゲームの中でぶっ飛ばせるところ」と答えたものの、少ししてから「今回は逆に自分たちがぶっとばされちゃうと思うとすごく怖い(笑)」とコメントしていました。
同じ質問に対して、ウイカさんは「自分の顔や声がそのままゲームになるというのはうれしくないですか。これも魅力ですよね」と熱弁。その後、「先ほど黒田さんが“いつも最後だと思って演じている”とおっしゃっていましたが、私も今日死んでもいいという覚悟で気合いを入れてきました。いや、『龍が如く7外伝』も『龍が如く8』もプレイしたいのでまだ死にたくはないんですけど(笑)」と本作にかける想いと『龍が如く』シリーズへの愛を改めて語っていました。
『龍が如く8』ダブル主人公が恋バナをするシーンが公開
『龍が如く7外伝』の発表が終わり、続いて『龍が如く8』へと移ります。横山氏、黒田さんといっしょに登場したのは、春日一番を演じる中谷一博さん。
“RGG SUMMIT SUMMER 2023 / 龍が如くスタジオ新作発表会”より引用
話題はさっそく先日公開されたトレーラーの内容に。ビーチに全裸で放置された一番について、横山氏は「『龍が如く7』でも彼は裸でゴミ捨て場に捨てられたところから成り上がるというストーリーでしたが、毎回この人はこんな感じなんですかね。ビーチは海外ですよ。これを江ノ島と言うつもりはないので」とコメント。
“RGG SUMMIT SUMMER 2023 / 龍が如くスタジオ新作発表会”より引用
じつはこのトレーラー、PV用に編集されたものではなく、ゲーム内で流れる映像をそのまま使用しているとのこと。ちなみに、このシーンの音声を収録するときは、まだ映像がなかったそうですが、中谷さんは「もちろん僕自身はちゃんと服を着て収録に挑みましたよ」と答え、会場の笑いを誘いました。
また、ダブル主人公を務める桐生一馬と春日一番の会話シーンが新たに公開されました。
“RGG SUMMIT SUMMER 2023 / 龍が如くスタジオ新作発表会”より引用
会話の流れからして、一番が向田紗栄子にプロポーズして撃沈したように見えましたが、果たしてどうなのでしょうか。なお、このシーンの収録も映像がない状態で行われたそうですが、黒田さんは「一番ならこういう動きをつけながらしゃべっているんだろうなというのが容易に想像できたので、そこまで難しくはなかったですね」とコメントしていました。
つぎに大きな発表があるのはRGG SUMMIT FALL 2023
本イベントの最後には、“RGG SUMMIT FALL 2023”の開催が発表されました。
“RGG SUMMIT SUMMER 2023 / 龍が如くスタジオ新作発表会”より引用
“RGG SUMMIT FALL 2023”では、『龍が如く7外伝』、『龍が如く8』のさらに詳しい情報が発表されそうなので、続報に期待したいです。
『龍が如く7外伝』は2023年11月9日発売予定。そして『龍が如く8』は2024年上旬に発売予定。
“RGG SUMMIT SUMMER 2023 / 龍が如くスタジオ新作発表会”より引用
『龍が如く7外伝 名を消した男』(PS5)の購入はこちら (Amazon.co.jp)
『龍が如く7外伝 名を消した男』(PS4)の購入はこちら (Amazon.co.jp)
...以下引用元参照
引用元:https://www.famitsu.com/news/202306/24306545.html