2023年6月30日に発売予定のNintendo Switch向けソフト、『超探偵事件簿 レインコード』(以下、『レインコード』)。雨が降り続く奇妙な街“カナイ区”を舞台に、記憶喪失の探偵見習いユーマ=ココヘッドと、彼にとり憑いた死に神ちゃんが数々の未解決事件に挑む。
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本作は、『ダンガンロンパ』シリーズを生んだトゥーキョーゲームスの小高和剛氏、 小松崎類氏、高田雅史氏が手掛ける最新作にして、スパイク・チュンソフトとのタッグによる完全新作のダークファンタジー推理アクションだ。
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『ダンガンロンパ』好きとして知られる声優の夏川椎菜さんが、『レインコード』にチャレンジ! 体験している模様とプレイ後に実施したインタビューをお届け。なお、ネタバレは避けているので、まだプレイしていない人も安心して読み進めてほしい。
夏川椎菜(なつかわ しいな)
1996年7月18日生まれ。千葉県出身。代表作は『ハイスクール・フリート』(岬明乃役)、『アイドルマスター ミリオンライブ!』(望月杏奈役) など。ユニットTrySailやソロアーティストとしても活動中。オフィシャルブログ:https://ameblo.jp/natsukawashiinablog/
名探偵の夏川さんが“連続密室殺人鬼クギ男”の事件に挑む!
今回、夏川さんが体験したのは、1章の“連続密室殺人鬼クギ男”の事件。1章のストーリーは、カナイ区で有名な“怪人クギ男”の都市伝説の内容に酷似した密室殺人事件が、連続で巻き起こる……というもの。
都市伝説によると、憎い相手の名前を札に書き、その人物に見立てた人形とともに教会裏の森の木に打ち付けておくと、怪人クギ男がその相手を殺してくれるという。
本作は、3Dで再現されたカナイ区で事件を調べる調査パートと、 事件の謎を解き明かしながら真相を追求する謎迷宮パートをプレイしてストーリーを進めていく。
調査パートでは、洋館と美術館で発生した密室殺人事件の調査に挑戦。1章では、超探偵・ハララ=ナイトメアがユーマのパートナーになってくれる。超探偵たちは特別な探偵特殊能力を持っており、ハララは“過去視”が使える。この能力を使えば、過去に起きた連続殺人事件の第一発見時の現場を調査できるのだ。
過去視の能力を使って死体を発見した夏川さんは、「うわー! うわー! うわー! 『ダンガンロンパ』だ!」と、ピンク色の血(※『ダンガンロンパ』シリーズでは、犠牲者の血がピンク色で表現される)に大興奮!
事件現場を調査しながら、「(現場で見つけたものは)事件に関係ないのかな……」、「犯人はめちゃくちゃ几帳面じゃないの?」と、推理を堪能しているようだった。
夏川さんは、ユーマにとり憑いた死に神ちゃんもお気に入りの様子。死に神ちゃんの自由奔放な姿を見るたびに、「リアクションがかわいいー!」、「ついつい見ちゃうな~、死に神ちゃん」、「いいキャラしているな~」と感嘆の声が。「(死に神ちゃんの)表情イラストと3Dモデルがリンクしているのもいい!」と、細かいところもお気に入りだった。
続いては謎迷宮パートへ。謎迷宮は、現実世界で起きた事件の謎が具現化した場所。この謎迷宮で出題される数々の謎を解きながら内部を踏破すれば、現実世界からでは解決が困難な事件の真相を解明できるのだ。
『ダンガンロンパ』好きなだけあって、名推理でつぎつぎと謎を解明してく夏川さんだが、ときにはミスすることも。推理に熱中するあまり、「あれ、違うのか……」、「あー、わかったわかった!」、「やっぱり違うじゃ~ん!」と、声を上げながらプレイしている姿が印象的だった。
約2時間の体験はあっという間に終了。まだまだ遊び足りない様子の夏川さんに、ゲームの感想を伺った。
ひと足早く『レインコード』を体験した感想を夏川さんに直撃!
――『ダンガンロンパ』ファンとして『レインコード』はずっと注目していたのですか?
夏川もちろんです! 『ダンガンロンパ』はシナリオがすごく好きなのですが、『ダンガンロンパ』チームの新作ということで早くプレイしたいと思っていましたし、やっと新作が遊べるんだって気持ちで発売を楽しみにしていました。
――1章を2時間ほどプレイしてみていかがでしたか?
夏川1章なので、謎迷宮の謎はまだまだ解けるなという印象でした。1章の途中で時間がきてしまいましたが、聞いた話によると今後さらに展開があるようなので、続きをプレイするのが楽しみです。それに1章の事件は、カナイ区を覆う大きな謎にも関わっているんだろうな、いろいろな伏線が張られているんだろうな、という予感がする内容だったので、とてもワクワクしましたね。
あとは、探偵特殊能力。『ダンガンロンパ』だと“超高校級の”才能があって、さまざまな才能が事件のトリックに使われていたり、解決に役立ったりしたのですが、『レインコード』では探偵特殊能力が登場します。1章のパートナーのハララさんは過去視でしたが、2章以降はどのような能力を使って調査できるのか気になります。
――カナイ区の街の雰囲気はどうでしたか?
夏川細部まで作り込まれていて、マップを自由に歩き回れるのがよかったです。サイバーパンク的な雰囲気もかっこよくて、引き込まれる世界観だなと思いました。
――ユーマや死に神ちゃん、ハララたち登場人物の印象も教えてください。
夏川ボイスつきでずっとしゃべってくれるので、キャラクターに親しみを持ちやすかったですね。1章に登場したメンバーの中だと、死に神ちゃんのキャラが立っていて、とくによかったです。マスコットのようなキャラクターがいるのも『ダンガンロンパ』チームの作品の特徴だなと思いますが、死に神ちゃんが今回その枠なのかな。
でも、みんな謎が多いですよね。死に神ちゃんもそうですが、ハララは男性か女性かわからないし、主人公のユーマも記憶喪失で……。『ダンガンロンパ』ファンからすると、主人公は絶対大きなヒミツがあるんじゃないかと疑ってしまう(笑)。
――確かに(笑)。
夏川しかもユーマは、伝統の“触覚キャラ”(※『ダンガンロンパ』シリーズの主人公は、触覚のようにアホ毛が立っている)でしたし……。ユーマや超探偵たちのほかにも、事件の容疑者や犠牲者、謎怪人と多くのキャラクターが登場するので、今後どんなキャラクターと出会えるのか、楽しみになりました。
――調査パートや謎迷宮パートを体験した感想もお聞きしたいです。
夏川1章では、ハララの過去視の力を使って新たな証拠が出てきたりしたので、探偵特殊能力を使って事件を調査するおもしろさを体験できましたし、3Dで再現された事件現場を調査できるのも印象的でした。事件現場の雰囲気がわかりやすかったですし、歩き回って調査するのは新鮮でした。
――謎迷宮パートはいかがでしたか?
夏川『ダンガンロンパ』シリーズは、事件を解明する学級裁判にアクション要素が取り入れられているのが、遊んでいておもしろかったですし魅力的でした。『レインコード』も謎怪人と戦う推理デスマッチや、アクション性を取り入れたさまざまな謎解きがあったので、『ダンガンロンパ』のように楽しめましたね。
――ほかにも『ダンガンロンパ』ファンにオススメできるポイントを教えてください。
夏川『ダンガンロンパ』シリーズの魅力はいろいろありますが、キャラクターを好きなファンは多いと思います。魅力的な登場人物たちがつぎつぎと事件に巻き込まれて、犠牲者になったり、クロ(※犯人)になったりするのが、多くのファンの心に刺さっているのかなと思うのですが、『レインコード』でも似たような感動を味わえるんじゃないかな。
1章を断片的に体験しただけでも、死に神ちゃんやハララはとても魅力的なキャラクターだと思いましたし、私はまだ出会っていませんが、個性豊かな超探偵たちが登場するので。キャラクターとのやり取りも豊富だったので、コミュニケーションも楽しめると思います。
あとは事件ですね。『ダンガンロンパ』は事件が二転三転し、解決したと思ったらまだその先があって、学級裁判で明らかになる真実が衝撃的でした。1章の謎迷宮も、謎を解き明かしていくなかで、新たな事実が判明して事件の真相が少しずつ明らかになっていくので、『ダンガンロンパ』らしさがあってファンとしてはうれしかったです。
――1章をプレイして、とくに印象に残っているシーンはどこですか?
夏川死に神ちゃんとハララが、なんでも足で開けちゃうところ(笑)。扉や宝箱をキックして開けちゃうシーンは、ツッコミどころがあっておもしろかったです。
あと、謎迷宮の内部も印象的でした。背景をよく見ると、首をつっているような人がいたり、木に人形が刺さっていたりして……。謎迷宮の背景に犯人の思想みたいなものが隠れているように見えましたし、逆に思想に証拠を隠して隠滅しているのかなって深読みもできて。不気味さ、異様さがビジュアルに可視化されていて、謎迷宮の世界観は好きでしたね。
――謎迷宮の世界観は独特ですよね。最後に、本作の発売を楽しみにしているファンに向けてメッセージをお願いします。
夏川『レインコード』は、長い時間、じっくりと楽しめるゲームだと思いました。『ダンガンロンパ』をプレイしていたときのワクワクを体験できたので、当時のことを思い出しながら楽しめると思いますし、『レインコード』で新しい世界を作っていくんだなというのも実感できたので、ぜひ多くの人に私と同じ気持ちを味わってほしいなと思います。
...以下引用元参照
引用元:https://www.famitsu.com/news/202306/29307296.html