オーイズミ・アミュージオより2023年7月20日に発売される、プレイステーション5、プレイステーション4用国内版ソフト『Evil West』(開発はFlying Wild Hog)。
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本作はアメリカ西部を舞台に、“もし西部劇に吸血鬼がいたら?”のようなテーマで、ファンタジーと西部劇が入り混じる架空の時代を描いたアクションゲーム。プレイヤーは最後の吸血鬼ハンターであるジェシー・エンティアを操作し、アメリカ各地を転々としながら、大いなる謎と脅威に立ち向かっていく。
本記事では本作のおもなゲームシステムと、詰め込まれた高いアクション性について解説しよう。
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※本記事はオーイズミ・アミュージオの提供でお送りします。
自由度の高いアクションが特徴
ゲームは章区切りで分かれたステージクリアー型で、各ステージを最後まで進めると物語が進行していくシンプルなシステム。
道中謎解きなどもあるが基本的には簡単なものが多く、探索要素もそれなりにあるがやり込まなければ比較的シンプル。基本的には道なりに進み、敵が現れるシーンではバトルをくり広げる、というシステムになっている。
主人公のジェシー・エンティア。
相棒のエドガー・グレイブノアとともに怪物たちとの戦いをくり広げる。
また、敵を倒すなどして得られる経験値によるレベルと、探索やレベルアップで得られるお金の要素があり、どちらもジェシーの成長要素につながっている。
ゲームシステムはシンプルだが、アクションの幅は非常に広い。先に言うと、本作はあらゆる攻撃手段が存在するが、どう立ち回るかはプレイヤーの自由というゲーム性になっている。
装備アップグレードにはお金を使用する。
アクションをゲットできたり、今日かできるパークはレベルアップ時に得られるポイントを消費して解放していく。
ジェシーは、成長を重ねれば最終的に超万能型の性能となる。一部の敵は“こう対処すべき”と有利に立ち回れる戦法があるにはあるが、どう攻撃しても攻略できるようなアクションの自由度の高さが、本作最大の特徴と言えるだろう。
取得したアップグレード、パークの振り直しも可能だ
お金はおもに探索で手に入る。
ステージ中にはさまざまなギミックが用意されている。
ジェシーの基礎アクション
ここから各アクションについて解説するが、紹介するのは中盤くらいまでの一部のシステム。成長やゲーム進行で、さらにアクションが増えていく。
また、あまりにもアクションが多いので「複雑そう」と思われるかもしれないが、本作はゲーム進行とともに段階を経て新アクションが解放されていく。いきなり全アクションをつかいこなすことを要求されるわけではない。ひとつずつ自然と覚えていけるだろう。
パンチ攻撃(R1ボタン)
攻撃の基本となるのが、刃などが付いた手甲“ガントレット”によるパンチ攻撃(R1ボタン)。ボタン連打でコンボ攻撃がくり出せるほか、左スティックを前に入れながらくり出すと突進パンチ“ヒーロー・パンチ”もくり出せる。また、R1ボタン長押しで、敵を空中に浮かせる“アッパーカット”も使用可能。
パンチ攻撃は比較的素早く攻撃でき、かつ攻撃自体の範囲は横にも広いので、複数の敵をまとめて殴ることも可能だ。
アッパーカット後、空中に浮かせた相手を殴り続ければ空中コンボになるし、空中に浮かせた相手を後述する拳銃類で撃ち抜くのもアリ。成長させていけば、敵を浮かせた状態で効果を発揮する能力も得られる。
接近戦では、多彩なパンチアクションがジェシーの基本攻撃となっている。
キャノンボール((進行方向+R1ボタンを長押しし続ける)
アッパーカット時に進行方向とR1ボタンをさらに長押ししていると、敵を吹き飛ばす“キャノンボール”をくり出せる。アッパーで浮いた敵をジェシーが追撃し、敵をキャノンのように射出。吹き飛ばした敵をフィールドの危険物や、さらにほかの敵へ当てれば、絶大なダメージが与えられる。
アッパーカットで……
浮いた敵へそのまま追撃。
吹き飛んだ敵がドーンッとオブジェクトにヒットし、大ダメージ。
フィニッシング・ブロー(R1ボタン)
敵の体力を減らしたのち、黄色く光った状態でパンチ攻撃を仕掛けると、トドメの一撃となる“フィニッシング・ブロー”が発動。敵をさまざまなアクションで処刑してくれる。このアクション中は、完全無敵。
フィニッシング・ブローで敵を倒すと、“体力ピックアップ”という回復オーブを得られる。敵を処刑しながら体力回復していくのが、本作の攻略の鍵となっている。
トドメの一撃はモーションも多彩。槍を持っている敵から槍を奪い……
ズバッと脳天直撃。
倒すと回復オーブが出現(画面中央)。体力が減っていたらそのまま取得し、体力満タンの場合は地面に残る。
回避(×ボタン)
×ボタンでは回避行動“エヴァージョン”が出せる。×ボタン1回では短めの距離を回避、×ボタンを2回押しすると遠くへ離れるロール回避が可能だ。
それぞれ無敵時間が存在し、×ボタン1回は隙も少なく、近距離戦で活用しやすい。ロール回避は敵との間合いを離したり、敵の攻撃範囲の広い技を避ける際に使用する。
なお、パンチの動作を中断(いわゆるキャンセル)しながらの回避も可能。ディフェンスに関するアクションはほぼ回避に寄ったゲームなので、ある意味超重要なシステム。
左から敵の攻撃が来たので……
グルっとロール回避。
キック(R3ボタン)
R3ボタン(右スティック押し込み)で蹴りをくり出す“キックオフ”は、敵の一部攻撃を中断できる性能を持つ。敵が攻撃を出すときに光っている攻撃がある。光っているあいだはこちらが攻撃をしても怯まない(いわゆるスーパーアーマー状態)。その光っている瞬間にキックすると、その攻撃動作を止められる。
基本的には回避を使ったほうが安全だが、より有利に立ち回りたい場合は、敵の攻撃パターンを覚えて狙ってみるのもいいだろう。
敵の光った攻撃に……
ドカッとキック。攻撃モーションを止められる。敵がやや怯むが、チャンスタイムはそこまで長くない。
射撃(R2ボタン)
西部劇らしいリボルバーガン“レンティエ・リボルバー”を、R2ボタンで撃てる。ボタンを押すとジェシーが向いている方向に射撃し、敵が居る場合は自動で狙いを付けてくれる。長押しすると弾切れするまで連射し、自動でリロード。雑に狙うだけで銃撃がヒットするほか、遠距離から近距離まで使用用途がかなり広い。
けん制としてとりあえず撃ち続けるのも強力なほか、アッパーカットからのキャノンボールで敵を吹き飛ばし、その後リボルバーで追撃など、追い打ちやコンボにも使える。
なおゲームを進めていくと、火炎放射器の“スコーチャー”なども撃てるようになる。
射撃はボタンを押し続けているだけでバンバン撃ちまくってくれる。
空中にいる敵を浮かし続けるなどのコンボも可能。
精密射撃(L2ボタン→R2ボタン)
L2ボタンでは、ライフル銃“エンティエ・ライフル”を構えて狙いを付ける、精密エイムが可能。その状態でR2ボタンを押すと、ライフルで射撃できる。
三人称視点シューティング(TPS)のような操作となり、リボルバーよりも威力の高い一撃を放てる。敵の頭を撃ち抜くなどの攻撃ができるほか、上にある鎖を落とすなどのフィールドギミックの発動にも使用する。
上にある鎖を撃って……
道を切り拓くなど、フィールドアクションにもなっている。
さらに本作には“弱点”というシステムがあり、敵の攻撃開始時に黄色い円が出現する場合がある。この円が消える前に精密射撃すると、強烈なダメージを与えたり、ボスの攻撃をくい止めたりできる。
なお、オプションのデフォルト設定になっている“エイムサポート:アシスト”と“ターゲットのロック:オン”は、銃を構えたときに敵や弱点をロックオンするかのように構えてくれる。そのため、コントローラー操作でも弱点はかなり狙いやすい。
こちらもゲームを進めていくと、性能的にはマシンガン的な武器“クロスボウ”などが撃てるようになる。
黄色い円が出現したら……
すかさずL2ボタン。ピタッとロックするので、弱点をすぐに撃てる。
回復(〇ボタン)
〇ボタンを押すと、ガントレットに内蔵された“ヒーリング・ディスペンサーモジュール”が発動し、体力を回復できる。また、発動した瞬間に衝撃波が発生し、敵を少しだけ怯ませられる。
回復後は長いクールタイムが発生。そのため、回復は気軽には使えない。アップグレードで“回復後、5秒間無敵になる”などもあるため、ここぞというときの切り札のような存在だ。
基本は拳と銃!
以上が、ジェシーの基本アクション。ようは接近戦は拳で敵をブン殴り、中距離~遠距離は銃を撃つという感じ。
敵によって立ち回りも異なるが、近距離で回避とパンチを駆使してインファイトを仕掛けてもいいし、ただただ逃げながら銃を撃ち続けてもオーケー。基本アクションだけでも、かなり自由度の幅があることを分かっていただけただろうか。
ジェシーのさらなるアクション
本作はこれらに加えて、さらにまだまだアクションシステムが用意されているのが大きな魅力。基本システムだけでなく、ほかのアクションもすべて強力なので、自分に合った立ち回りを考えてみるといいだろう。
ショットガン(□ボタン)
□ボタンで、前方にショットガン“レンティエ・ブームスティック”を撃つ。ショットガンは近距離高火力武器で、発動したのち長いクールタイムが発生する。いざというときのみに使用する銃だ。パンチ攻撃で怯ませてのショットガンなど、コンボにも使える。
ショットガンはとくにシールドを持つ一部の敵に有効で、シールドを破壊できるほどの大ダメージを与えられる。成長によって使用用途も増えていく、奥深いアクションだ。
シールドを持った敵は、打撃や射撃を防いでくる(ハミ出た身体を撃つ、背後に回って殴る、という攻略法もある)。
ショットガンを撃てば、だいたい一撃で盾を破壊できる。
感電ガード(L1ボタン)
ゲーム序盤で、ジェシーのガントレットがアップグレードされ、電撃系アクションがくり出せるようになる。L1ボタンの“ザッパー・ブロック”は、敵の攻撃を受け止めるようにくり出すと、敵を感電させられる(大型の敵は、また別の条件がある)。
感電状態となった敵は一定時間動けなくなり、下記の“感電コンボ”につなげられる。敵の足止めに使うのもアリ。成長させると一部敵の遠距離攻撃を受け止められるようになるなど、盾にも使える。なお、タイミングよくガードすると、より効果が高くなる。
感電ガード。
攻撃を受け止めると、敵が感電する。
感電コンボ(敵が感電中にR1ボタン連打)
感電した敵を殴ると、ジェシーがパンチ連打を浴びせ続ける“感電コンボ”が発生。大ダメージというほどではないが、安定して高威力のダメージを与えられる。感電コンボ中は無敵ではないが、発動した際に周囲の敵が怯みやすいので、囲まれた状態で使ってもそれなりに安全。
ボスなどの大型の敵は、近接攻撃を当てれば当てるほどに専用ゲージ“スタックインディケーター”が溜まっていく。最大まで溜まったときのみ、感電させられる。大型の敵との戦いでは、感電コンボがボーナスタイムと言えるだろう。
感電中の敵をボコボコとブン殴りまくる感電コンボ。足が止まるので一見隙だらけに見えるが、周囲の敵が怯みやすいので、比較的安全。
ザッパー・プル(L1ボタン+左スティック↓)
敵に向けてL1ボタン+左スティック↓を押すと、“ザッパー・プル”が発動。ジェシーが電弧を放電し、敵を自分の目の前に引っ張り、そのまま感電させる。かなり遠くにいる敵も引っ張ってくれるので、高所にいる敵を地面に引きずり降ろしたり、空中にいる敵を逃がさないようにするなど、使い道は非常に多い。
離れた敵を……
引っ張って自分の目の前に持ってくる。一部敵は、そのまま倒すこともできる。
ザッパー・ダッシュ(L1ボタン+左スティック↑)
敵に向けてL1ボタン+左スティック↑を押すと、ジェシーが敵の目の前まで“ザッパー・ダッシュ”。瞬時に敵へ近づき、目の前の敵を感電させる。ザッパー・プルよりもさらに離れた敵も追ってくれるので、敵さえ居れば超高速でフィールドを駆け巡ることも可能だ。
離れた敵に……
ジェシーが雷電のような姿になり一瞬で近づく。
そのまま敵を感電させる。使い勝手が非常にいいアクションだ。
クリップリング・ロッド(△ボタン)
十字架のような独特の装置“クリップリング・ロッド”を起動し、周囲の敵すべてを一瞬で感電させる(人間の敵には効かない)。敵の動きをすべて止めることができ、そのまま感電コンボなどに持ち込める。発動後は非常に長いクールタイムが発生する。
ボスなどの大型の敵にも、スタックインディケーターを無視して感電させられるほどに強力。そのため、敵に囲まれたピンチの際などに使用する緊急回避手段、といった感じのアクションだ。
十字架のようなガジェットを構えて……。
ピカッと発光! そのまま周囲すべての敵(怪物限定)を感電させる。
エネルギーについて
一部アクションを解放すると、ジェシーのステータスに乾電池アイコンで表示される“エネルギー”の概念が追加される。
エネルギーは近接攻撃やトドメの一撃などで溜まっていく専用ゲージで、一部アクションの発動に使用する。
画面左下の電池アイコンがエネルギー。
クエイク・パンチ(L1ボタン+R1ボタン)
レベルを上げてスキルを習得していく成長要素のひとつ“パーク”のひとつだが、パークのチュートリアルで強制的に取得する技。L1ボタン+R1ボタンを押すとエネルギーを1消費して、前にジャンプしたのち、地面を殴りつける。自身の周囲360度に向けて、大ダメージを与えられる技だ。
エネルギーは消費するものの、当たった敵が大きく吹き飛ぶので敵に囲まれた際に使いやすい。また、敵を倒すとそのまま回復アイテムドロップにつながるので、いざというときの回復手段にもなる。
スーパーチャージ・モード(L3ボタン+R3ボタン)
L3ボタン+R3ボタンを押すと、エネルギーを3つ消費して、7秒間“スーパーチャージ・モード”になる。効果時間中、ジェシーの与えるダメージは大幅にアップし、ジェシーが受けるダメージは減少。
アクションはパンチ攻撃と精密射撃の2種類のみになるが、性能も大幅に変化。パンチ攻撃(R1ボタン)はジェシーが高速移動しながら殴りつける攻撃に。射撃は超広範囲に電撃球を放つ。
ようは“超必殺技モード”といった感じで、ジェシーの切り札中の切り札。困った局面でとにかく使いたいが、エネルギーはかなり溜めにくいので、使用する場合はエネルギーチャージ自体に少しだけコツがいる(近接戦闘を多めにするなど)。
スーパーチャージ・モードは、ジェシーが流れるように電撃パンチを連続お見舞いしていくので、もはや姿が見えないほどに素早い。
移動、引っ張り、電撃と何でもアリ!
基本アクションはおもに攻撃手段だが、ガントレットに“ザッパー”が装着されるとアクションは劇的に変化。とくに“ザッパー・プル”と、“ザッパー・ダッシュ”は非常に強力で、ジェシーの立ち回りの幅を大きく広げてくれる。“感電コンボ”は、決めると弱い敵ならばそのまま倒すことも可能なので、かなり強力だ。
自由なアクションを楽しもう!
ほかにもまだまだ派生アクションはあるが、まずはここまで書いた要素がアクションの基本となる。最初に言ったようにゲーム進行に合わせて段階を経て解放されていくので、ひとつひとつの使い勝手を学びながらゲームを進めていこう。
逆に段階が丁寧すぎて、知らないと序盤は「ただ敵を殴って撃つだけ。このゲームはこれしかやることないの?」思うレベルかもしれないが、進めていくうちにあまりにも広がりすぎていくアクションの幅に驚くこと間違いナシ。
本作は敵の攻撃威力がかなり高く、油断していれば敵にすぐにやられてしまうだろう。また、防御行動もかなり少ない。そのぶん、紹介したように“攻撃”の幅が非常に広く“攻めて攻めて攻めまくることこそが防御”のようなゲーム性になっているのだ。気になる人はそのアクション性を、ぜひ楽しんでほしい。
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...以下引用元参照
引用元:https://www.famitsu.com/news/202307/10307879.html