2023年6月2日に、カプコンより発売された対戦格闘ゲーム『ストリートファイター6』(以下、『スト6』。その追加キャラクター第1弾として、ラシードが2023年7月24日より配信開始となる。
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本記事ではラシードを試遊してわかった、おもなキャラ性能の解説およびプレイリポートをお届け。バーサスモード限定の1時間の試遊だったため細かいところまではわからなかったが、ぜひプレイの参考にしてほしい。最後にはCPU対戦動画+αも公開する。
また、カプコンより公式解説動画もアップされているので、こちらも併せてチェックしてみよう。
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前作より続投の追加ファイター・ラシード
ラシードのおもな特徴
相手を画面端まで運ぶ能力に注目
コマンドリスト
必殺技
スピニング・ミキサー イーグル・スパイク ワールウインド・ショット アラビアン・サイクロン アラビアン・スカイハイ
特殊技
スーパーアーツ
スーパー・ラシード・キック イウサール アルタイル
モダンタイプについて
必殺技ボタン早見表
CPU対戦動画
前作より続投の追加ファイター・ラシード
ラシードは、『ストリートファイターV』(以下、『ストV』)より登場したキャラクター。前作では行方不明となった友人を探しながらも、その陰でうごめく悪の秘密結社・シャドルーとの戦いへ立ち向かっていった。そんな前作でファイターたちの強さの神髄を知りたくなったラシードは、本作ではビデオブロガーとして、ファイターたちの動きを記録しながら戦いをくり広げるようだ。
なお、ラシードはプレイアブルキャラクターとして登場するだけでなく、ワールドツアーモードの師匠としても登場するとのこと。ちなみにラシードは『スト6』にも登場するリーフェンに、『ストV』のストーリーで出会っている。そういった絡みが本作であるのかどうかも、筆者としては気になるところ。
ちなみにタイムアップ敗北では、『ストV』のストーリーにも登場した執事・アザムが現れる小ネタも。
ラシードのおもな特徴
ラシードは飛び道具や突進技など、使いやすい技が各種揃ったハイスタンダードなキャラクター。パルクールの身のこなしと、つむじ風を駆使したアクロバティックなバトルスタイルで、相手に近づく手段を豊富に持っている。前ステップ後、前進し続けるとラシードが走って移動する“ラン”も特徴のひとつ。
また、空中投げや画面端からの脱出などに使える“三角跳び”などを持っていたりと、空中行動が多彩。低空ダッシュをする“ウイング・ストローク”、空中で2段目のジャンプが可能な必殺技“アラビアン・スカイハイ”などを持ち、地上だけでなく空中からの攻めも得意だ。
さらに、必殺技“ワールウインド・ショット”などで地面に気流を残すことができる。残った気流に触れるように必殺技を放ったりすることで、行動の性質が変化するテクニカルな面も持ち合わせている。すべてを使いこなせることができれば、非常に高いポテンシャルを持っているファイターだ。
ドライブラッシュの速度や突進力はDJほどではないが、速くて移動距離が長いため相手に見切られにくい印象。
気流に触れると、技やジャンプなどの性能が変化する。
たとえば前ジャンプなら、通常よりも飛距離の伸びた大ジャンプに変化。
ドライブラッシュ。
速度感は伝わらないと思うが、技を出すとかなり前方向への伸びがいい印象だった。
相手を画面端まで運ぶ能力に注目
ラシードはコンボで対戦相手を画面端まで運ぶ性能に長けている印象で、画面中央から画面端への到達は簡単にできるほか、試したコンボだけでも7割ぐらいは運んで当然。ドライブラッシュを絡めれば、もっと運べそう。
ジャンプ攻撃などから……。
特殊技の“ライジング・キック”&オーバードライブ版“ワールウインド・ショット”で相手が浮いたところに……。
特殊技“ラン”で気流を通り抜けながら……。
ラン中派生技“テンペスト・ムーン”で追撃。これだけで画面中央から画面端まで到達する。
さらにここから追撃も可能。
研究が進めばもしかしたら画面端から画面端まで運ぶのでは、というくらいに運び性能が高い。さすがに端から端まで運ぶメリットは少ない(立ち位置入れ替え技もあるので)とは思うが、コンボの自由度もかなり高い。実戦でどのような活躍を魅せてくれるのか期待しているポイントだ。
画面端からスタートしてみたところ……。
ラン中派生技“テンペスト・ムーン”で追撃まで追えた時点で、ほぼピッタリ画面中央まで運べた。
そこからさらに、スーパーアーツ“イウサール”などでも追撃できた(この状態からさらに追撃が入る)ので、相手を動かす性能はかなり高そう。
コマンドリスト
必殺技
スピニング・ミキサー
回転しながら手刀を叩き込む技。弱の場合は横に突進し、中の場合はナナメ前に飛び、強の場合は上方向に飛び上がる。通常攻撃などからのコンボや、相手がジャンプしてきたときの対空にも使える使用用途の多い技。中と強はガードされると、隙が大きかった。気流があると、回転時間が伸びて威力などが上がる。
オーバードライブ版は、無敵時間が付いているのが特徴。
イーグル・スパイク
蹴りを放つ突進技。おもにコンボで役立つ技。突進速度が速く、奇襲にも使える。中~強版はガードされると隙は大きいが、相手との間合いはそれなりに離れるので、反撃はやや受けにくい(ドライブラッシュなどが必要そうだ)。また、中~強版は相手を大きく吹き飛ばしながら相手の近くに着地するので、この技だけでも相手を運ぶ性能が非常に高い。なお、気流があると、より効果の高い攻撃となる。
オーバードライブ版は、相手をすり抜けるように移動するので、相手との位置を入れ替えながら、さらに追撃も可能。
ワールウインド・ショット
ワールウインド・ショットは竜巻を蹴って飛ばす飛び道具だ。竜巻は空中へ上昇する軌道を描くため、相手にジャンプで回避されにくいのが強み。弱中強で上昇し始める距離が変わるので、撃ち分けが重要だ。ボタンのホールドで竜巻のヒット数が上がるほか、地上に気流を残すことも可能。
オーバードライブ版はホールドせずとも、即座に竜巻のヒット数が上がり気流を作りだせる。気流を絡めたコンボに最適な技だ。
アラビアン・サイクロン
足もとにつむじ風を起こす攻撃技。つむじ風に当たった相手は空中に浮くためコンボ始動技として役立ちそうだ。この技は下記2種類+1種類の必殺技に派生可能。コンボに組み込むことができるほか、派生技に移行するための構えのような使いかたも可能。アラビアン・サイクロンを見た相手からはドライブインパクトで対応される可能性もあるので、派生技は移動のみで投げを狙う、フェイントを掛けるといった駆け引きが生まれる予感。
オーバードライブ版はヒット時に相手が空中に浮くため、コンボ始動技になる。
アラビアン・サイクロン派生技1:ウイング・ストローク
空中に飛び上がったのち突進する、いわゆる低空ダッシュのような技。動作中は、各種空中攻撃がくり出せる。発生コンボに使えるほか、離れた間合いから攻めるときにも使いやすい。
アラビアン・サイクロン派生技2:アサルト・ロール
前転する移動技。下記のアサルト・ネイルに派生できる。移動中は姿勢が低いので、高い位置を飛ぶ飛び道具などは回避できる。そのまま連携からそのまま接近戦に持ち込むことも可能だ。
アサルト・ロール派生技:アサルト・ネイル
コンボの締め技のひとつといった感じで、浮いた相手にアラビアン・サイクロンを当てたり、オーバードライブ版アラビアン・サイクロンで相手が浮くので、そこにアサルト・ネイルを叩き込むといい。また、アサルト・ロールで飛び道具を回避しながらのけん制などにも使えるだろう。
アラビアン・サイクロン。
派生技のウイング・ストローク。低空ダッシュのような挙動で攻めに行ける。ドライブインパクトがあるため対応されやすそうなところ、そのまま着地して投げるのも強そうだ。
アラビアン・スカイハイ
前ジャンプ中のみに発動できる技で、空中で回し蹴りをしたのち、再度ジャンプする。再度ジャンプしたあとは、各種空中攻撃に派生できる。空中の相手にヒットすると敵が少し浮くので、追撃も可能だ。ジャンプ攻撃のタイミングをズラすように使ったりと、イヤラしい攻めが可能だ。ちなみに空振り時などには、後ろにジャンプもできる。
オーバードライブ版は回し蹴りが空中ヒット時、その後に追撃の叩き落とし蹴りが発生し、相手がダウンしたままの状態で目の前に着地。有利な状況を作り出せるが、狙って当てるのはなかなかたいへんそう。
特殊技
ラン
ラシードが前方へ走り続ける。高速で相手に近づくことができるほか、下記2種の特殊技に派生できる。
ラン派生技1:バックアップ
下段のスライディングを放つ。ヒット時は相手との位置が入れ替わる。立ち位置入れ替えや奇襲などに使おう。
ラン派生技2:テンペスト・ムーン
2段の回転蹴りを放つ。気流に触れてから出すと4段技となり、ヒットした相手が浮くので追撃を狙える。
フラップ・スピン
前進しながら2発攻撃する連続技。初段のみ、必殺技での中断(いわゆる必殺技キャンセル)に対応している。
アサルト・ビーク
立ち状態からくり出す、シンプルな中段攻撃。
クレセントキック
前進しながら相手をキックする。ラシードが大きく地上を離れながら放つため、相手の下段攻撃を回避しながら攻撃しやすいのが特徴。
ブリッツストライク
相手を跳び箱のようにして攻撃したのち、ヒットかガードで前方へジャンプする攻撃。ジャンプ後はジャンプ攻撃が可能なので、かなり手前でガードされたら、そのままジャンプして後方から攻める(いわゆる“めくり攻撃”)といった、ガード揺さぶりにも使えるだろう。
手前でガードされても……。
ピョーンと飛び越えて……。
そのまま相手の背中を攻撃(めくり攻撃)。距離が近いと相手を飛び越えてしまうので、狙うのはやや難しかった。
エリアルシュート
垂直ジャンプ中のみ放てる蹴り上げ攻撃。対空技のひとつで、自分よりも上方向にいる敵を迎撃しやすい。
ライジング・キック
パンチとキックの、いわゆるターゲットコンボ。連続ヒットで相手が浮くほか必殺技キャンセルにも対応している。コンボ始動技で、ラシードで与ダメージを稼ぐ生命線のひとつになるだろう。
サイド・フリップ
側転で素早く移動する。相手をすり抜けることができるため、相手の起き上がりに出してガード方向を揺さぶったり、立ち位置の入れ替えも狙える。なお、側転中は無防備。
サイドフリップ派生技:フロント・フリップ
サイド・フリップ後、前方へ大きく飛び上がる。各種空中攻撃が可能で、移動距離の長い前ジャンプ、気流なしで発動する気流付きジャンプといったところ。
三角跳び
画面端でのみ出せる、ジャンプで壁に張り付いてからの追加ジャンプ。動作はややゆったりしているので見切られやすいかも。
スーパーアーツ
スーパー・ラシード・キック
斜め上方向に飛び蹴りをくり出す。地上時に技の出始めが相手にヒットすると追加演出が入り、ダメージがアップ。対空技として使えるほか、コンボにも組み込める使いやすいスーパーアーツだ。
イウサール
巨大な竜巻を設置する。目の前に出た竜巻は一定時間停止後、相手の飛び道具などを防ぎながらゆっくりと前進する。イウサールの竜巻は気流扱いなので、触れると各種気流強化が適用される。イウサールは相手に数発ガードまたはヒットすると消滅する。
そのままヒットさせて気流強化を絡めたコンボに使ったり、竜巻を盾にしながら接近戦に持ち込む、竜巻といっしょに攻めてガードの難しい連携を狙うといった活用方法が考えられる。多彩な立ち回りが可能な、使い手のセンスが問われるスーパーアーツだ。とりあえず出しておくだけでも一見かなり強力だが、本作にはドライブパリィがあるため比較的簡単に対処されてしまうかも。
飛び道具もかき消して進んでいく。
アルタイル
無敵状態でややゆっくりと突進し、ヒットすると技の演出へと移行するスーパーアーツ。コンボにも組み込めるので、ゲージが溜まったここぞというときに使いたいラシードの切り札だ。中距離ならば、飛び道具を回避しながら当てるといった使いかたもできる。
モダンタイプについて
モダンタイプはコマンドの都合で一部技が使えないなど、キャラクターによって制約がかかる場合があるが、ラシードはモダンタイプに向いているキャラクターだと感じた。飛び道具の“ワールウインド・ショット”は発動時に左か右を入れることで竜巻の軌道が変化するので、弱中強の使いわけがSPボタンだけでもできるようになっているのがミソ。
また、アシストコンボがどれも使いやすく実戦的なものになっていたので、これらを駆使するだけでも勝ちやすく作られているように感じた。スーパーアーツ1の“スーパー・ラシード・キック”は対空に使えるほか、スーパーアーツ3の“アルタイル”も無敵で突進してくれる系の技ゆえに、ワンボタンスーパーアーツの使いどころも多そうだ。
必殺技ボタン早見表
N + SPボタン:飛び道具(ワールウインド・ショット)※N or ← or →操作で軌道変化
→ + SPボタン:対空技(スピニング・ミキサー)
← + SPボタン:突進技(イーグル・スパイク)
↓ + SPボタン:コンボ技(アラビアン・サイクロン)※派生で移動技
CPU対戦動画
最後にLv8のCPUどうしが戦うプレイ動画をお届け。おまけにドライブラッシュの速度感やコンボの運び性能も収録したので、ぜひチェックしてみてほしい。
『ストリートファイター6』ラシード レベル8 CPU対決
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...以下引用元参照
引用元:https://www.famitsu.com/news/202307/24310616.html