Blizzard Entertainmentが贈るNintendo Switch、プレイステーション5、プレイステーション4、Xbox Series X|S、Xbox One、PC用ソフト『オーバーウォッチ2』の“シーズン6:インベージョン”が2023年8月11日(金)より開始。インベージョンでは、10番目のサポートヒーローとして“イラリー”が追加となる。
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そこで、本記事では先行プレイで判明した性能の紹介に加え、ふだんマーシ―やゼニヤッタのサポートロールをメインによく使用している筆者の目線から、イラリーの戦闘での立ち回りやほかのヒーローとのバランスについて解説していく。
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2023年8月11日より『オーバーウォッチ2』のシーズン6:インベージョンが開始。本記事では、先行プレイで判明した新モードとマップ、PvEモード(ストーリー任務)、特訓コース(ヒーローマスター)の特徴と注目ポイントについて解説していく。
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【OW2:新サポート】イラリー先行プレイ。ウルトで敵を爆弾に! 攻撃的なサポートヒーロー【オーバーウォッチ2】
回復させる柱を設置し、高火力なチャージライフルを使って戦う新ヒーロー“イラリー”が登場!
今回登場するのは10番目のサポートヒーローであり、太陽のエネルギーを集め放出する力を持つイラリー。前回のライフウィーバーから、サポートロールのキャラが連続での追加となる。
さっそく、気になるイラリーの武器とアビリティについて詳しく見ていこう。
ソーラー・ライフル(武器)
メイン武器は、攻撃と回復を兼ね揃えているソーラー・ライフル。
射撃は、自動チャージによって威力が変化し、連射はできない。なお、最大チャージでのヘッドショットはキリコのクナイと同程度のダメージを与えられるので、積極的に頭を狙っていきたい。
また、チャージ完了前にも弾を撃てるが威力はかなり落ちてしまう。距離減衰もあるため、必ずチャージが溜まるまで待ち、確実に敵に当てていこう。
オーパーツ的な武器のデザインがカッコいい。真ん中から弾やビームが発射される。
左:最大チャージ、右:チャージなし。同じヘッドショットでもダメージ量に大きな差が出る。
回復としてメイン武器を使用すると、中距離(約15メートル)の照射型ビームになる。イメージとしては、ザリアの武器の回復版といったところだ。ビームを当てることで、味方ひとりを回復させされる。
ビームの使用中は専用ゲージを消費、使用しなければゲージは自動で回復する。このあたりはモイラと同じ仕様となっている。なお、使い切ると約3秒間のクールタイムが発生する。むだな照射は避けるなど管理が必要だ。
遠くにいる味方への回復はできない。アナやバティストといった強力なヒーラーによる補助も必須となる。
アウトバースト(アビリティ)
移動したい方向へ突進し、敵をノックバックできるアビリティ。また長押して上空に移動すると、通常ジャンプよりも高く跳べる。環境キルといった攻めにも、敵から逃げるためにも使えるイラリーの生命線といったアビリティだ。
ジャンプの高さも十分にあるので、低所から高所に移動できたり、高所から高所へと跳び移れたりと非常に使い勝手がいい。
移動キーで方向が決まるため、マウスの向きは関係ない。前を向きながらでも後退できるのが強力だ。
長押しでのジャンプの差。カウンターなら即押し、移動する場合は長押しでの運用になるだろう。
移動はせず、ノックバック効果のみを発動させることもできる。その場合は移動キーを入力せずにアビリティを発動すればOK。
イラリーから敵に近づいて戦うことはないため、頻繁に役立つ効果ではないが、リーパーやゲンジなど相手が奇襲を仕掛けてきたときのカウンターとして有効だ。
イラリーを中心に衝撃波を発生させ敵をノックバック。
ヒーリング・パイロン(アビリティ)
味方を回復させる柱を設置するアビリティ。柱のヒール範囲は、自身のソーラー・ライフルの回復ビームとほぼ同じ。
動作はトールビョーンのタレットと似ており、ライフの減った味方ひとりに一定の間隔でヒールを行う。また、シンメトラのセントリー・タレットのように壁面や天井に付けて設置できる。そのため、敵に壊されないよう、射線上に入らない位置に置くことが重要だ。
任意で破壊することもできる。設置をミスしたら即座に壊そう。
そして、注目ポイントはイラリー自身もパイロンで回復できること。自己ヒールによって、生存率を高められるのと同時にアルティメットの回転率を上げられるのが魅力だ。
パイロン自体のライフは低いものの、ダメージを受けた際に自動で回復する。
キャプティブ・サン(アルティメット)
サポートでは珍しくアルティメットは攻撃特化の効果。ソーラーエネルギーの球を設置し、周囲の敵にダメージと鈍足状態を与える。
また、この攻撃を受けた敵に味方の攻撃で一定のダメージを与えると、その敵を爆発させて周囲に追加ダメージを与えられる。
アルティメットを発動すると、シグマのアルティメットのように自身が浮遊する。この効果は5秒間持続。そして、浮遊中に狙いを定めてソーラーエネルギーの球を発射する必要がある。
浮遊中の開始時すぐは球を発射できないので、実際に狙える時間は4秒程度。ただし、時間が切れても不発にはならず自動で球が放たれる。
命中すると相手ライフバーの上部に太陽マークが表示され、体に太陽(一定ダメージを追加であたえると起動する爆弾)が埋め込まれる。
アルティメットを受けた敵を爆発させる条件は、自分を含めた味方の攻撃で一定以上のダメージを与えること。
イラリーなら最大チャージで胴体2発、頭なら1発で敵を爆発させられる。なお、敵が爆発すると周囲の敵にもダメージを与えられる。つまり、アルティメットの効果を受けた敵を連鎖的に爆発させることが可能になる。敵がまとまっているところにアルティメットを使用して陣形を一気に崩そう。
なかなかエグいアルティメットだが、爆発する瞬間は美しい。
倒されないようアウトバーストで距離を取ることが大事!
ここからは、イラリーの立ち回りや使いかたなどについて解説していこう。
おもな立ち回りについて
基本的には、中距離の間合いを維持して戦うのがベスト。タンクのやや後方にはりついて回復できる位置にいよう。しかしそのぶん、倒されるリスクも高まるため、適度にアウトバーストで牽制したり、距離を取ることが必要となる。高低差のあるマップなら、上下を自由に行き来してフォーカスされないようにするのも手だ。
ただし、ジャンカークイーンやゲンジ、メイ、リーパーなど前に詰めてくるキャラがいた場合は要注意。アウトバーストを無闇に使用することは控え、カウンターを意識して使っていこう。
射撃について、相手との距離が離れている間はチャージ弾でライフやシールドを削り、タンクどうしがぶつかったら回復を優先しよう。人数有利など、回復がもうひとりのサポートで足りるようであれば、撃つことに徹してもいい。
ヒーリング・パイロンは、いわゆる回復タレットのようなもの。ひとつしか設置できないことを考えると狙われにくい壁か天井に付けるのが得策だ。コントロールや新モードのフラッシュポイントではエリア内に、ペイロードでは車両に、攻守の入れ換わりが激しいプッシュでは、チョークポイントに設置すれば問題ない。
アルティメットは、相手を一網打尽にできる強力な必殺技。密集しやすいチョークポイントやエリア内で使用すると、効果を最大限活かすことができる。
アルティメットの浮遊中は狙われやすい。撃ち落とされないよう高度を調節しながら狙いを定めよう。
相性のいいヒーロー
イラリーは中距離で立ち回るヒーロー。後方からヒールしやすいラインハルトやオリーサ、ザリアと相性がいい。
とくにオリーサとザリアは、アルティメットで相手を1箇所に引き寄せることができるため、イラリーのキャプティブ・サンが当てやすく全滅(チームキル)を狙える。
一方で、敵の陣地に飛び込み撹乱するウィンストンやトレーサー、ゲンジ、エコーには回復が届かず、味方がいわゆるダイブ構成なら、ピックを変えたほうがいいかもしれない。
味方が集団となって、じわじわ前線を押し上げていく盾構成の際に活躍できるヒーローと言えるだろう。
サポートでは、イラリーのカバーとして、遠距離まで狙えるアナやさまざまな場所へ行けるバティスト、キリコといったヒーローがいると安心だ。
左;オリーサ、右:ザリア。どちらも防御力が硬く前線で圧を掛けられるのが特徴。
操作感
ひと言でいうと、相手を一掃できるアルティメットが気持ちいい! アウトバーストで敵をノックバックさせつつ退くことができる高い逃げ性能も個人的にうれしいポイントだ。感覚としては、ヒーラー適正のあるダメージロールといった印象。
また、複雑な操作を要求しないため、初心者でも使いやすい部類に入るヒーローだと思われる。サポートでアルティメットや射撃でダメージに貢献できるのは、ふだんマーシーを使用する筆者にとって新鮮であった。
ただ、ヒールパワーの低さを感じることもしばしば。2種類の回復手段を持っているが、ゲージを全部消費してしまったり、パイロンが破壊されてしまうと、数秒間いっさいヒールできないのがツラいと感じられた。
パイロンに関しては、意外と設置場所と味方との距離感を掴むのが難しいため、くり返し使って壊されない設置ポジションを把握することが大切だ。
初心者でも比較的使いやすいヒーローだと感じられた。つねにタンクの後ろに張り付き、狙われたらアウトバーストで立て直すとキルを防ぐことできる。こちらの攻めが有利に感じられたら、射撃を中心とした立ち回りに変更するのもアリだ。
以上で、体験リポートを終了とする。
高い攻撃力と機動力を兼ね揃えた“イラリー”。とくにアルティメットが決まったときの爽快感は、ほかのサポートキャラでは味わえない。ぜひ、ド派手な大爆発を“シーズン6:インベージョン”で体験してみてほしい。
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引用元:https://www.famitsu.com/news/202308/11312925.html