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1周年の前祝い! 個人技も戦術もトップクラスのイカたちの祭典、プレイボール!
ナワバリバトル日本一のチームを目指し、我こそはというイカ&タコたち(参加選手のこと)がぶつかり合う公式全国大会“スプラトゥーン甲子園2023”。2023年7月に行われた東海地区大会では、一般部門でも通用するほど仕上がった小学生チームの登場や、世界王者が健在ぶりを見せつけて優勝するなど、見どころ満載のトーナメントとなった。
そして、『スプラトゥーン3』の発売からもうすぐ1年という2023年8月26、27日に、近畿地区大会(場所:インテックス大阪 2号館)が開催。約1年ウデを磨いてきたイカたちの高度なテクニックに観衆が沸き、さらには甲子園ならではのおもしろ展開も生まれ、大盛況に。本記事では、選手も観衆も満面の笑みに包まれた2日間の模様を詳しくお届けしよう。
なお、大会のルールや対戦ステージについては、スプラトゥーン甲子園2023の特設サイトでチェックしてほしい。
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司会陣は、実況に田口尚平さん(アナウンサー・写真1枚目の左)と原田修介さん(アナウンサー・写真2枚目の右)、進行に高木由梨奈さん(アナウンサー・写真1枚目の右)と桜田彩叶さん(アイドルグループのNMB48のメンバー・写真2枚目の左)でお届け。桜田さんは、ふだんは難波で活動しているとあって、近畿地区は言わばホーム。ぜひ食べてみてほしいオススメ料理は、郷土料理の「どて焼き(牛筋とこんにゃくを味噌で煮込んだもの)」とのこと。
試合の解説は、イカ研究員の助手1号さん&3号さん、ファミ通の世界三大三代川とライターのヴァニラ近藤が担当。編成や戦術を冷静に解説しながらも、接戦や逆転の続出する試合展開には、思わず素直な感想がこぼれることも。
DAY1 小学生チーム部門:瞬間的な爆発力と、先を見据えた頭脳プレーで、大人顔負けの立ち回りを見せる子どもたち
誰もがてっぺんを目指しながらも、「小学校生活の最後の思い出に」、「この舞台を楽しみたい」、「前の大会を見て出てみたくなった」など、選手たちの甲子園への想いはさまざま。選手も観客も楽しげな空気に包まれるなか、子どもたちは元気に塗り合った。小学生チーム部門は、勢いで上回ったチームや、瞬間的な反応に優れるチームが勝つケースが多いのだが、磨き上げた戦術で勝ち上がるチームもちらほら。この日、上位に進んだチームは、まさに知的な戦いぶりが光った。
準決勝第1試合は“めろん”対“今朝の卵焼き”。1戦目のステージはザトウマーケット。序盤から中央での倒し合いとなるなか、エナジースタンドの活用により、“めろん”が中央を取る。そのまま手堅く守り、攻め上がろうとする“今朝の卵焼き”を叩いた。しかし、“今朝の卵焼き”はクアッドホッパーブラックがキレのある動きで連続で相手を倒し、味方とともに塗り返す。攻撃力では“今朝の卵焼き”が上回る試合展開となるが、うまくスペシャルを合わせたことで“めろん”が優勢に。残り45秒時点でエナジースタンドを置くと、グッと勢いが増してどんどん攻め込んでいく。相手に反撃のチャンスを与えないまま倒し続け、“めろん”が1本先取した。
2戦目のステージはヤガラ市場。“めろん”がカニタンクを絡めた連携で前線へ出ると、激しいぶつかり合いを制して中央を取る。“今朝の卵焼き”はここでもクアッドホッパーブラックが躍動し、連続で敵を倒したあとに反撃を避け、会場を沸かせる。しかし、そのあいだも“めろん”は大崩れせずに中央をキープ。自由にさせては危険とクアッドホッパーブラックを叩くと、その後もひとりずつ相手を倒していく。“今朝の卵焼き”はヒッセン・ヒューが相手を連続で倒す場面もあったが、崩し切るには至らず、味方が冷静にカバーし、しっかりと相手を囲んで倒すことも多かった“めろん”が、連勝で決勝進出を決めた。
準決勝第1試合“めろん”対“今朝の卵焼き”。
準決勝第2試合は“新バンカラクラス”対“ウミガメ”。甲子園のルールである“ブキ・ギア選択の準備時間は90秒”の制限時間いっぱいを待つことなく、試合開始。両チームともに早く試合がしたい、といったところだろうか。1戦目のステージはナメロウ金属。序盤から積極的に攻め込んだのは“ウミガメ”。ウルトラハンコで切り込み、エナジースタンドを活用した攻撃で前に出る。しかし“新バンカラクラス”が冷静にこれを追い返したことで、状況は五分。中央できれいに色が二分割された盤面で、試合は進む。“ウミガメ”のスプラシューターがうまく回り込んで相手を倒せば、“新バンカラクラス”は2対1の状況を作って的確に相手を倒すなど、互いに手堅い立ち回りを見せる。残り30秒でやや“新バンカラクラス”優位という状況だが、対面で勝つ場面が増えた“ウミガメ”が少しずつ返していく。それでも大きな差は生まれないまま試合が終わり、結果は46.6%対48.5%。ほぼ互角ながらわずかな差で“ウミガメ”が1本先取した。
2戦目のステージはマテガイ放水路。ここも解説陣がコメントを挟む間を与えず、早々に試合がスタート。1戦目と同じく“ウミガメ”が積極的に攻め込むが、しっかり対策を取った“新バンカラクラス”が迎撃。上がってきたところを叩いて、攻め切らせない。拮抗した展開となるなか、“ウミガメ”はクーゲルシュライバーが高所から圧力をかける。一方で“新バンカラクラス”は、動き回りながら相手を見つけ次第逃さず倒し、前に出させない。そして終盤、クーゲルシュライバーを倒したことをきっかけに、“新バンカラクラス”が一気に前線へ。相手に立て直す機会を与えずに押し切り、“新バンカラクラス”が1本取り返した。
3戦目のステージはユノハナ大渓谷。三度、解説陣がしゃべりきる前に試合が始まると、ここでは“新バンカラクラス”が速攻を仕掛ける。スプラッシュシールドを配置しつつ果敢に攻め込み中央を取った。“ウミガメ”はスプラシューターが2対1の状況でも返す活躍を見せるが、やや塗りの力で劣ることから、盤面は黄色のインクが優勢。エナジースタンドを中央に置いてまわりを塗り固める。そのまま試合終盤へ入っていくが、塗りでは負けても攻撃力なら負けないと、“ウミガメ”が攻勢に出る。スプラシューターが連続で相手を倒すと、味方も呼応するように激しく攻め込み、火力で押し続ける。数的優位を保ちながら塗り広げ、“ウミガメ”が終盤の逆転勝利で決勝へと進んだ。
準決勝第2試合“新バンカラクラス”対“ウミガメ”。
決勝戦は“めろん”対“ウミガメ”。甲子園と言えばひとクセあるチーム名が多い中、奇しくもシンプルな名前どうしの激突に。1戦目のステージはゴンズイ地区。解説陣が、ここまでの展開から両チームの戦術を予測するが……“めろん”はこれまでと大きく違う編成で登場! 秘密兵器とばかりに、バレルスピナーデコやスパッタリーなど、これまで見せなかったブキで攻撃を仕掛ける。序盤、“めろん”がカニタンクを絡めた連携で中央に出ると、バレルスピナーデコの射撃でけん制し、塗り固めにかかる。この戦術がハマり、“ウミガメ”はだいぶ押される展開に。スパッタリーがエナジースタンドを配置し、味方とともに押し続ける“めろん”。“ウミガメ”も負けじと相手を倒していくが、“めろん”はジャンプビーコンを活用して戦い、素早く復帰。バレルスピナーデコが引き続き中央に陣取りつつ、味方が敵陣深くまで押し込んで“めろん”が1本先取した。
2戦目のステージはナンプラー遺跡。先ほどのお返しとばかりに、今度は“ウミガメ”が大きく編成を変え、激しく攻め立てて優位に立つ。お互いにさまざまなブキを使える器用さを見せるなか、序盤は押されていた“めろん”がだんだんと立て直し、じわじわと前線を上げていく。相手の攻め上がりを防ぐように叩くと、1分を切ったところでワイプアウト。これで一気に勢いがつき、グイグイ前へ。“ウミガメ”に反撃のチャンスを与えず、連続でワイプアウトを取って追い込み、そのまま圧倒。対応力の高さを見せ、“めろん”が連勝で優勝をつかんだ。
決勝戦“めろん”対“ウミガメ”。
個々の実力はもちろん、決勝でこれまでと違うブキを使うという、頭脳戦も見事だった“めろん”。劣勢になる場面がありながらも大崩れせず、落ち着いて立て直す冷静さを持ち、全国決勝でもクレバーかつクールな立ち回りを見せてくれそうだ。
DAY1 一般チーム部門:大舞台ですべてを出し切るイカたち。自画自賛のプレーに思わずニコニコ?
さまざまなブキ編成が見られる甲子園。この日もそれぞれ戦術を練り込んでいる様子がうかがえたが、とくに尖った戦術を用いたのが、“カーボンの逆襲”だ。名前の通り、まさかのカーボンローラーデコ4人編成で試合に臨み、5回戦まで勝ち抜く活躍を見せる! 惜しくも準々決勝敗退となったが、ステージを縦横無尽に駆け回ってローラーをぶん回し、あちこちでクイックボムを投げ、窮地はウルトラショット連発で乗り切る戦術で、試合が始まるたびに会場から大きな拍手が起こるほど会場の心をつかんだ。一方で、ジムワイパーやヒッセン・ヒューなど、比較的よく見かけるブキについては、屈指のテクニックを持つ選手が登場し、チームを上位進出に導いていた。
準決勝第1試合は“TearRain”対“晩夏ラプラス”。1戦目のステージはザトウマーケット。“TearRain”はジムワイパーとヒッセンが前線に出て、激しく攻撃を仕掛ける。とくにジムワイパーが対面に強く、的確に相手を倒していく。ショクワンダーで相手をほん弄し、敵陣に塗りを残してから戻るという動きで、ステージを駆け回った。“晩夏ラプラス”は押し込まれないように、相手を倒しつつ無理をしない動きで退き、状況を見極める。しかし中盤以降も“TearRain”のジムワイパーの攻めは止まらず、ひたすら前へ。ヒッセンの追撃も決まり、さらに前線を上げる。“晩夏ラプラス”は終盤、エナジースタンドを置きつつカニタンクも合わせて反撃へ……と思われたが、“TearRain”のジムワイパーが打開を許さず、出てきた相手を叩き続ける。ノリにノッたジムワイパーの活躍で、“TearRain”が1本先取した。
“TearRain”のリーダーにしてジムワイパー使いの、のりしお選手は、この結果に思わずニコニコ。自画自賛もうなずける圧巻の立ち回りだった。そして迎えた2戦目のステージは、ナンプラー遺跡。序盤に中央を取ったのは“TearRain”。スプラマニューバーが中央付近に位置取り、高台からカニタンクの攻撃もくり出して、相手を前に来させない。そのまま味方が前線を上げ、かなり敵陣の深い位置で戦い続ける。ここでもジムワイパーが縦横無尽に駆け回り、ショクワンダーでしっかり注意を引きつけ、相手の自由を奪う。“晩夏ラプラス”はスキを見つけてなんとか中央までは上がるのだが、相手の守りは固く、そこから一歩前に出られない。スペシャルを合わせた打開も相手の勢いに封じられ、万事休す。自分たちの戦いかたを続けた“TearRain”が連勝で決勝進出を決めた。絶好調の続くのりしお選手は、この試合後もニコニコであった。
準決勝第1試合“TearRain”対“晩夏ラプラス”。
準決勝第2試合は“めあメン”対“すーぱーまぐろぶらざーず”。1戦目のステージはザトウマーケット。序盤、相手のN-ZAP85を倒し、エナジースタンドの使用を防ぎつつ攻め上がり、“めあメン”が中央から先までを取る。そのまま守りを固め、ステージの左右にヒッセン・ヒューとクーゲルシュライバーが立ち、相手の進行を阻む。ヒッセン・ヒューの高低差を生かした攻撃、クーゲルシュライバーの遠距離攻撃のけん制力は高く、“すーぱーまぐろぶらざーず”は苦しい状況に。それでも残り1分というところで、“すーぱーまぐろぶらざーず”はデコイチラシを使いつつ、じわじわ返していく。やがてお互いに倒し合いの状況となるが、立て直すのが早かった“めあメン”がグッと塗り広げ、そのまま1本先取した。
2戦目のステージはヤガラ市場。先ほどの試合のように押し込まれまいと、“すーぱーまぐろぶらざーず”が序盤から攻勢をかけ、数的有利の状況を作る。対する“めあメン”はこれに落ち着いて対処。相手の出かたをうかがってから仕掛ける動きで、エナジースタンドを置きつつ押し返していく。“すーぱーまぐろぶらざーず”がデコイチラシを絡めて前線の押し上げを図れば、“めあメン”はクーゲルシュライバーが中央に陣取ってけん制を続けた。お互いに自分たちの得意とする戦術に持ち込もうとするなか、2対1の状況を作りながら攻めた“めあメン”が優勢に。最後に“すーぱーまぐろぶらざーず”のカニタンクとジェットパックを合わせた反撃はあったものの、カバーのうまさを見せた“めあメン”が、連勝で決勝へと進んだ。
準決勝第2試合“めあメン”対“すーぱーまぐろぶらざーず”。
決勝戦は“TearRain”対“めあメン”。1戦目のステージはナメロウ金属。“めあメン”は相手を自由にさせまいと、R-PEN/5Hが中央からけん制。これが奏功し、“TearRain”は前に出られない状況に。スプラスピナーコラボの攻撃も加わり、相手を抑えつつ“めあメン”が塗り広げていく。しかし“TearRain”がスプラマニューバーの攻撃でR-PEN/5Hを中央から追い払うと、状況は一変。ジムワイパーが相手の注意をひき、スプラマニューバーとヒッセン・ヒューが叩くという連携で、相手を崩していく。ジムワイパーはショクワンダーでステージ外に出るような動きから、着地して相手を倒すというアクロバティックな動きも見せ、終盤は攻撃でも活躍。最後まで怒涛の攻め込みを見せ、“TearRain”が1本先取した。あまりにも見事な連携の決まりっぷりに、のりしお選手の笑顔もキープ。
2戦目のステージはヤガラ市場。先ほどの試合の勢いそのままに“TearRain”が速攻。中央を取り、“めあメン”は後ろへ下がる展開に。またしてもジムワイパーの攻撃がさく裂するが、そうやられてばかりではと“めあメン”はこれを倒し、立て直しをはかる。しかし、“TearRain”はカバー力が高く、クーゲルシュライバーのけん制で相手を踏みとどまらせ、そのスキに再びジムワイパーが前線へ。“めあメン”はジェットパックとカニタンクを合わせて反撃を狙うが、しっかりとそれに合わせてスペシャルを使ってくる“TearRain”。終盤、ジムワイパーが倒される場面はあったものの、相手の注意を引く役割は十分に果たしており、すかさず味方のカバーが入って大崩れせず。ほとんどスキを見せることなく、“TearRain”が連勝。強烈なインパクトを残し、近畿地区大会を制した。優勝の瞬間、のりしお選手はこの日いちばんの笑顔に!
決勝戦“TearRain”対“めあメン”。
ジムワイパーが手のつけられない暴れっぷりを見せた“TearRain”。味方と足並みを揃えた動きや、スペシャルを使うタイミングなど、完璧に仕上がった戦術は、全国決勝大会でも他チームの脅威になることだろう。
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引用元:https://www.famitsu.com/news/202309/12315931.html