スマートフォン向け“栄冠ナイン”、『パワフルプロ野球 栄冠ナイン クロスロード』がiOS、Android向けに2023年9月20日に配信開始となります(家庭用ゲーム機でも後日配信予定)。
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“栄冠ナイン”はプレイヤーが高校野球部の監督となり甲子園出場、全国制覇を目指す人気モードで、試合でのアクション操作がないモード。試合中は選手への采配のみで試合を進行します。また育成でも、監督としてすることは、選手への練習を指示です。これをくりかえし、選手の能力を上げていくシミュレーションゲームです。
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本記事では“栄冠ナイン”を実際にプレイしてわかった、これまでの家庭用版とどこが変わっているかなど新情報とレビューお届けします。
基本的なシステムは完成されていた家庭用ゲーム機版と比較してどこが進化しているのか、アプリでもシミュレーションが楽しめるのかが読者は気になっているところでしょう。実際にプレイをし、仕事そっちのけで熱中してしまった本作の魅力を紹介します。
新規プレイヤーも安心のわかりやすいシステム
本作を試遊したときの第一印象は「とにかくプレイしやすい!」ですね。
基本的なルールはこれまでの家庭用機版栄冠ナインとほとんど同じなので、栄冠経験者は違和感なく遊ぶことができます。
また、挙動も読み込みもサクサクで、 ストレスなく遊べるからずっとプレイできるんです。プレイヤーは最初にスタミナが60ある状態で始まるのですが、序盤からどんどんレベルが上がってスタミナが回復するので課金なしでとにかく進められるはずです(試遊では、2時間程度のプレイで2レベル上がりました)。
システムはおなじみの栄冠ナイン。練習では、数字のあるカードを選んですごろくのように進行する。
サクサクプレイできる理由を挙げていくと、ひとつ目は試合時間の短縮。
家庭用ゲーム機版で試合を進める際は、1球ずつ投手と打者に指示を出していたわけですが、アプリでは守備・打撃ともに1打席ごとの指示に変更されていて、試合スピードがとにかく速くなっています。1年進めるのに2時間ほどで終わりました。さらに素早くプレイしたい方は打席ごとに結果を見られるのでこれもオススメです。
ふたつ目はかわいい野球部部長こと、新キャラクター・咲道しるべの存在です。
プレイ中に操作を迷ったときにヒントをもらえるんです。「アイドルパネルに止まったつぎは黄色パネル……」と念仏を唱えてプレイせずともその場面ごとに的確なヒントがもらえるのでプレイがしやすいです。
栄冠初心者も、基本的にはしるべのヒントを見て進めれば、プレイに迷うことは少ないはず。
咲道しるべ(さきみち しるべ/声:堀江由衣)。チュートリアルから通常プレイをサポートしてくれる野球部部長。
今回からプレイ画面に選手の体力ゲージがわかりやすく表示されているのですが、ついつい体力そっちのけで練習を押してしまいそうになるんです。
そんなとき、ヒントタップすると選手の体力が下がっていること教えてくれるので気がつきやすい。体力ゲージの多さでも練習効率が変わるのでこれを教えてくれるのはプレイしやすくてありがたいです。それでいてやり込み要素はきちんと用意されているので、それもうれしいところです。
“グラウンドレベル”がなくなり、新たに成長板が追加
やりこみ要素として、本作からグラウンドレベル要素がなくなった代わりに“成長板”が追加されました。
これは監督自身の選手育成能力を高めるもので、2年目から“ルーキークラスの成長板”が開放されます。それぞれのパネル修得には素材が必要となり、3年生の卒業イベントで素材が手に入るというもの。まずはこのパネル修得にいそしむのが効率よさそうです。
これまでの作品では「土を育てる」のが攻略の要とも言われていましたが、本作では「板を育てる」に変わるのかもしれません。
成長板を開放していくと、練習での獲得経験値数が格段に上昇するため、こまめに成長板を開放するのがおすすめ。
これを開放すると一般生入部枠や特待生入部枠などが増えるのでこれを開放することが名門高校の近道になるんです。 さらに能力の成長板を開放すれば選手の成長スピードもかなり上がるのでかなり能力値の高い選手ができるはず。
特待生が名門野球部への近道
ここまでモードやシステムのことばかり書いてしまいましたが、栄冠ナインの新しい試みとして特待生の入部も外せない話題ですね。
実際、どれくらいのキャラクターが登場するのかはわからないですが、確認した範囲では全員の能力値が非常に高いです。初期ステータスで130キロ後半投げるピッチャーがそのまま入部してくるんですから。試遊した際は1年目の夏の予選から準決勝まで勝ち進めたので試合相手の運がよければもしかすると甲子園へ行けるのではないでしょうか。
ちなみに今回のプレイで特待生に選んだ選手は青葉春人投手と美藤千尋外野手のふたり。青葉は長いイニングを投げてくれて、美藤は勝利打点を上げてくれました。毎年特待生を入れられるなら3年でチームは中堅、強豪を目指せるのでは……? と思えるくらいに選手層は充実しそうです。気を付けるポイントとしては11月から2月のあいだに実行できるスカウトは2回しかないので、確実に選手を手に入れなければならないこと。
特待生として歴代のサクセスキャラクターが手に入る。あの選手やこの選手を集めて楽しいのは、ちょっと“パワフェス”に近い感覚? ちなみに入部した特待生は、卒業後にまた再入部させられる。
栄冠パワーを持つキャラクターは勢いゲージを上げることができる。この数値が相手チームより高ければ、スキップ時に点が入りやすくなり、試合を有利に進められる。
最初は欲しいポジションの選手の能力が低くてもスカウトでチームの穴を埋められるようにしないといけないのですが、ゲーム序盤はポジションのコンバートに時間をかける余裕がないため、能力値の高い選手以外の守備位置をコンバートすると満足に育成できない可能性が。
そのことを考えると特待生は投手を隔年ひとりで獲得し、複数ポジションを持つ特待生野手隔年でふたり入部させれば困ることにはないはず。もちろんもっと長くプレイを続ければ、また別の作戦になるかもしれませんね。
ガチャで手に入れられるマネージャーも入部してくれます。マネージャーは従来の汎用マネージャーとなにが違うのかというと、設定したマネージャーは練習に参加します。マネージャーが練習に参加すると、練習で消費する部員の体力の消費を抑えてくれる効果や、信頼度の向上に一役を買ってくれます。さらにパネルにも登場し、能力を上げるなどの特別パネルとしても活用できるという恩恵もあります。
手に入ったマネージャーの紺野美崎(こんの みさき)。『実況パワフルプロ野球2013』で初登場。
思い通りにいかない試合展開が醍醐味
“栄冠ナインあるある”として、能力の低い選手がホームランを打ったり、抑えたい場面で突如投手が打たれたりと、アクションプレイの有無がたまにもどかしくなるというのが栄冠ナインのおもしろいところでもあります。これは家庭用ゲーム機版と変わらないなといううれしさがありましたね。
格上のチームに勝てるとうれしいし、たまに起きてしまうコールドゲームでの敗北、これは変わらずあるので安心してください(?)。喜怒哀楽が激しくなる栄冠ナインですが、それを乗り越えて最強の選手を作るのも醍醐味のひとつでしょう。
ちなみに、注目のみんな大好き(?)男子マネージャーは、今回のプレイでは出会いませんでした。いつか会える日が来るでしょうか……。
...以下引用元参照
引用元:https://www.famitsu.com/news/202309/19317249.html