THQ Nordicより、謎解き2.5Dパズルアクションゲーム『トライン5:ぜんまい仕掛けの陰謀』のNintendo Switch、プレイステーション5、プレイステーション4向けパッケージ版が2023年9月28日に発売された(ダウンロード版はプレイステーション5版、プレイステーション4版、Xbox Series X|S版、Xbox One版、PC版は8月31日発売、Nintendo Switch版は9月1日発売)。
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本作は、美麗なグラフィックのファンタジー世界を舞台に魔術師アマデウス、盗賊ゾヤ、騎士ポンティアスの3人の英雄が、巨大な敵から王国を救うアクションパズルゲームだ。3キャラを切り換えながらステージに存在する多彩で複雑なパズルを解き、立ちはだかる敵を倒していく2Dアクションやパズルゲームが好きな人にはとくにオススメの内容になっている。
本記事では、そんな『トライン5:ぜんまい仕掛けの陰謀』のプレイレビューをお届けしていこう。
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※この記事は、THQ Nordic Japanの提供でお届けしています。
ギミックを駆使したアクションが手応え抜群のパズル
まず、本作は『トライン』シリーズの最新作として『5』のナンバリングがされているが、前作をプレイしていなくても問題ないので安心してほしい。
メインキャラクターはシリーズを通しての主人公である3人の英雄だが、登場する悪役や展開は本作から入っても理解できる。コメディ寄りでわかりやすい悪役がいる、アニメ映画を見ている気分で楽しめた。
左からポンティアス、ゾヤ、アマデウス。この3人を操作してパズルを解いていく。
ゲームプレイのメインとなるのは、横スクロールのステージを謎を解きつつ進んでいくパズルアクション。ジャンプなどの基本動作のほか、各キャラが保有するスキルとステージギミックを組み合わせ、道を切り開いていくのが醍醐味となっている。
隠されたスイッチを押して扉を開いたり、重りを乗せてギミックを動かすなど、ステージを進めるほど手応えのあるギミックが登場するのも見どころ。序盤は1キャラずつステージを攻略することになるが、合流後はいつでも好きなタイミングでキャラを切り換えられるようになるので、3キャラの個性を活かして進んでいく。3キャラすべての能力を使わないと攻略できないギミックも多く、謎解きの遊び応えも抜群だ。
3キャラの使える能力についても、簡単に紹介していこう。まず、騎士のポンティアスは盾と剣を使った能力を発揮してくれる。一見鈍重そうに見えるが、突進での高速移動、空中からの高速落下など意外と機動力は高い。
謎解きパートでは盾を使って飛んでくる物を跳ね返したり、剣を壁に突き立てて足場を作り出す能力を使う。盾の角度をつけて流れてくる水をバケツに入れる、突進で障害物を飛ばして壁を破壊するといったアクションも可能だ。
剣を振って攻撃することも可能で、戦闘パートでは近接戦闘で活躍してくれる。
盗賊のゾヤは弓とロープを扱うキャラクターで、本作では最初に操作することになる。ゾヤの役目は弓を使って障害物を破壊したり、スイッチを起動することだ。最初は直線状にしか矢は飛ばせないが、ある程度進めると反射も追加され、解けるギミックの幅が広がっていく。
弓は敵との戦闘でも役立ち、空中を浮かぶ敵はゾヤの担当。また、敵に囲まれた場合もロープを使ってジャンプして脱出したりと、ポンティアスとはまた違う立ち回りで戦闘面でも活躍してくれる。
もうひとつ、多くのギミックに対して大活躍するのがロープ。ゾヤはオブジェクトに対してロープを結び付けることができ、足場のない場所でもロープを使って飛び越えていける。
さらにロープはオブジェクトどうしを結んで足場を作ったり、川やベルトの流れに逆らって木箱などをその場に留めておけるのもポイント。ふたつのオブジェクトを結んだ上で遠くに飛ばしたり、片方を高所から落下させることで多彩な挙動を制御して謎解きを楽しくしてくれる。
魔術師のアマデウスは、オブジェクトを魔法で自由に動かしたり、自分でも箱や板、岩などを出現させる能力を持つ。木箱を複数乗せて足場を作る、板を設置して川の流れを止めるなど謎解きに貢献する部分が大きく、プレイヤーの発想次第で謎の解きかたにもバリエーションを持たせてくれる。
ゾヤのロープと組み合わせると物理演算が働いてとんでもない挙動が起こることもあり、正攻法ではないやりかたで謎解きをゴリ押し突破もできてしまう。個人的には、使っていていちばん楽しいキャラクターだった。
以上3キャラの能力を駆使して、ステージを進めていくのが本作の遊びかただ。シンプルなものだと箱を置いて足場を動かす謎解きから、複数の能力を組み合わせることで突破できるギミックなど、たくさん用意されている。
長時間悩むほどではないが、しっかり考えないと先に進めない謎が頻繁に登場するため、定期的に謎を解いた達成感、攻略した喜びを味わえるのが本作の魅力だと感じた。たとえば川の流れが強く足場になる木箱が流されてしまう場面では、板を使って木箱の動きを止めることで足場を確保するなど、パズルのピースを埋めていく感覚で謎を解いていける。
とくに3キャラすべての能力を活かして解く謎は難しいぶん、解けたときの喜びはひとしお。ステージを進めるたびに「こんなやりかたもあるのか」と新たな攻略法を学習して、プレイの幅がさらに広がっていく。
斬新なシステムで驚かせるのではなく、王道のおもしろさが積み重なったゲーム性となっており、一度始めると没頭してしまうこと請け合いだ。1ステージ攻略して気持ちよく終わることもできるし、通しで最後まで遊んでも飽きることなく遊べるだろう。
また、やり込み要素についても充実しており、ステージ内ではいたるところに経験値が獲得できるアイテムが配置されている。これらを集めることで、任意のキャラスキルをアップグレードできるのだ。各ステージごとに配置されている経験値量は決まっているため、全コンプリートを目指すなら隠された道などもしっかり探さなければいけない。
アップグレード項目は戦闘に役立つスキルの習得以外に、新たなアクションが追加されることも。たとえばポンティアスであればアップグレードすることで盾に乗って地面を滑るアクションを習得でき、トゲのギミックをスルーできるようになる。
ステージ内は先に進むルート以外に、壁を破壊して入る隠し部屋などが豊富に盛り込まれていた。経験値だけでなく、手紙などストーリーに関するアーカイブや、キャラのビジュアルを変えてくれるファッションアイテムまで配置されている。
ゲーム性に加えてビジュアルのクオリティーも高く、ステージ攻略中の背景の書き込みや演出にもこだわりを感じた。背景で巨大な生物が動いていたり、敵対する兵士が活動するなど、世界観にどっぷりと没入できる仕上がりだ。
なお、本作は最大4人のマルチでの協力プレイも可能となっている。ひとりでも十分に楽しめる内容だが、みんなで相談しながら謎解きをして遊ぶと一体感も生まれてまた違った味わいがあるので、ソロ・マルチどちらのプレイもオススメだ。
難易度設定もあり、高度なアクションも求められないため謎解きが好きな人なら間違いなく楽しめる『トライン5:ぜんまい仕掛けの陰謀』。アクションパズルゲームが好きな人はもちろん、マルチでワイワイ遊べるタイトルを探している人もぜひ遊んでみてほしい。
『トライン5:ぜんまい仕掛けの陰謀』
プラットフォーム:Nintendo Switch、プレイステーション5、プレイステーション4
発売日:2023年9月28日発売
発売元:THQ Nordic
開発元:Frozenbyte
価格:Nintendo Switch版、プレイステーション5版、プレイステーション4版、PC版は4389円[税込]、Xbox Series X|S版とXbox One版は4450円[税込]
対象年齢:CERO 12歳以上のみ対象
備考:Xbox Series X|S版、Xbox One版、PC版はダウンロード専売 ダウンロード版は8月31日発売(Nintendo Switchダウンロード版は9月1日発売)
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...以下引用元参照
引用元:https://www.famitsu.com/news/202309/28318413.html