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配信者界隈で流行中の『スイカゲーム』レビュー。1度プレイしたら抜け出せない。かわいい顔したフルーツたちにイラつきを感じる鬼畜パズルゲームの沼にハマる | ゲーム・エンタメ最新情報のファミ通.com

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 現在流行中の謎のゲーム『スイカゲーム』をご存じだろうか? 配信者やVTuberたちがこぞってプレイしている本作は、もとはプロジェクターを販売するpopInのプロジェクター商品“popIn Aladdin(ポップイン アラジン)”に収録されていたパズルゲームだ。

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 家庭用ゲーム機やPC向けに開発されたものではなく、プロジェクターにプリインストールされていたゲームという異色の経歴(?)だ。
 本作は、Nintendo Switch向けに2021年12月9日にダウンロード版が販売されており、2023年10月10日現在ではニンテンドーストアのダウンロードソフトランキングでは『帰ってきた 名探偵ピカチュウ』、『モンスターハンターライズ』、『ピクミン4』を抜き1位となっている。価格も240円[税込]と、かなりお手頃な価格だ。
 折しも本日10月10日、100万DL突破したことが発表された。

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話題沸騰中の『スイカゲーム』100万ダウンロードを突破。特設サイトを公開。フルーツを合わせて大きくしていきスイカを目指すくだものパズルゲーム
Aladdin Xは、Nintendo Switch用パズルゲーム『スイカゲーム』が100万ダウンロードを突破したことを発表した。

 ルールはとても簡単で、同じ種類のフルーツを合わせると、少し大きなフルーツに“シンカ”していく。だんだんとフルーツを大きくしていき、最終的にスイカの完成を目指すというもの。
 本記事では、なぜスイカゲームはここまで流行ったのか、そしてこのゲームの中毒性やスイカ作りの魅力を解説していく。

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巷では「中毒性がヤバい」、「スイカが作れず気づいたら何時間も経ってた」などの声も。

 そもそもなぜこんなにも流行っているのか。それは当時配信を視聴していた筆者の実感だが、人気配信者・布団ちゃんが2023年5月頃ごろに寝室のプロジェクターでプレイしたところから始まる。その後、2021年12月9日に配信されたSwitch版をプレイし、その切り抜き動画が投稿されて認知が広まった。
 そこから手軽さと価格の安さから多数の有名配信者やVTuberたちが配信や動画で遊びはじめ、またたく間に人気が爆発。『スイカゲーム』の大流行が巻き起こったのだ。

布団ちゃんのチャンネルはこちら(OPENREC.tv)

シンプルだけど何故かハマるパズルゲーム
 ここからは本作のゲーム内容を紹介していく。『スイカゲーム』の遊びかたは簡単。画面いっぱいに表示されるボックスの中にフルーツを落としていき、同じフルーツを合わせて大きくしていくだけ。
 操作方法は方向ボタンか、Lスティックでフルーツを左右に動かしてAボタンで落とすといった簡単な操作なので子どもから大人まで楽しめるのも魅力のひとつだ。
 フルーツがボックスから溢れてしまうとゲームオーバーとなり、その場で終了。たまに合体の衝撃でフルーツが飛び出て理不尽にゲームオーバーになることも……。

 フルーツは全部で11種類。落とすとコロコロ転がるフルーツは同じ種類が合わさると「ポンッ!」という気持ちの良い音とともに合わさり、以下の小さい順にシンカしていく。

さくらんぼ
いちご
ぶどう
デコポン
かき
りんご
なし
もも
パイナップル
メロン
スイカ

 画面右下にはシンカの輪も表示されているので、フルーツのシンカ先が分かりやすくとても親切だ。

 フルーツの落下には時間制限がないので、通常の“落ち物ゲー”とは異なり、焦らずにじっくりと考えながらプレイできる。つぎに落ちてくるフルーツは画面右上に表示されるので、配置などに注意しながら落としていくといいだろう。
 ゲームの目標としては高スコアを取ること。ゲーム内にはスコアランキングも存在しており、高スコアを取ることでランキングが更新されていく。昨日の自分と戦ってもよし、友だちや家族でスコアを競い合ってもよし、と遊びかたはさまざま。
 オンラインランキングでは全国の『スイカゲーム』ガチプレイヤーたちとスコアを競うことも可能だ。

スイカ作りに挑戦すると、フルーツ恐怖症になります
 筆者も実際にプレイ。序盤は順調かと思っていたが、想像していたよりもスイカを作るのが難しく、思わず熱中してしまい気が付いたら2時間近くフルーツたちと奮闘していた。

 このゲーム、かわいらしい見た目から「簡単だろこんなの!」、「スイカ? 余裕でしょ?」と思われがちなのだが、侮ることなかれ。実際に遊んでみるとその鬼畜さが伝わってくる。
 そう、ただ1個のスイカを作るだけなのだが、それがめちゃくちゃ難しいのだ。ひとつ手前のメロンで詰み、パイナップルを複数作るもくっつかず気づいたら箱から溢れる。そしてムキになってリトライを繰り返しては失敗する。なかなかスイカを拝むことができない無限ループである。
 スイカ1個を作るのがこんなにも難しいものなのか……。あまりの鬼畜さに筆者は、よく見るとフルーツたちの目が笑っていないことに気づき、だんだんと若干の恐怖を感じながらスイカを作っていた。
 とくに、さくらんぼの笑顔は、薄目を開けてにやけているように見える。こわい。薄目でこっちを見るな。

並ぶさくらんぼたち。くっつけお前たち。

 ときにはメロンが完成した衝撃により、近くにあったオレンジが箱の外に吹っ飛びゲームオーバーになることも。このときは流石に理不尽すぎて台パンした(台はないけど)。成人男性がフルーツにキレ散らかした瞬間である。

メロンにシンカした衝撃で外に飛び出すオレンジ。

 それからさらに数時間経ち……。
「そこにぶどうとさくらんぼがなければ……」
「パイナップルくっつけえええ!」
 どこに転がるかわからないぶどうや、フルーツの隙間に挟まって落ちていくさくらんぼ。笑顔のフルーツたちと戦いながらやめどきがわからずプレイすることさらに数時間……。

 ついにスイカ作りに成功!!!

 何度も挑戦し、フルーツたちに苦しめられながら、ついに……ついにスイカを作りあげたのである。達成感で脳汁がドバドバだ。
 たとえるなら、スロットで言うジャックポット、麻雀で言えば国士無双、競馬で言えば万馬券みたいなものだ。まぁ筆者はどれもやったことないのだが。ゲームだとガチャでほしいキャラクターが1発で出た、といった感じだろう。
 画面にはスイカができたときの「ポンッ!」という気持ちの良い効果音とゲームの陽気なBGM、そして真顔でゲームをプレイする筆者の姿があった。
 そして気が付いた時には、リトライを押し、またスイカ作りに挑戦していた。完全にスイカ中毒である。
高みは3000点。このスコアを目指してスイカプレイヤーは精神を削る
 スイカゲームの目標として、スイカを作ると同時にスコア3000点を目指すことを目標とする者もいる。配信者たちのあいだでも3000点を目指し、日夜しのぎを削っている。
 初心者が3000点を取るには、安定してスイカを作ることが重要になる。まずはいちばん得点が稼げるスイカを作るところから目指そう。
 また、フルーツを落とす際にカーソルを端に寄せ過ぎると、逆側からカーソルが出てきて、思ってもいない場所にフルーツを落とす事故が起こりうるので注意してほしい。

まさかの『スイカゲーム』のプロチーム爆誕。有志たちによる高等テクニックはこのゲームの奥深さを物語っている
 スイカ界隈では、オレンジ柿論争や新たな技・専門用語の開拓など、さまざまなことが起こっている、今回はその一部を紹介しよう。
デコポンの次はオレンジか柿か……
 スイカゲーム界隈では、一時期「デコポンの次はオレンジだろう」、「デコポンのつぎは柿だ」とオレンジ派と柿派による論争が行われていた。
 論争の火種となったのはシンカの輪5つめにある橙色のフルーツである。イラストではオレンジにも見えるが、言われてみれば柿にも見える。

 ちなみに筆者は最初オレンジ色だからオレンジだと思っていた。しかし、突然の公式の「デコポンの次の果物は“かき”です!!!」という発表により、終止符が打たれた。オレンジ派だった筆者は時代の敗北者となったが、逆張りでいまだにオレンジと言っているのは秘密だ。

そして配信者の皆さま、#スイカゲーム を遊んでいただき、誠にありがとうございます。ただ、中の人からひとつ言わせて…
_人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人_
> デコポンの次の果物は「かき」です!!! <
 ̄Y^Y^ Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
配信者の皆さんに届け、この想い! https://t.co/HolRN3ra8C Aladdin X(アラジン エックス) (@aladdinx_jp)
2023-09-19 16:19:18

スイカのeスポーツチーム爆誕
 eスポーツチーム“FNATIC”が、まさかの『スイカゲーム』部門設立を発表。選手及びコーチの募集を開始するとのこと。スイカのコーチとはどういうことだ???

【スイカで世界を】グローバルに展開するesportsチームFNATIC、スイカゲーム部門設立を発表

全世界を席巻している同ゲームへの参入を発表し、選手及びコーチを募集している。

社内関係者は「メロンすら作ったことがない」「スイカ?塩をかけるとうまいよね」などとコメントしている。 https://t.co/dAb1PRuWbe FNATIC JAPAN (@FNATIC_JP)
2023-09-26 17:30:49

ガチ勢による技や専門用語の開拓には思わず拍手
 布団ちゃんが考案した技として、柿と柿の合体でリンゴを作り勢いで下に落とす技゛アップルシフト(AS)”などの小技も存在。いまこの瞬間もさらなる技の開拓が進んでいるとかいないとか……。
 技の名前が無駄にかっこよすぎる気もするがおそらく適当である。
スイカができる達成感を求めて、フルーツたちに挑む
 実際にプレイしてみて感じたのは、「スイカを作れなくて悔しい!」、「つぎはスイカを作るぞ!」というつぎこそはといったムキになる感情。そしてリトライのしやすさ。そこがまたこのゲームを流行らせた魅力なのかもしれない。
 今後さらなる勢いが増すであろう『スイカゲーム』を一度プレイしてみてはいかがだろうか。くれぐれもスイカ中毒にならないよう気をつけてほしい。
 ちなみに筆者はこれを書きながら、いまもなおスイカを作っている。
『スイカゲーム』ゲーム概要

プラットフォーム:Nintendo Switch、popIn Aladdin(プロジェクター)
プレイ人数:ひとり
メーカー:Aladdin X
対応言語:日本語
発売日:2021年12月9日
価格:240円[税込]
備考:ダウンロード専売

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...以下引用元参照
引用元:https://www.famitsu.com/news/202310/10318836.html

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