【本ページはプロモーションが含まれています】

switch

明日(12/14)発売『紅魔城レミリアII 妖幻の鎮魂歌』開発者インタビュー。やりたかったことは続編にすべて詰め込んだと明かす、二次創作2Dアクションが現代に蘇る | ゲーム・エンタメ最新情報のファミ通.com

詳細はこちら

ブログランキングに投票お願いいたします。

 『東方Project』の二次創作2Dアクション『紅魔城レミリアII 妖幻の鎮魂歌』が、前作に引き続きNintendo SwitchとPC(Steam)で10年の時を経て復活を遂げた。

広告

 原作は、同人サークルの“Frontier Aja”が10年以上前に手掛けた、『東方Project』を題材とした横スクロール2Dアクション。2022年に発売された前作『紅魔城レミリア 緋色の交響曲』に続いて、本作もリマスター化された。
 本作は、紅魔館のメイド・十六夜咲夜を主人公に抜擢。紅霧が幻想郷を覆い尽くした事件以降、咲夜は新たな異変が起きていることに気付く。紅魔館の当主であるレミリア・スカーレットの失踪、そして「春は来ない」と話す謎の人物。咲夜は異変の原因を探すために立ち上がるが、咲夜の前に“八雲一家”が立ちはだかる……。

 Nintendo SwitchやPC(Steam)向けにリマスターされるにあたって、本作にはさまざまな追加要素が用意されている。前作の主人公・博麗霊夢を操作できるモードが楽しめるほか、ストーリーでボスとして立ちはだかる『東方』キャラクターたちをつぎつぎに倒していくボスラッシュモードを搭載。さらに、前作に実装されたエクストライージー・モードや実績、ギャラリーも収録されている。

霊夢は、前作に登場したムチ型の近接武器“おおぬさ(大麻)”や、遠距離武器“御札”を使用して戦う。

ボスラッシュモードは、キャラクターの関係性によって、博麗神社コースや八雲コースなど複数のコースが用意されており、コースごとに登場するボスが異なる。

『紅魔城レミリアII 妖幻の鎮魂歌』(Switch)の購入はこちら (Amazon.co.jp)
 原作の発売から10年以上の時を経て、なぜ前作『緋色の交響曲』と本作『妖幻の鎮魂歌』は現代に蘇ることになったのか。『紅魔城レミリア』シリーズの企画発案や制作進行、音楽全般の作曲を担当した柳英一朗氏に、開発の経緯や制作秘話などを伺った。

柳 英一朗(やなぎ えいいちろう)

Frontier Aja サークル代表。『紅魔城レミリア』シリーズでは、企画発案や制作進行、音楽全般の作曲を担当している。ちなみに、取材時に柳氏が来ていたTシャツは、オフィシャルグッズで購入可能。

前作のリマスター化に続いてファン待望の続編が現代に復活
――2023年12月14日に本作がいよいよ発売されます。現在の率直な感想を教えてください。
柳10年以上前に作ったゲームを、いまでも楽しんでもらえるのはうれしいですね。原作は同人タイトルということもあり、当時はファンの方を中心に波及していたのですが、リメイク版は子どもたちも遊んでくれているみたいで。
 本作の試遊台を出展した“第十回博麗神社秋季例大祭”(『東方Project』オンリーの同人誌即売会)にも、『東方』のコスプレをした子どもたちが遊びに来てくれたんですよ。僕自身、ゲームに夢中になって育ったので、子どもでも楽しめるゲームを作ることができたんだなという実感を得られて感無量でした。
――前作に引き続き、『II』をリマスターすることは、いつごろ決まったのですか?
柳じつは、移植を担当してくださったシーエフケーさんに前作のリマスターのお話をいただいたときに、『II』もいっしょにやりましょうとご提案いただきました。プロモーションや開発の関係ですぐには公表できなかったのですが、2023年の9月に本作を発表したところ、当時を懐かしんだり、お祝いしてくれたりするファンの方が多くてうれしかったです。
――開発者冥利に尽きますね。せっかくなので、原作の『II』はどのようにして生まれたのか、当時を振り返りつつ教えてください。
柳前作(同人版)は急ピッチで作らざるを得なかったこともあり、『II』は制作期間を長くとってより丁寧に作りたいという思いが強かったです。さまざまな要素を再構築していて、キャラクターの挙動やマップの構成を見直したほか、スーパーファミコンや初期のプレイステーションのような、ドットの多関節アニメを敵キャラクターで再現しました。
 あとは、『II』から声優さんを起用できたのも印象に残っています。著名な方たちにご出演いただいたのですが(下記参照)、とくに西行寺幽々子役を椎名へきるさんにお願いできたのはうれしかったですね。
登場キャラクターと声優(敬称略)

十六夜咲夜(声:沢城みゆき)
レミリア・スカーレット(声:喜多村英梨)
パチュリー・ノーレッジ(声:力丸乃りこ)
フランドール・スカーレット(声:金元寿子)
紅 美鈴(声:佐藤聡美)
アリス・マーガトロイド(声:戸松 遥)
博麗霊夢(声:佐藤利奈)
霧雨魔理沙(声:新谷良子)
八雲 紫(声:遠藤 綾)
八雲 藍(声:小林ゆう)
橙(声:新谷良子)
西行寺 幽々子(声:椎名へきる)
魂魄 妖夢(声:広橋 涼)
小野塚 小町(声:戸松 遥 )

 というのも、僕は『魔法騎士レイアース』(1994年に放送されたテレビアニメ。原作はCLAMPによるコミック)の大ファンで、主人公のひとりである獅堂光を演じられた椎名さんに憧れていました。お仕事で実際にお会いできたときは、非常に感慨深いものがありました(笑)。
――エンタメ業界あるあるですね(笑)。『II』には、クリアーした後に解禁される追加シナリオが収録されています。こちらはどのような経緯で実装されたのでしょうか?
柳『紅魔城』シリーズのイラストやキャラクターデザインは、人気イラストレーターの晩杯あきら氏にお願いをしていて、ちょっと殺伐としたと言いますか、ニヒルな皮肉の掛け合いみたいなものがストーリーで描かれています。最後までひねりのきいたセリフ回しが多いのが特徴ではありますが、上海アリスさんの『東方』シリーズは、ほのぼのとした温かい雰囲気も魅力です。
 『紅魔城』シリーズでもそういった魅力を表現できたらと思い、追加シナリオではほのぼのとした温かい雰囲気が感じられるように、ストーリーを構成していますし、ボイスの収録も行っています。メインストーリーの種明かしのような内容になっていますので、追加シナリオも遊んでもらえるとうれしいです。

前作から『II』へ。そしてリマスター化され進化した要素
――こだわりが詰まった『II』をリマスターするにあたってとくに注力したポイントは?
柳前作のリマスター同様、グラフィックがHD化されていますし、ボタンが増えたのでショートカットに割り振ることができ、より快適にプレイできるようになりました。また、原作をやり込んだ方でも楽しめるように、前作の主人公・博麗霊夢をプレイアブルキャラクターとして操作できるモードと、ボスと連続で戦うボスラッシュモードを実装しました。

――追加されたふたつのモードに関して、それぞれ特徴を教えてください。
柳霊夢の操作性は基本的にリマスターした前作と同じです。咲夜とはアクションやパートナーが異なるので、新鮮な気持ちでプレイできると思います。ボスラッシュモードは、登場するボスが異なるルートを複数用意しています。
 ぜひすべてのルートでクリアーを目指してほしいですね。ボスラッシュに挑めるのは咲夜だけですが、要望が多く届くようでしたら、発売後のアップデートで霊夢でもボスラッシュに挑めるようになるかもしれません。現時点で確約はできませんが……。

――もし実装されたら、喜ぶファンは多いでしょうね。ファンが喜ぶと言えば、本作は前作に引き続きエクストライージー・モードや実績、ギャラリーも実装されています。
柳原作を開発した当時は簡単にクリアーできていたのですが、歳を重ねて反射神経が鈍くなったのか、クリアーするのが難しくなりました(苦笑)。僕自身、救済処置の必要性を強く感じていましたし、先ほどお伝えした通り、低年齢層のユーザーも増えましたから、前作からエクストライージー・モードを追加して本当によかったと思います。実績やギャラリーも充実していますので、コンプリートを目指してやり込んでもらいたいです。
――『II』ではサブウェポンとパートナーシステムがパワーアップしています。それぞれ特徴や見どころを教えてください。
柳前作からパートナーの数が2倍以上に増えています。そのぶん、攻略の幅も広がっているので、詰まったときはいろいろなパートナーを試してみてください。ちなみに、僕のオススメはアリスです。
 アリスは、前方に爆発する人形を複数放つのですが、御霊の消費量に対して攻撃力が高い。近距離や空中の敵、飛んでいるボスには当てにくいものの、地上にいる敵なら遠距離から安全に攻撃できます。

――なるほど。せっかくなので、アリスのように攻略に役立つ情報を教えてください!
柳ほかにオススメのパートナーを挙げると、序盤から選べる美鈴も使いやすいですね。美鈴は飛び蹴りで急上昇した後、ふたたび飛び蹴りで急降下して攻撃するのですが、上昇するときと急降下するときにそれぞれ当たり判定があるので、上昇と下降が切り換わるタイミングでうまく当てると、火力が高くなります。

 あとは、中盤から使用できるパチュリーも強力です。賢者の石と魔道書が咲夜の周囲を回転して攻撃してくれるのですが、シールドの役割も果たしてくれます。
――本作の特徴的なシステムである、飛翔やバックステップの活用法も知りたいです。
柳飛翔はその名の通り、一定時間、空中を飛行できるシステムなのですが、じつは当たり判定が小さくなります。これは、原作の『東方Project』のシステムを再現して採用したもので、飛翔を使わなくてもクリアーできる設定にしていますが、攻撃が厳しい場面で飛翔を使うことで、クリアーしやすくなっています。

 後方に回避するバックステップは、出始めに無敵時間があります。ギリギリで使うようにすると無敵時間を有効に使えますが、敵のほうにバックステップを行い、無敵時間を利用して後方に回り込む、といった使いかたもできます。
――バックステップにそんな使いかたがあったとは……。
柳あと、サブウェポンの懐中時計は、時を止めることができる咲夜の能力を再現しています。懐中時計を使うことで敵やトラップの動きを止められるため、敵の攻撃が激しい場面で使うと効果的です。また、正面にナイフを投擲するサブウェポンは、空中と地上でナイフの量や連射速度が変化します。どちらも使いやすいので、頼りになる場面は多いと思います。
 これらのアクションやテクニックを活用してもクリアーできないときは、エクストライージー・モードでチャレンジしてみてください。難易度の変更とあわせて、オプション画面の“Player”の項目で残機(ミスしてもやり直せる数)を最大の“20”まで増やしておくといいですよ。本作はくり返しプレイして、敵の出現位置やボスの攻撃パターンを覚えるのが重要になります。残機を増やしておけば、トライアンドエラーを行いやすいですからね。
――難度の高いゲームですが、これらのアクションやエクストライージー・モードを使って、クリアーを目指してほしいですね。
柳『II』ではノーマルのステージのほかに、より難しいPhantasmのステージも収録しています。それぞれボーカルソングも用意していますので、どちらも聴いてほしいです。BGMは、前作に引き続き『II』もすべての作曲を僕が担当しています。『II』では、前作のメロディーのアレンジバージョンを多用していて、サブウェポン選択時のBGMに1作目のオープニングテーマを使うなど、前作のメロディーが散りばめられています。注意深く聴いてもらうとわかると思うので、ぜひ探してみてください。
――前作同様、音楽にも相当なこだわりがあるのですね。
柳先述したように、ほかにも声優さんを起用するなど、前作でできなかったことをすべて詰め込んだタイトルとなっていますので、多くの方に遊んでいただきたいです。

『紅魔城レミリアII 妖幻の鎮魂歌』(Switch)の購入はこちら (Amazon.co.jp)

...以下引用元参照
引用元:https://www.famitsu.com/news/202312/13327339.html

-switch

ゲーマーのおもちゃ箱
Translate »