2024年1月7日・8日に東京ドームで開催されるオンラインRPG『ファイナルファンタジーXIV』(『FFXIV』)の超大規模リアルイベント“FFXIVファンフェスティバル 2024 in 東京”。吉田直樹プロデューサー兼ディレクターから新情報が発表される“基調講演”をはじめ、さまざまなステージイベントが予定されている。
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開催初日となる1月7日には、『FFXIV』の対人戦コンテンツである“クリスタルコンフリクト”の公式大会“GALLERIA Presents クリスタルコンフリクト リージョンチャンピオンシップ 2023 Japan”も実施。ブロック予選、予選トーナメントを勝ち上がってきた4チームが日本王者の座をかけて激突する。
とはいえ『FFXIV』プレイヤーの中には、「そもそもクリスタルコンフリクトを遊んだことがない」、「ルールは知っているけど試合展開が早すぎて理解できない」という人もいるだろう。本記事ではそういった人に向けて、クリスタルコンフリクトの公式大会を観戦するうえでの注目ポイントを、クリスタルコンフリクトの大会の解説やMC・実況を担当するにしむらベイベーさん、so5uさんをゲストに招いて解説いただいた。会場に足を運ぶ人はもちろん、自宅でストリーミング配信を視聴予定の人もぜひ一読のうえ1月7日の大会観戦を楽しんでほしい。
解説担当(1月7日はMC担当)のにしむらベイベーさん(左)、実況担当のso5u(そす)さん(右)。
目次閉じる開く
にしむらベイベーさんによる観戦のすすめ
“防御”、“快気”現るところに勝機、またはピンチあり、でございます! 一発逆転の力を秘めた“リミットブレイク”(LB)にも要注目です!
so5uさんによる出場チームの注目ポイント
LimitBreakTV Chronicle MALIGE BREAK OUT so5uさんが語るクリスタルコンフリクトの魅力
各マップの特徴をチェック
パライストラ ヴォルカニック・ハート クラウドナイン 東方絡繰御殿
各ジョブのLBの効果を把握しておこう
にしむらベイベーさんによる観戦のすすめ
みなさんこんにちは! クリスタルコンフリクトにホルムギャングし、ホルムギャングされたい光の戦士、にしむらベイベーです!
編注:写真は2023年2月に開催された初の公式大会“Community Cup”のときのもの。
クリスタルコンフリクトは、“マップ中央にあるクリスタルを、より敵陣方面に運んだチームの勝利”という簡単なルールになっています。まずはそれを念頭に置いて見ていただければと思います。
押さえていただきたい目のやりどころとしては、画面上部に両チームのクリスタル進行度がパーセンテージで振り分けられて表記されておりますので、どちらが押している状態か、そちらを見ればおわかりいただけます。画面上部のゲージの見かたは以下のようになっています。
<画面の見かた>
試合の残り時間
各チームのクリスタル進行度。パーセンテージが大きいほど優勢
各チームのチェックポイント(50%)の位置
各チームのゴール(100%)の位置
現在のタクティカルクリスタルの位置と状況
劣勢なチームが逆転するために必要な到達ライン
現在、優勢なチームの背景が点滅する
パッチ6.5からフィールド上のクリスタル通過ルートに黄色いリングが表示されるように。これは劣勢なチームの逆転ポイントを示しています。
両チームのゲージの間には試合の残り時間が表記されており、この試合時間中にどちらかの陣地最終地点までクリスタルを押し込めなかった場合、“OVERTIME”という延長戦に突入します。このOVERTIMEは、クリスタル進行度が負けているチームのひとりが必ずクリスタルの上に乗っていないと負けになってしまうという、劣勢チームにはなかなか不利なルールとなっております。
制限時間が少なくなるとカウントダウンが表示されます。ゼロになるときに誰もクリスタルの上に乗っていないと、進行度が高いチームの勝利となります。
勝っているチームはクリスタルに乗ってくる敵をノックバックなどの妨害やバーストと呼ばれる集中攻撃で引き剥がしたり落としたりして勝利を掴みに、負けているチームは誰かが必ずクリスタルの上をキープしつつ、敵チームを集中攻撃でしっかり落としてクリスタルを逆転ポイントまで運び勝利を目指す、という流れになります。
この“OVERTIME”が、観戦側ももっとも手に汗握る白熱した時間になるのではないかと思います。ひとつのプレイで一気に流れが変わってしまう、そんなハラハラしっぱなしのお時間です!
“防御”、“快気”現るところに勝機、またはピンチあり、でございます!
前述いたしましたところを踏まえて、戦況をより詳しく堪能していただくためにも注視していただきたいのが、全員が使用できるアクション“防御”、“快気”です。“防御”は、使用中は移動速度が遅くなりますが、青い球に包まれてダメージを90%軽減できるアクションで、“快気”は自身のMPを消費してHPを回復するアクションになります。
この“防御”、“快気”現るところに勝機、またはピンチあり、でございます! 「あ、青い球を使っている!」とわかったら、その人が狙われているということ。“防御”を使った後は再使用までしばらく時間がかかるので、防御した後にどう立ち回るかも注目するといいかもしれません。
また両チームのHP、MPゲージをご覧いただき、残りMPが少ない人がいたらその人は“快気”が使えないということ(“快気”を使うにはMPが2500必要)。その人が狙われると危ない、逆に言えば、その人に集中攻撃できればノックアウトできるかもしれない、といった見かたができます。そういう風にバースト(集中攻撃)を先読みしながら目で追っていくと、さらに楽しめると思います。
MPが枯渇したプレイヤーは、敵からの視線を切れる物陰などに隠れて、詠唱時間が長い“軍用エリクサー”を使いHPとMPを全回復します。それを敵が阻止したり味方が補助したり……そのあたりのテクニックは、実況解説を聞きながら注目していただければなお詳しくご覧いただけるかと思います。
一発逆転の力を秘めた“リミットブレイク”(LB)にも要注目です!
クリスタルコンフリクトは、どんなに順調にどちらかが押し進んでいたとしても大逆転が起こりうるゲームです。それがいちばん起こりやすいのが、パーティメンバーそれぞれが、タイミングを合わせて使う“リミットブレイク”(LB)です。LBを使って一気に敵全員を倒し、クリスタルを逆転ポイントまで運ぶといった目玉が飛び出て戻らないような劇的展開も!
ジョブアイコンの下のゲージがリミットゲージ。これが最大になればLBが使えます!
各ジョブには、集中攻撃するタイミングで重要な役割を果たすアクションやLBがございます。行動不能を与える妨害デバフを与えたり、高火力の攻撃を範囲で叩きつけたり、“防御”状態を貫通してトドメの一撃をお見舞いしたり。逆にダメージを大幅軽減、無敵になるなど、多種多様な技がございます。これらをチームワークによっていろいろな順番で組み合わせることで、一気に形勢が変わるのがクリスタルコンフリクトの醍醐味だと思います。
まずはリミットゲージに注目していただき、「リミットゲージがもうすぐ溜まりそう」、「溜まったらいつ使うかな」などを考えながら観戦していただきたいです! パーティでLBを合わせて使うのはかなり強力なので、“OVERTIME”に入るときに進行度で負けているチームのパーティリストを見て、全員がLBをあえて残していたら、大逆転が見られるかもしれません。
逆に進行度が勝っているチームは、LBをそろえさせないようにうまく各個撃破するなど、状況で動きを幅広く変える戦いがたくさん見られると思います。逆転の要となるリミットゲージと、その使用タイミングにご注目いただくだけでも、より深く試合展開が楽しめるのではないかと思います。
まだまだ深掘りしてお話したいことはたくさんあるのですが、
進行度
HP・MPゲージや“防御”のエフェクト
“OVERTIME”までの時間
リミットゲージの溜まり具合
こちらの4点にご注目して、実況解説をプラスすれば、楽しんでご覧いただけること間違いなしです! あとは各チームのポートレートやチームカラーなどで応援したいチームを作るもよし、どの選手がクリスタルをしっかり運んでいるかなど細部に注目するもよし、ぜひスポーツ観戦の目線でお楽しみください!
クリスタルコンフリクトはいい意味で100%正解といったセオリーがないと思っていて、各チームに違ったチームワーク、戦法、ロール構成がございます。ここまでに紹介したルールと状況把握を踏まえたうえで、それがいかに噛み合って試合がどう転ぶのか、so5uさんや吉田さんの実況解説とともにご覧いただければ十分に楽しめると思います!
(text by にしむらベイベー)
so5uさんによる出場チームの注目ポイント
クリスタルコンフリクトの大会の実況だけでなく、カスタムマッチを主催・配信を行うso5uさん。クリスタルコンフリクトの実装以来、長きに渡って数多くの試合に携わってきたso5uさんの目から、セミファイナル出場チームの注目ポイントを解説してもらった。
LimitBreakTV
so5uさんによる解説
LimitBreakTVはクリスタルコンフリクトが実装される以前から仲のいいメンバーを中心に結成しているチームです。大会経験も豊富ですので高い協調性からくるチームプレイ(とくにリミットブレイクの合わせなど)に注目です。
Chronicle
so5uさんによる解説
Chronicleはクリコンプレイヤーの中でトッププレイヤーと呼ばれるようなメンバーが揃っています。試合中におけるチームの連携力、対応力なども素晴らしく、直近の非公式大会で優勝を手にしたこともあり楽しみです。
MALIGE
so5uさんによる解説
MALIGEは初の公式大会“クリスタルコンフリクト Community Cup(クリコンCC)”の優勝チームですので、言わば現時点での日本王者だと思っています。クリコンCC以降はプレイヤー主催の大会などにはあまり参加していませんでしたが、その実力は健在でした。固い守りから相手のスキを生み出し崩していく戦いかたに注目です。
BREAK OUT
so5uさんによる解説
BREAK OUTはプレイヤー主催の大会など、数々の大会出場経験を持つメンバーを揃えたチームです。攻撃的な戦いかたが印象的で、相手のどこを崩せば有利を取れるかなどの戦術眼に優れていると思っています。相手より一手早く動き出し、相手のやりたいことを潰しにくる戦いかたに注目です。
so5uさんが語るクリスタルコンフリクトの魅力
“制限時間までにクリスタルをより相手本陣に動かした方が勝ち”というシンプルなルールの中で、そのクリスタルを動かすためにさまざまな手段、作戦、連携を駆使する必要があるので、知れば知るほど楽しくなってくる部分と、なによりカスタムマッチ機能がある部分が魅力的だと思っています。初めてPvPを触る光の戦士でも、まずは何も知らない状態から見知った友人とカスタムマッチで遊んでみるのがよいかもしれませんね。
(text by so5u)
各マップの特徴をチェック
クリスタルコンフリクトでは、マップごとのギミックも試合の重要な要素となる。以下では観戦するときに覚えておきたい各マップの簡単な特徴を紹介していく。
パライストラ
特徴的なステージギミックが存在しないオーソドックスなマップ。中央の両脇に移動速度上昇効果が得られる“スプリントライン”が存在する。
ヴォルカニック・ハート
試合開始から一定時間後に火山が噴火してボムが降下。ボムは数秒後に自爆し、十字範囲内にいるプレイヤーに大ダメージを与える。自爆地点には“ボムの塊”が残り、プレイヤーが触れると“一定時間、与ダメージが上昇”、“自身のリミットゲージが増加”の効果が得られる。
クラウドナイン
試合開始から一定時間後に乱気流が発生。乱気流発生時にプレイヤー全員を上空へとノックアップし、地面に落下させて大ダメージを与える。乱気流によるノックアップは“防御”を使うか、空中に浮いている“黒チョコボの羽根”に触れると無効化できる。黒チョコボの羽根に触れると“一定時間、自身の攻撃速度と移動速度が上昇”、“自身のリミットゲージが増加”という効果も得られる。
東方絡繰御殿
一方通行の“からくり扉”、一定以上乗り続けると畳返しが発生してプレイヤーにノックアップ+ダメージを与える“からくり畳”など、多種多様な“からくり”ギミックが存在。
試合開始から一定時間後にステージギミック“からくり祭り”が発生し、“からくり用心棒”と“からくり陰陽師”が出現。この2体の人形がチェックポイント、ゴール地点付近に到達すると、前者は広範囲の攻撃、後者はミニマム状態を付与する視線攻撃をくり出す。
また、“からくり祭り”中は、ステージ上に“大判小判”がばらまかれる。この“大判小判”に触れると、“自身のリミットゲージが増加”の効果が得られる。
各ジョブのLBの効果を把握しておこう
にしむらベイベーさんの解説のとおり、LBは試合の戦況を一気に変える力を秘めている。各ジョブのLBの効果をなんとなくでも知っておけば、より戦況を理解しやすくなるはず。観戦前に各ジョブのLBのおもな性能を確認しておこう。LBのより詳細な性能は公式サイトをチェックしてほしい。
ナイトLB“ファランクス”
自身に一部を除くすべてのダメージを無効化する“インビンシブル”、周囲のパーティメンバーに被ダメージ軽減効果のある“ファランクス”を付与する。“ファランクス”を使用後、強力な連続範囲魔法が使える。
戦士LB“原初の怒号”
前方扇範囲の敵を“防御”不可状態して、自身に移動速度上昇、状態異常&ノックバック&引き寄せ効果を無効化する“原初の解放”、最大HPを上昇させる“スリル・オブバトル”を付与する。“原初の解放”効果中はプライマルレンドとカオティックサイクロンの威力も上昇する。
暗黒騎士LB“イーブンタイド”
自身の残りHPが高いほど威力が高まる範囲魔法攻撃(前後直線範囲)をくり出し、HPが1より減らなくなる“アンテッド・リデンプション”と、強力なウェポンスキル“ブラッドスピラー”が使用可能になる“ブラックブラッド”を付与する。“アンテッド・リデンプション”効果中はウェポンスキルの与ダメージの100%ぶんのHPを吸収できる。
ガンブレイカーLB“連続剣”
自身の被ダメージを軽減するとともに、周囲に継続的に範囲攻撃をくり出し、続けて強力な範囲攻撃“フィニッシュトリガー”が発動できるようになる。“連続剣”の継続的な攻撃を受けた敵は与ダメージが減少し、被ダメージが上昇する。
白魔道士LB“ハート・オブ・パーゲーション”
対象に向かって、スタン効果のある直線範囲魔法攻撃をくり出す。さらに自身の与ダメージと回復力が上昇し、周囲のパーティメンバーのHPを継続回復する“テンパランス”を付与する。
学者LB“サモン・セラフィム”
HPが減少したパーティメンバーを優先して回復+バリアを付与するセラフィムを召喚する。召喚時に、周囲のパーティメンバーの状態異常を一度だけ無効化する“セラフィムウィング”、HPが低くなると自動でHP回復効果が発動する“深謀遠慮の策”を付与する。この効果はセラフィム召喚中にもう一度だけ手動で発動できる。
占星術師LB“星河一天”
自身の周囲の敵の与ダメージを減少させ、自身と周囲のパーティメンバーの与ダメージを上昇させる。いずれも5秒ごとに効果量が低下していく。
賢者LB“メソテース”
指定したポイントにシールドを生成。範囲内に入った敵に継続ダメージ効果の“リュペー”を付与し、味方に“リュペー”状態以外の敵からのダメージを無効化する“メソテース”を付与する。効果時間中に一度だけ別の地点にシールドを生成し直せる。
モンクLB“メテオドライヴ”
対象に急接近して拘束し、ダメージを与える。敵の“防御”状態を解除させたうえでダメージを与えることができる。
竜騎士LB“スカイハイ”
上空に高く飛び上がり、ターゲット不可状態になる。続けて自身の周囲の敵にダメージを与える“スカイシャッター”が実行できる。対象との距離が近いと威力が2倍に。使用時は自身に一定量のダメージを防ぐバリアも付与される。
忍者LB“星遁天誅”
対象に急接近してダメージを与える。対象のHPが50%以下の場合は相手を戦闘不能状態にできる。このLBで敵を戦闘不能状態にすると、続けてLBが使用可能。
侍LB“斬鉄剣”
対象と周囲の敵に範囲攻撃をくり出す。対象に“崩し”(アクションの“必殺剣・地天”効果中に自身を攻撃した敵に付与されるデバフ)が付与されている場合は、最大HPの100%ぶんのダメージを与える。
リーパーLB“レムール・テネブレー”
自身の周囲の敵に対し、勝手にキャラクターを動かされる“恐慌”を付与(“防御”も強制的に解除する)し、自身はアヴァターを憑依させた“レムール”状態になる。“レムール”状態では強力なコンボがくり出せるようになる。
吟遊詩人LB“英雄のファンタジア”
自身のウェポンスキルのキャストタイム、リキャストタイムを短縮させ、移動速度を上昇させる。さらに周囲のパーティメンバーの与ダメージを上昇させ、リミットゲージを継続増加させる。
機工士LB“魔弾の射手”
対象に遠隔物理攻撃をくり出す。射程距離が非常に長い高火力の攻撃というシンプルな効果のLB。
踊り子LB“コントラダンス”
自身の周囲の敵を誘惑する。誘惑状態の敵にダメージを与えると誘惑の効果時間が延長される。
黒魔道士LB“ソウルレゾナンス”
自身に詠唱時間なしで“フレア”、“フリーズ”が使用できるスタックを付与。さらに高威力の魔法“ファウル”が使用可能になり、被ダメージ軽減+ヒートショックのリキャストを短縮する“アポカタスタシス”も付与される。
召喚士LB“サモン・バハムート”or“サモン・フェニックス”
バハムート、もしくはフェニックスを召喚する。バハムートは単発の攻撃の威力に特化した召喚獣。一方でフェニックスは、ダメージ量はバハムートに劣るものの継続ダメージを付与でき、召喚時に周囲のパーティメンバーにHP継続回復効果を付与する。
赤魔道士LB“サザンクロス”
十字範囲内にいる自身&パーティメンバーのHPを回復し、敵に魔法ダメージを与える。自身がシフトホワイトの場合は回復力が1.5倍になり、シフトブラックの場合は威力が1.5倍になる。
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...以下引用元参照
引用元:https://www.famitsu.com/news/202312/29329501.html