2024年1月17日、神奈川県・横浜市の大さん橋ホールにて、『龍が如く8』の完成披露会が開催された。
広告
本イベントでは、“龍が如くスタジオ”の代表として制作総指揮を務める横山昌義氏のほか、ゲストとして俳優の谷川博己さん(海老名正孝役)、安田顕さん(難波悠役)、成田凌さん(三田村英二役)、『龍が如く』シリーズの主人公を演じるふたり、黒田崇矢さん(桐生一馬役)、中谷一博さん(春日一番役)が登壇。本作の制作秘話や作品出演についての感想、収録時のエピソードなどが披露された。その模様をお届けする。
『龍が如く8』(PS5)の購入はこちら (Amazon.co.jp)
『龍が如く8』(PS4)の購入はこちら (Amazon.co.jp)
レッドカーペットで出演陣が颯爽と登場。完成披露会では本作の注目ポイントも紹介
この日はまず、出演者たちによるレッドカーペットイベントが実施。駆け付けたファンの声援に応えつつ、握手やハイタッチ、サイン、写真撮影を行って来場者を楽しませていた。
“が如くスタジオ”代表/制作総指揮・横昌義氏。
中博さん(春番役)。
崇さん(桐役)。
安顕さん(難波悠役)。
川博さん(海老名正孝役)。
成凌さん(三田村英二役)。
その後は完成披露会へ。制作総指揮の横山氏は、数多く会場に集まったファンやメディアに感謝の言葉を述べながら、「皆さんの期待を超える自信が余裕であります」と、本作への自信を語った。
主人公のひとり・春日一番を演じた中谷一博さんは、『龍が如く』の最新作を待ち続けてくれたファンに感謝しつつ、横山氏を始めとする制作陣、そして役者の皆さんに力を与えてもらい、無事完成を迎えられたことが感慨深く、主役を演じる身として感謝しかないと喜びを露わに。
もうひとりの主人公・桐生一馬役の黒田崇矢さんは、最初に昨年2023年11月9日に発売された『龍が如く7外伝 名を消した男』が外伝作にも関わらず多数のユーザーに遊ばれ、好意的な評判をもらえたことに感謝。続けて、同作にて桐生一馬がこれまであまり見せなかった弱い一面が見られたことについて、桐生一馬は他者に弱さを見せない生きかたをしてきたが、本当はふつうの男であるとコメントした。
その中で、強い生き様を示してきた桐生の人間味のある姿が描写されたことで、桐生の魅力も改めて感じ取れたことが同作の魅力としつつ、本作でも病との戦いなどを通じて、桐生が等身大の姿で戦う物語が展開されるので、ぜひ注目してほしいと語っていた。
極道組織“横浜星龍会”で若頭を務める切れ者・海老名正孝を演じた長谷川さんは、作中で自身をモデルにしたキャラクターの姿を見て、かっこよく表現してくれて、かつ“マッチョにしてくれた”ことが率直にうれしかったと話した。長谷川さんにオファーした横山氏は、他作品での長谷川さんのお芝居をそのまま持ってきてくれたおかげで、期待していた通りの仕上がりになったと太鼓判。
また長谷川さんは、自身初挑戦となるアテレコ収録については、ふだんのお芝居のように演じると声のボリュームや表現面において物足りなさを感じたことから、納得のいく演技ができるまでくり返し収録を行ったと、そのこだわりについて話していた。
前作『龍が如く7 光と闇の行方』から引き続きの登場となる、春日一番の戦友・難波悠役の安田さんは、前作から約3年ほど収録期間が空いていたとのことで、最初に収録した際には、横山氏から「声が違う」と指摘が入ったという。そうして演技を調整していく中で、難波という人物を思い出していったそうだ。
そんな安田さんは、完成披露会に先んじて実施されたレッドカーペットイベントに触れ、レッドカーペットを歩くのが夢だったとしつつ、そこで「難波だ!」というファンの反応を受けたこと、そしてイベントなどで難波のコスプレをしている人がいるということを耳にしていたことから、「愛されている難波に出会えたことがうれしい」と感慨深げだった。
新たな舞台・ハワイで春日が出会う車いすの青年・三田村英二を演じた成田さんは、『龍が如く』シリーズを遊んだことがあるそう。自身が親しんだ作品の最新作へのオファーということで、出演を即答したとのこと。自身が演じる三田村については、現時点では明かせないことが多いとしつつ、その謎めいたキャラクターを楽しんでほしいと語った。
舞台がハワイということで、三田村英二には英語のセリフもあったそうだが、これについては、英語の先生の指導のもと丁寧に演じたと振り返っていた。
ここまで語られたところで、完成披露会は終了。最後に出演者から会場のファンへメッセージが届けられた。
成田さんは、大好きな作品に出演させてもらえた光栄で、自身も楽しみにしており、期待を上回る作品になっているので期待してほしいとコメント。
安田さんは、世界中のファンが心待ちにしていた本作をお届けできるのがうれしいと話し、多数の言語字幕や吹き替えなども通じて難波の魅力が存分に引き出されているので、楽しんでいただけたらと語った。
長谷川さんは、自身が演じたキャラクターが作中で活躍しているのがご褒美のようで幸せだと語りつつ、映画顔負けのストーリーとなっているので、注目してほしいと話した。
黒田さんは、桐生を約20年演じており、新作が出る度、今回がいちばんおもしろいと感じているが、今作も例に漏れず、ファンの皆さんに楽しんでいただけるではないかと語る。そして、今作は80時間ほど遊べると伝えて聞いていたと話し、存分に本作をプレイしてほしいとアピールした。
中谷さんは、本作の発売を待っていてくれていたファンに感謝しながら、人生にはいろんなことがあるが、『龍が如く8』をプレイした後は、希望で輝いた空を見ながら笑顔で歩いていける作品になっていると感涙しながら語り、ぜひ期待して待っていてほしいとメッセージを送った。
最後は横山氏。『龍が如く8』は“龍が如くスタジオ”が総力を挙げて、3年の月日を掛けて作り上げた『龍が如く』シリーズの集大成となる作品であり、自信を持ってお届けできる作品なので、発売を楽しみに待っていてほしいと締めくくった。
長谷川さん、安田さん、成田さんが『龍が如く』シリーズの魅力や本作の収録について改めて振り返る
完成披露会の後は、長谷川さん、安田さん、成田さんへの囲み取材が行われたので、その模様をお届けする。
――本作の収録において印象的だったことを教えてください。
安田台本をいただいたときに、1日で録り切れる量ではないとわかったので、3、4日に分けてほしいとお願いしましたね。日を分けて、丁寧に演じさせていただきました。
成田僕は逆に、1日でがんばって録りました。休憩をこまめに挟みながら、朝から夜まで。それだけやっていると、距離感がわからなくなるんですよね。マイクは目の前にあるのに、キャラクターは画面の中で話していて。不思議な感覚でした。
安田ドラマとかのお芝居だと、動きに連動してセリフを話すけど、ゲームの収録だと画面の動きに合わせて話すから、なかなか味わえない体験だよね。
長谷川たしかに、そこはいつものお芝居とは違うので、自分も少し苦労しました。自分が自分じゃないような感覚でしたね。
――ご自身の姿がゲームに登場している様子を見て、いかがでしたか。
長谷川完成披露会で少しお話しましたが、自分がマッチョな姿になっていたので、そこはうれしかったですね。
成田不思議すぎる感覚でしたね。実際に体でお芝居をしていないのに、ほかのキャラクターたちと会話や動きで交流している。新しい感覚でした。
安田僕は前回から引き続きですが、久しぶりにキャラクターたちと会えたという感覚があり、うれしかったです。前作に出演してからキャラクターたちに親近感や愛着もありましたので、春日一番に会えた喜びは大きかったです。
――皆さんから見た、『龍が如く』シリーズの魅力を教えてください。
安田成田くんがプレイしていたときは、まだアクションだった?
成田アクションでした。屈強な男たちを操作して戦っていましたね。現実の街並みがリアルに再現されていたので、とても没入感があったことを覚えています。
長谷川僕は今回の役柄のような強面を演じることがあまりないので、こういった世界に憧れがありました。その中で、ストーリーがとても魅力だなと。じつは収録のとき、お昼ごはんを横山さんとごいっしょしたのですが、そこで物語について説明いただいたときに、実際にあるようなリアリティのある内容で、驚いた記憶があります。
成田台本が本当に凄まじかったですよね。とても分厚くて持てないぐらいでした。
安田僕、前回出演させてもらってから、『龍が如く7』をプレイしたんだよね。ふだんゲームをプレイしていないから、まだ難波には会えていないんだけど、街の作り込みもそうだし、お話もおもしろいから、一番を動かしているだけでおもしろいんだよね。
長谷川じつは僕も、『龍が如く7』をプレイしているのですが、難波には会えていないです(笑)。でも、安田さんと同じように序盤から引き込まれて、楽しんで遊んでいます。
――ふだんゲームをしない若者に向けて、おすすめしたいポイントはありますか?
成田キャラクターが魅力的なところが注目ポイントですね。主人公のひとりの春日一番は親しみやすくて漢気がありますし。彼を始め、個性的な人物たちが多数登場するので、彼らによってくり広げられるドラマを楽しんでほしいです。街の再現度も高いので、そこもぜひ注目いただけたらなと。
――最後に、皆さんが演じられたキャラクターの魅力をお聞かせください。
成田僕が演じた三田村英二は話せないことばかりなので恐縮なのですが、謎に満ちた彼の存在を楽しんでほしいです。
長谷川海老名正孝は底が知れない男です。彼がどのような活躍を見せるのかは、ぜひ遊んでたしかめてください。
安田難波は、どんどん使い勝手のよいキャラクターになっている印象です。今作の登場人物たちと彼のやり取りをぜひ楽しんでください。
...以下引用元参照
引用元:https://www.famitsu.com/news/202401/17331448.html