『鉄拳8』先行レビュー。誰もが楽しめるシングルプレイモードやゴースト対戦など、大幅に進化した内容を紹介 | ゲーム・エンタメ最新情報のファミ通.com

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　2024年1月26日（金）にプレイステーション5（PS5）、Xbox Series X|S、Steamにて発売となるバンダイナムコエンターテインメントの最新3D対戦格闘ゲーム『鉄拳8』の先行レビューをお届けする。

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　3D対戦格闘ゲームの金字塔である『鉄拳』シリーズの最新作ということで、注目度は抜群。新キャラクター“麗奈”をはじめ、さまざまな要素が多くのプレイヤーの注目を集めている。
　発売に先んじて、本作の製品版相当をプレイする機会を得られたので、実際に遊んでみた感想を交えて本作を紹介していく。なお、格ゲーチャンネルでは、レビュー動画を公開しているので、記事と併せてチェックしてほしい。

鉄拳8先行レビュー

まずは誰でも楽しめるシングルプレイモードをおさらい

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『鉄拳8』シングルプレイモードをレビュー。1990年代のゲーセンが帰ってくる ゲーセン勢も家庭用勢もみんなが楽しめるアーケードクエストは必見
2024年1月26日に発売予定の3D対戦格闘ゲーム『鉄拳8』。そのメディア向け試遊会で遊べたシングルプレイモードのレビューをお届けする。

　　まずは、シングルプレイヤーモードのおさらいをしていこう。大きな要素としては、ストーリー、アーケードクエスト、ゴーストの3つの要素に分けられる。

　ストーリーは、『鉄拳』シリーズで代々続いている“三島”関連の物語の続きを楽しめる。前作からの続編ではあるが、本作だけでもストーリーを楽しめるよう、過去の物語はダイジェストムービーで確認できるので、過去の展開を知らない人は、そこから見てみるのもいいだろう。

ストーリーモードを遊ぶ際、ギャラリーからダイジェストムービーを見るか見ないかを選択できる。

　映像は一見の価値ありの大迫力。物語に没頭できるように、要所でストーリー専用の対戦も楽しめる。中には、ストーリー専用の演出もあるとのことなので、ぜひチェックしておこう。

　つぎに、アーケードクエスト。アーケードクエストでは、アバターを作り、ゲームセンター風の仮想空間の中で、オリジナルのストーリーを楽しめる。対戦に活用できるテクニックの数々や、『鉄拳』の楽しみかたを、NPC“Max”くんが手ほどきしてくれる、初心者が遊ぶにはもってこいのモードとなっている。もちろん、『鉄拳』経験者が遊んでも楽しいのは言うまでもない。

　アーケードクエストを進めると、キャラクターカスタマイズのパーツも数多く入手できるので、カスタマイズが好きな人なら、優先的に遊んでおけば、今後のカスタマイズが楽しくなるに違いない。

　そして、対戦中のプレイヤーの動きを学習し、AIとして戦わせることができる“ゴースト”。『鉄拳8』の要注目とも言える要素で、以下で説明するオンラインの要素とも密接に関わっている。

　“ゴースト”では、プレイヤーの動きを学習するのだが、学習する要素が非常に優秀。細かい動きやクセ、技の使用頻度、防御方法などを細かく覚えるため、まるでその人本人と戦っているような感覚を味わえるシステムとなっている。
　自分のゴーストを作るには、アーケードクエストを少し進めなければいけないため、アーケードクエストを最初に触っておくのをオススメする。
　以上が、大きな3つの要素だ。以下では、これらの注目の要素に加え、製品版で体験できた細かい要素について紹介していく。
格ゲーマーはプラクティスが気になる？ ついている機能を解説
　　家庭用格闘ゲームと言えば、語るうえで欠かせないのは“プラクティス”である。2D格闘ゲーマーで言うところの“トレーニングモード（通称：トレモ）”である。プラクティスの要素ひとつで、成長しやすいかそうでないかが決まるといっても過言ではないほど、現代のプラクティスは進化し続けている。

　本作では、基本的なコマンドトレーニング、コンボ練習、コマンド記憶など『鉄拳7』で遊べた内容はひと通り揃っている。『鉄拳7』のDLCで実装されたフレーム周りの可視化も実装時から搭載されているので、安心してほしい。
　プラクティスの相手の設定だが、“オフェンス”と“ディフェンス”での設定も可能。オフェンスを練習したいのであれば、ダミーの防御方法を細かく設定でき、ディフェンスを練習したいのであれば、ダミーの攻撃方法を細かく設定できる。

　限定的な状況での練習がしたいならば、ダミーに直接行動を記憶させることも可能。強力な特定の連係を覚えさせて、その練習をするといったことも可能。さらに、“記録”の要素を使えば、記録したその瞬間から再生が可能。崩しの練習、防御の練習、どちらにも使えると便利なシステムとなっている。

　確定反撃練習は、本作において非常に重要かつ、気軽に遊べる、そして強くなれるシステムだ。ダミーが行うランダムな攻撃に対して、オススメの反撃を教えてくれるうえに、テンポよく練習ができる。各キャラクターの反撃に使える出が早い技も覚えられるので、一石二鳥である。
　もし対戦で強くなりたい、遠回りでも、地道に強くなりたいプレイヤーがいるとするならば、基本コンボを覚えた後は、確定反撃練習をくり返すといいだろう。

　プラクティスは、格闘ゲームを強くなるうえで欠かせないシステム。コンボ練習だけでも楽しいので、うまく使いこなして、友だちと差をつけよう。
ロビー、対戦、観戦とオンライン機能が充実！ まずはロビーに行ってみよう
　製品版では、オンライン要素を使っての対戦・観戦などももちろん可能だ。本作では、プレイヤーの段位を増減する“ランクマッチ”、段位が増減しない“プレイヤーマッチ”に加え、アバターを操作して世界中のプレイヤーと交流できるロビーも実装されている。

　ロビーでは、アーケードクエストさながらのゲームセンター風のフィールドに加え、プラクティス機能を使用できる“TEKKEN DOJO”、キャラクターカスタマイズが可能な“カスタマイズショップ”、TEKKEN BALLを遊べる“ビーチエリア”が点在している。アバターを操作するほか、ファストトラベルの機能もあるので、ストレスなくロビーを移動できるだろう。

ロビーはゲームセンター風の装いをしており、遊び心が満載。ファストトラベルで簡易化する前に、一度ひと通り見てみてほしいところ。

　ロビーの中でも、ランクマッチやプレイヤーマッチが可能。ゲームを起動してランクマッチに臨むもよし、ロビーを眺めてからオンライン対戦にいそしむもよしだ。

　ランクマッチでは、最初にどれくらいの鉄拳力があるのかを診断してもらえる。腕に覚えがあるプレイヤーならば、初心者帯のランクは抜け出すことができそうだ。
　また、対戦相手の回線状況や、ダウンロード、アップロードの回線速度、ロールバックフレームなども表示されるので、どちらが、どれくらい重く、どれくらいロールバックされているのかが可視化されているのも見逃せない。これにより、たとえば海外勢と対戦した時も、「これくらいの回線なら再戦してもいいだろう」という判断基準にもなり得るだろう。

　さらに、オンラインマッチを参考にしたプレイヤーデータも注目だ。勝率、鉄拳力などのほかにも、レーダーチャートによりプレイヤーの技術がグラフ化されている。攻撃手数や積極性、守備のガードや回避、投げ抜け、冷静さまでもがスタッツに起こされ、データ化される。魅力の欄には、経緯・向上心・正々堂々・多彩という項目があって、なんとも興味深い。やり込んだらどんなスタッツになるか、ぜひチェックしてほしい。

気になるプレイヤーはゴーストで対戦！
　「この人のプレイ、気になるけど直接対戦はちょっと怖い……」、「配信で見たことあるけど、対戦するのは申し訳ない……」そんな人たちには、ぜひゴースト機能を使って対戦してほしい。
　ゴースト機能であれば、その人の時間を使わせることはないし、その人さながらの動きをしてくれるので、その人の得意技であったり、好きな連係、防御のこだわりなどを垣間見ることができる。コンボがうまいプレイヤーであれば、ゴーストなのに火力が高い対戦相手も期待できるだろう。

　初心者はもちろん、心細い人、人見知りの方、ちょっとキャラクター対策を積んでみたい人、誰かのファンボーイなど、対戦までの一歩を確実に狭めてくれるとてもいい機能となっているので、ぜひ活用していただきたい。もちろん、友だちのゴーストと対戦してみるのもいいだろう。
　自分のゴーストと対戦するには、アーケードクエストを特定の場所まで進めてゴーストの機能を解放する必要がある。ゴーストの機能を解放したら、プレイヤーのプロフィールに飛び、ゴーストのダウンロードすればゴーストバトルまで可能となる。

新たな神機能・リプレイはオンライン・オフラインの両方をチェック可能！
　本作では、リプレイに便利な機能が実装されている。それは、“リプレイの中に入り込む”機能だ。リプレイを眺める際、「ここの場面は、なにをすればよかったんだろう」、「ここのコンボ、もっと運べていれば壁まで持っていけたな」など、細かい場面でのチェックをしたい時、実際に起こった状況のまま、プレイを再開できる。
　確定反撃などの練習もできるし、コンボが納得できなかったら、何度も再挑戦できる。上達のために一役買って出てくれるような、便利な機能となっている。
　なお、注意点として、何も起きていない状況は、リプレイに入り込むことができない。細かく言うと、リプレイ中にアドバイスが起きていない場合は、その再現もできなくなってしまう。

オマケ要素にしては深すぎる!?　“TEKKEN BALL”も要注目
　過去作品『鉄拳3』に実装されていたビーチバレーを楽しめる“TEKKEN BALL”が、本作で復刻されている。

　“TEKKEN BALL”は、対戦で使用できる技を使いこなしてボールをぶつけあい、お互いにダメージを与えるミニゲームだ。
　単なる殴り合いではなく、ボールを直線的に飛ばす技、スマッシュのように飛ばせる技など、技によってボールの飛びかたがまったく異なる。
　さらに、投げ技をボールに当てるとトスになり、ボールをゆっくりと打ち上げることができ、スマッシュが可能となる。

　ミニゲームにしてはかなり駆け引きが熱く、かつ気軽に遊べるモードとなっているので、友だちとゲームをプレイする際にぜひ遊んでみてほしい。
　『鉄拳8』では、シングルモード、オンラインモード、ミニゲームと、やりごたえ十分の内容になっている。キャラクターごとの物語が展開されるキャラクターエピソードも存在するので、単純にキャラクターが好きだという人も、キャラクターカスタマイズと合わせて、遊びがいがあるだろう。

　対人戦をメインで遊びたい人でも、アーケードクエスト、リプレイ、プラクティスなどで上達のためのステップアップがゲーム内に実装されているので、腕を磨くのも楽しいゲームだ。
　対人戦メインで遊びたい初心者も、ミニゲーム好きの上級者も、遊びかたを問わず楽しめるゲームであることは間違いない。『鉄拳8』で、白熱したバトルを体験しよう！

...以下引用元参照
引用元：https://www.famitsu.com/news/202401/24331823.html