※本記事は、2023年3月3日にアップした記事を再編集したものです。
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果てなき地を思いのままに冒険
いまから7年前の2017年(平成29年)3月3日は、Nintendo Switch及びWii U用ソフト『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』が発売された日。
『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』は、任天堂から発売されたアクションアドベンチャーゲーム。Nintendo Switchのローンチタイトルでもあったので、本体と同時購入したという人はかなり多かったんじゃないだろうか。
従来のシリーズから大きな進化を遂げたことで世界中のゲームファンから高い評価を獲得。シリーズ最高傑作との呼び声も高く、国内外で『ブレス オブ ザ ワイルド』旋風を巻き起こした。2023年12月末の時点で全世界累計3161万本の大ヒットを記録している。
プレイヤーは100年の眠りから目覚めた主人公“リンク”となって、広大なハイラルの地を冒険していく。100年経過しているため、関係者の多くはすでにこの世を去っているという設定には驚かされたんじゃないかな。
かつてともに戦った4英傑たちの過去を辿っていくストーリーが秀逸で、100年前に何が起きたのか探っていくのが興味深く、そして少し怖くもあったのが印象に残っている。ゼルダ姫との関係が“ウツシエの記憶”を通じて明らかになっていくところも非常によかった。かなり短く断片的に描かれるだけだが、筆者はこの物語がたいへん気に入っている。
そして何より『ブレス オブ ザ ワイルド』と言えば、広大なフィールドの開放感が凄まじい。いわゆるオープンワールド形式のゲームではあるのだが、本作では“オープンエア”と呼称されるコンセプトのもとに制作されており、ひとつの世界が本当にそこにあると錯覚してしまうような空気を感じられるのがスゴイところ。舞台となるハイラルが、作られたゲームの世界だと強く感じないように、さまざまな配慮がされているのが素晴らしい。
カカリコ村の梅の木を爆破してみるなど、思いつきでとった行動にもリアクションが用意されていて、住民たちが本当に生活しているのではと錯覚してしまうほど。望遠鏡から覗いた景色の場所に「行ってみたい」と思ったら壁を登っていけてしまったり、ダンジョンや試練の祠の謎解きで「これは無理だろ」と思った無茶な方法でもクリアーできてしまったりするなど、「やってみたい」と閃いたことが大抵何でもできてしまうのには何度もビックリさせられた。確かにこのような細かな配慮のおかげで、いかにも作られたゲームの世界という感覚が薄められているかもしれない。
リンクはほとんどの壁を登れてしまうというのも画期的で、最初から行きたい場所へ行こうと思えば行けてしまうのだから衝撃だ。ゆえに、スタート直後にラスボスの場所までまっしぐらなんてこともできてしまうのだから驚愕するほかない。
2017年6月30日と12月8日には、有料のダウンロードコンテンツ“試練の覇者”と“英傑たちの詩(バラッド)”が配信。さまざまな新モードや装備が追加され、遊び応えがさらにたっぷりに。なかでも目玉報酬の“マスターバイク零式”はとにかくカッコよかった。がんばって入手した人は広いハイラルで思う存分に乗り回したんじゃないだろうか。
2019年4月26日には、『Nintendo Labo Toy-Con 04:VR Kit』の“VRゴーグルToy-Con”へ対応する無料アップデートがまさかの配信。眺めのいい場所やお気に入り装備などをじっくりとVRゴーグルで覗いてみたなんて人もいるのでは?
2020年11月20日には、100年前の“大災厄”を舞台にした『ゼルダ無双 厄災の黙示録』がコーエーテクモゲームスから発売となった。知られざる100年前の戦場での出来事がドラマチックに描かれるとあって、興味を惹かれたプレイヤーも多かったはず。
そして、待望の続編『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』が2023年5月12日に発売。ハイラルの大地、空、地底までも舞台にした、リンクの新たな冒険が描かれている。
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引用元:https://www.famitsu.com/news/202403/03335981.html