特大のサプライズにファン歓喜!「hololive 5th fes. 」STAGE1&2、ダイジェストレポ
2024年3月18日 21:45 VTuber
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年に一度のホロライブプロダクション最大のイベント「hololive SUPER EXPO 2024 Supported By BANDAI」が、3月16日(土)と17日(日)に千葉県の幕張メッセ展示ホール4~8で開催。同日、展示ホール1~3では、ホロライブ(JP)、ホロライブID、ホロライブENのメンバーが出演する音楽ライブ「hololive 5th fes. Capture the Moment」の全4ステージも開催された。今回、PANORAでは、「EXPO」の会場と「fes」の全ステージを現地取材。この記事では、16日(土)に開催された <STAGE1>と<STAGE2>の模様をダイジェストでレポートする。
5度目のフェスは、初の3面ステージで開催!
展示ホール1~3をぶち抜きで使用した「5th fes」の会場は、横長の長方形。正面には、バーチャルアーティストにとってのステージであるメインのスクリーンがあり、その左右の斜め上には、別アングルの映像を映すサブのスクリーンも1枚ずつ設置されている。大規模会場のバーチャルライブでは、定番の光景だ。
しかし、今回の「5th fes」で特徴的だったのは、正面と同様な3枚セットのスクリーンが、会場の左右の壁にも設置されていたこと。つまり、正面、左右の三方向にステージがある会場となっていたのだ。ちなみに、記者席の場所は、会場中央の最後方。すべてのステージから遠い一方で、ステージのパフォーマンスと共に会場全体の観客の様子も見渡すこともできて、取材者にとっては、絶好のポジションだった。
昼公演の<STAGE1>には、アキ・ローゼンタールさん、夏色まつりさん、癒月ちょこさん、戌神ころねさん、白銀ノエルさん、宝鐘マリンさん、天音かなたさん、獅白ぼたんさん、博衣こよりさん、沙花叉クロヱさん、アユンダ・リスさん、アイラニ・イオフィフティーンさん、パヴォリア・レイネさん、小鳥遊キアラさん、一伊那尓栖さん、がうる・ぐらさん、ハコス・ベールズさんの17名が出演。全員曲とコラボ曲を含む、全27曲が披露された。
開演時間を少し過ぎた頃、まばゆいレーザーが伸びて来て、正面のスクリーンにホロライブの運営会社カバーのロゴである三角マークを描く。さらに、左右のスクリーンにも順番に同じマークが描かれた後、このフェスのための描き下ろしビジュアルと共に出演者が紹介されていき、2日間4公演にわたる「5th fes」が開演した。
1曲目から、いきなり出演者全員が登場。17人で、昨年開催された4thフェスの全体曲だった「Our Bright Parade」を披露した。正面のメインスクリーンには、まつりさん、マリンさん、かなたさん、沙花叉さん、イオフィさん、伊那尓栖さんの6人。右には、アキさん、ころねさん、アユンダさん、キアラさん、ぐらさん、ハコスさんの6人。左には、ちょこさん、ノエルさん、ぼたんさん、こよりさん、レイネさんの5人。3ステージ同時のパフォーマンスには、どの方向を観たらか良いのか迷ったファンも多かったことだろう。このとき、全6枚のサブスクリーンに映っている映像は同じものとなっていた。
<STAGE1>で披露された全員曲は、1曲目の「Our Bright Parade」、14曲目の「Shiny Smily Story」、ラスト27曲目の「Capture the Moment」の3曲。最初に正面のスクリーンで歌ったグループは、次は右のスクリーン、最後は左のスクリーンと3組は場所をローテーション。この後の<STAGE2>と<STAGE3>も同様の構成で、会場のファンにとっては嬉しい心配りがされていた。
かなマリが大人気曲「Ahoy!!」をデュエット!
記者個人の感覚であり、座席位置などの条件でも印象は変わるはずだが、この日の2ステージの中で最も大きな歓声が聞こえたのは、5曲目のマリンさんとかなたさんのコラボ中。2人は、それぞれのオリジナル曲をデュエットしたのだが、かなたさんの「特者生存ワンダラダー!!」を歌った後、「Ahoy!! 我ら宝鐘海賊団☆」のイントロが流れ、マリンさんが「まだまだ、かなマリは終わりませんよ~盛り上がって行け~」と客席を煽った瞬間、特大の歓声が上がり、「ワンダラダー」のときからすでに大ボリュームだったコールの声は、さらに一段階アップした。
ソロパートのトップバッターを務めたマリンさんは、2曲目で昨年7月に発表したオリジナル曲「美少女無罪パイレーツ」を披露。公式YouTubeチャンネルで公開しているアニメMVの総再生回数が3860万回を超えている超人気曲のパフォーマンスで会場を一気に盛り上げ、「5th fes」全体でも最初のソロという大役を見事に果たしていた。そのため、多くのファンは、マリンさんのオリジナル曲をもう1曲聴けるとは想像していなかったはずで、嬉しいサプライズになったことが、会場を震わせるような大歓声に繋がったのだろう。また、発表されているすべての曲が大人気なマリンさんのオリジナル曲の中でも、最初のオリジナル曲である「Ahoy!! 我ら宝鐘海賊団☆」に対するホロライブファンの思いは、特別なのかもしれない。この5曲目までは、ホロライブの公式YouTubeチャンネルで、アーカイブが無料公開されているので、まだ観てない人は、配信でも伝わるであろう現地の歓声を確認して欲しい。
ホロライブの歴史に燦然と輝く名曲「SSS」こと「Shiny Smily Story」を全員で歌った直後の15曲目、ハーフエルフのアキロゼさんは、美しいアカペラから始まる全編(架空の)エルフ語の楽曲「シャルイース」を披露。澄み切った歌声と神秘的なメロディや歌詞の力で、広い会場を異世界のような不思議な空気が包んだ。5回目のフェスで4回目の披露となる「シャルイース」。個人的には、来年以降のフェスでも生のパフォーマンスを楽しみたい名曲だ。
そして、異世界の癒し空間になっていた会場の雰囲気を一瞬で切り替えたのが、16曲目に「真赤な誓い」を熱唱したころねさん。毎年、コア層の心をくすぐるカバー曲の渋いチョイスと、ハンドスプリングなどのアクロバチックなステージパフォーマンスで、ファンを楽しませてくれるホロライブのフィジカルモンスターは、ニコニコの弾幕動画でも大人気だったアニメ「武装錬金」の主題歌を披露。間奏でエアギターを始め、筆者が「あ、もしかして、今年のパフォーマンスはエアギターなのかな……」と少しガッカリした瞬間、「エアリアル」と呼ばれる側宙(手をつかない側転)を披露。毎年、膨らみ続けるファンの期待に高難度の大技で応えてみせた。
「はあちゃま」のサプライズ登場に会場中のファンが歓喜
夜公演の<STAGE2>には、ときのそらさん、大空スバルさん、大神ミオさん、兎田ぺこらさん、不知火フレアさん、角巻わためさん、姫森ルーナさん、桃鈴ねねさん、尾丸ポルカさん、鷹嶺ルイさん、風真いろはさん、ベスティア・ゼータさん、カエラ・コヴァルスキアさん、こぼ・かなえるさん、森カリオペさん、IrySさん、オーロ・クロニーさんに、サプライズでの出演となった赤井はあとさんを加えた18名が出演。全28曲が披露された。
<STAGE1>のスタートダッシュを盛り上げたのがマリンさんなら、<STAGE2>で、その役目を果たしたのは、2曲目にオリジナル曲「ゆっくり走れば風は吹く」を披露し、ソロパートのトップバッターを務めたそらさん。ホロライブ全体の活動がアイドル路線にシフトするよりも前から、バーチャルアイドルとして、さまさまなステージに立ってきたホロライブの始祖は、やはり観客を前にしたステージでこそ、より輝きを増す。
曲中に自然な流れで観客へのメッセージを織り込むことが非常に巧みなそらさんは、このステージでも、自らのパフォーマンスで熱量を上げた客席に、「今年でフェスも5回目となります。毎回、来てくれて、みんなの応援が聞こえて、とっても嬉しいです。私もみんなの気持ちに応えられるように頑張るから、最後まで最高のフェスになるように、みんなも盛り上がって欲しいよ!」と呼びかけ、さらに熱くした。
<STAGE1>と同じく常に大きな歓声やコールが広い会場内に響いていた<STAGE2>。その中でも特大ボリュームの歓声と急激な熱気の高まりを感じたのが、20曲目にYOASOBIの「アイドル」を歌った赤井はあとさんのサプライズでのパフォーマンス。昨年3月の「4th fes」の直後から体調不良のため長期休養に入り、11月に活動を再開したはあとさん。フェスへの出演には長期間に渡る事前準備も必要なため、公式発表されていた「5th fes」の出演者の欄には名前の記載はなかったのだが、突然、会場左側のステージに登場。誰もが知っている大ヒット曲の冒頭のラップを歌い始めると、客席が大きくざわめき、ラップパート最後の「天才的なアイドル様!」のフレーズは、会場中のファンも大きな声で一緒に叫んでいた。はあとさんの歌声からは、今、ステージで本人が感じている嬉しさや楽しさもそのまま伝わってくるようで、まさに「天才的なアイドル様」のステージだった。
<STAGE1>と<STAGE2>を合わせて、35人のホロメンが55曲を披露した「5th fes」の1日目。正直、55曲のすべてをレポートするのは書く側も読む側も大変だなと考えて、一部のステージを抜粋したダイジェスト形式を選択したのだが、どのステージについて書くのかを選ぶことは、長文レポートを書くのとは異なる方向で非常に難しい作業だった。このレポートを執筆している3月18日(月)の時点では、まだライブ配信のアーカイブは公開されていないのだが、公開された際には、全編が見どころだらけのパフォーマンスをぜひ自分の目と耳で確かめたり、再確認したりすて欲しい。きっと、このレポートの何倍ものボリュームで、語りたいことや書きたいことが浮かんでくるはずだ。
2016 COVER Corp.
(text by Daisuke Marumoto)
●「hololive 5th fes. Capture the Moment」セットリスト
<STAGE1>
M1 Our Bright Parade/STAGE1全員M2 美少女無罪パイレーツ/宝鐘マリンM3 ばーちゃらぶ/夏色まつりM4 ぎゅーどんかーにばる!/白銀ノエルM5 特者生存ワンダラダー!!・Ahoy!! 我ら宝鐘海賊団☆/宝鐘マリン、天音かなたM6 ユーフォリア/癒月ちょこM7 Sing Out/アユンダ・リスM8 Starduster/アイラニ・イオフィフティーンM9 にっこり^^調査隊のテーマ/白銀ノエル、博衣こより、がうる・ぐらM10 WAVE/がうる・ぐらM11 CHIMERA/小鳥遊キアラM12 Be The One/獅白ぼたんM13 クレイジービート/アキ・ローゼンタール、癒月ちょこM14 Shiny Smily Story/STAGE1全員M15 シャルイース/アキ・ローゼンタールM16 真赤な誓い/戌神ころねM17 Sip Some Tea/パヴォリア・レイネM18 ジャックポットサッドガール/ハコス・ベールズ、一伊那尓栖、アユンダ・リス、パヴォリア・レイネM19 歌よ/ハコス・ベールズM20 沙花叉クロヱメドレー/沙花叉クロヱM21 SUNNY DAY SONG/戌神ころね、獅白ぼたんM22 Tear-Gazer/博衣こよりM23 Meconopsis/一伊那尓栖M24 Knock it out!/天音かなたM25 テレキャスタービーボーイ/夏色まつり、アイラニ・イオフィフティーンM26 WILDCARD/沙花叉クロヱ、小鳥遊キアラM27 Capture the Momnet/STAGE1全員
<STAGE2>
M1 Prism Melody/STAGE2全員 ※赤井はあと以外M2 ゆっくり走れば風は吹く/ときのそらM3 ハッピーエンドプリンセス/こぼ・かなえるM4 ねねちのギラギラファンミーティング/桃鈴ねねM5 未来形アイドル/兎田ぺこら、桃鈴ねねM6 エンヴィーベイビー/尾丸ポルカM7 ファンサ/オーロ・クロニーM8 SKYSONAR/不知火フレアM9 勇者/IRyS、オーロ・クロニーM10 大空スバルメドレー/大空スバルM11 ばかばっか/鷹嶺ルイM12 神っぽいな/姫森ルーナM13 save our hearts/ベスティア・ゼータ、カエラ・コヴァルスキア、こぼ・かなえるM14 Shiny Smily Story/STAGE2全員 ※赤井はあと以外M15 風を仰ぎし麗容な/風真いろはM16 Baby you/ベスティア・ゼータM17 カタオモイ/兎田ぺこらM18 鬼KYOKAN/姫森ルーナ、鷹嶺ルイM19 Sing My Preasure/IRySM20 アイドル/赤井はあとM21 光るなら/カエラ・コヴァルスキアM22 Q/角巻わため、森カリオペM23 Overkill/森カリオペM24 ナイトループ/大神ミオM25 Fins/角巻わためM26 プレパレード/大空スバル、大神ミオ、尾丸ポルカM27 セカイ/ときのそら、不知火フレア、風真いろはM28 Capture The Moment/STAGE2全員 ※赤井はあと以外
●公式サイトhttps://hololivesuperexpo2024.hololivepro.com/
●配信情報配信チケット:各公演6500円(税込)、通し券2万5000円(税込)配信サイト(SPWN)https://spwn.jp/events/24031601-jphololive5thfes
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引用元:https://panora.tokyo/archives/82326