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『ステラーブレイド』や『NIKKE』のSHIFT UPオフィスにはバーカウンターも100台カメラの3Dスキャン装置もある。キム・ヒョンテ氏こだわりのオフィスから漂う本気と変態度 | ゲーム・エンタメ最新情報のファミ通.com

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 これを見てくれ。

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 ここオフィスなんだぜ?
 『デスティニーチャイルド』や『勝利の女神:NIKKE』を開発したゲーム会社“SHIFT UP”。15階建てのビルの3フロア分に入居しており、今回はプレイステーション5(PS5)向けに2024年4月26日発売予定の新作『Stellar Blade』(以下、『ステラーブレイド』)を開発している1フロアを見学させていただいた。
 そんなオフィスを案内してくれるのは……同社の代表であるキム・ヒョンテ氏! 社長自らオフィスのこだわりを語ってくれたのだ。 いや~、推しに案内してもらえるとか幸せか?(筆者はキム・ヒョンテ氏のファン)

左がキム・ヒョンテ氏。右が筆者。推しとのツーショットを失礼。

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フロア違いを疑うオフィス
 入口を入ると、まず目に留まるのはシックなバーカウンター。

 アレ、フロア間違えましたかね? 本当にここはオフィスか? 何だこの叡智過ぎる空間は……と、疑問しか湧かない空間が目の前に。「あの女性に」とカクテルをスーッと届けるあるあるネタができる場所じゃん……。あれ、女性がスルーしたらガシャーンってなるのかな……。
 まさに男の夢を再現したかのような空間。ここはスタッフたちが水分補給をするスペースで、SHIFT UPのスタッフであればドリンクを好きに取っていいそうだ。なんだその福利“厚厚厚厚”生と言わんばかりの厚すぎる人事施策。ぜひ働かせていただきたい。

 このバーのような空間を始め、オフィス全体のレイアウトはキム・ヒョンテ氏自らが監修したそうだ。美少女のイラストのみならず、オフィスのレイアウトでも男心をくすぐるとは、やり手過ぎる。
 なお今回の取材はソニー・インタラクティブエンタテインメントからお誘いをいただき、オフィスツアーから『ステラ―ブレイド』体験版のプレイ……という流れだったが、この時点で筆者は体験版のことを忘れて、オフィスに住むことで頭がいっぱい。
 冗談抜きで就業ビザを調べたよ。体験版のレビューは下記より確認してほしい。
 バーテーブルの上には、特注で作成したケーキが飾られていた。主人公のイヴにリリー、アダムたちが並んでいる。

 いつか落ち着いたときに食べたいとのことだが、いまは開発に追われて手が出せないとのこと。「開発が終わったらゆっくり休んで……」とファンからのひと言をここに置かせていただく。
 つぎに見えてきたのはこれまた大人な空間。打ち合わせスペースとのこと。

 打 ち 合 わ せ ス ペ ー ス ? オシャレすぎやしないか?
 どこぞの地上最強の生物が息子の成長について聞いた場所にしか見えない。あれってマンガの世界だけではなかったのか。
 暖炉のように見える部分は本物の火ではなく、水蒸気に赤いライトを当てている感じだ。本物の暖炉を設置しようとしたら、消防法的に無理だったとのこと。

 こういったスペースのほかに、いわゆるオフィスデスクが並んだ業務スペースも存在する。そこら中に機密情報が散らばっているため写真は撮れなかったが、一般的な日本のオフィスデスクと相違はなかった。
 フリーアドレスではなく個々に席が設けられており、デスクには多種多様なフィギュアやグッズが置かれていたのが印象的だ。参考資料っぽかったり、ただの趣味のようなものだったり。参考程度に筆者のオフィスデスクの写真を貼っておこう。だいたい同じような感じだった。

ちなみに弊社はフリーアドレス。それなのに席を占領しているダメな編集者だ(マネしないように)。

 さて、つぎは……社長室! いいんすか! あの、あのキム・ヒョンテ氏のお部屋にお邪魔して!!!(ファンが推しの部屋に入るときはこういう反応をすると思う)。
 とはいったものの、大人の事情(郵便物がたくさんあり)でキム・ヒョンテ氏のデスク周りは撮れなかった。部屋にある打ち合わせスペースの様子がこちら。

 ここではゲームのデバックや打ち合わせをしているとのこと。2~3畳ほどの小スペースで、本人も「狭い」と苦笑いをしていたが、ここでの打ち合わせが型にハマっているようだ。
 広いスペースはあるものの狭い場所で集中する。いかにも職人らしい気質が感じ取れる一面だった。
本当にここはオフィスか……?
 ここからあり得ない休憩スペース4連発。まずは和室!

 「は!?」と思っただろう。私も思った。そう、キム・ヒョンテ氏は日本文化が好きなのだ。だからこそ韓国で和室を再現してしまう。我々も馴染みのある……と言いたいところだが、これはいいところのお家にしかないタイプの和室だな。上品。
 もちろん(?)洋風な休憩室もあった。側面がガラス張りになっているため、ソウルの街並みを14階から見渡しながら休憩できる。

 おつぎはシャワールーム。やっぱり開発会社ともなると泊まりも……と思ったが、どうやら外でランニングしてきた人などに汗を流してもらいたいから作ったとのこと。すごく健康的な理由だったので安心してしまった。

 そしてマッサージルーム。うん? 本気のマッサージチェアがあるの? オフィスに?

 “仕事の疲れを癒しつつ、仮眠を取れるスペース“というコンセプトのもとに、マッサージチェアを配置したそうだ。
 ちなみに、休憩スペースが開けた場所だと休みづらいので、これまで紹介した場所はどこもオフィスの端の隠れた場所に設置されている。これもキム・ヒョンテ氏のこだわりだ。そんな心理まで考えてくれるなんて、マジで社長の鑑。
効率とクオリティを追求した開発環境
 もちろんSHIFT UPのすごさは福利厚生施設だけではない。ここからは開発環境を見ていこう。こちらは3Dスキャンを行う部屋だ。

中から撮った写真。

 中心に台があり、周りには100台を超えるカメラとレフ版が設置されている。真ん中に被写体が立って、360度から撮った画像情報をもとに3Dデータが作られる。早ければ10分でできるとのこと。早すぎる。

 高速で処理できている理由がこのPC。100台近くのカメラを制御するとなると、かなりのスペックが必要だ。具体的なPCの値段や構成は、キム・ヒョンテ氏も分からないほどカスタマイズされているとのことで、果たしてそのお値段はいかに。

 カメラ類のコードの配線処理だけで3週間近くかかったようで、つぎの引っ越しは考えたくないそう。いっさいのもつれがないケーブルさばきには、ビジュアルにこだわる職人ならではの几帳面さが感じ取れる。私のデスク下配線とは大違いだ。

 そしてキャプチャールームの横には衣裳部屋がある。

 200着近くの衣装があり、気になったのは黒い衣装に白い粉が付いていること。どうやら3Dキャプチャーを行う際、真っ黒の服だと透過してしまうので、ワザと白い粉を付けているそうだ。

 つぎにモーションキャプチャールーム。そこまで広くはなく、動きのある撮影が難しそうだなと感じたが、それには理由があった。
 都心部に行けば、ここより広くてよりいい環境のキャプチャールームが山ほどある。だが移動時間や借りるコストを天秤にかけた場合、狭くても社内に作ったほうが効率がいいと判断したとのこと。

意気揚々と語ったたのち、刀のアクションキャプチャー中に勢い余ってモニターに突撃して壊したエピソードをにこやかに語るキム・ヒョンテ氏。ドジっ子キャラでもあった。これは推せる。

 最後はオフィスデスクを通った際に、異様な匂いを感じた場所。まるで学校の図工室のような油っぽい匂いが広がっていた。壁はなく、2メートルくらいの衝立で区切られたこのスペースは、登場する敵“ネイティブ”を“粘土”で、いわゆるクレイフィギュアを作るところだ。
 制作中の敵や機密機材等が多くあるためほとんど撮影ができなかったが、その中で実際にゲームに登場するネイティブのクレイフィギュアを数点紹介していく。
 まずは“アバドン”。

 大きく口を開いたような胴体が特徴的。手足はエビやカニなどの甲殻類のような質感をしている。
 つぎは”ストーカー”。

 最初に目に入るのは、いくつもの鋭い牙がノコギリ状に並んでいる頭部。筋肉質な腕に、不快感を抱かせる凸凹の足。そして、特筆すべきは、胴体中央に据えられた逆さまの女性の顔だ。ゲーム内で確認してみると、主人公イヴが執拗にこの顔を狙うシーンもあった。弱点なのだろうか。
 こちらは雑魚敵2体。

 中心に置いてあるので何となく察しが付くだろうが、手のゴツゴツ感や独特な関節を持つ足は、ヤシガニをモチーフにしているようだ。右の敵は、太もも辺りが女性的なふくよかさを帯びている。
 最後に“アルファネイティブ”。

 ひと目でわかるおぞましさ。子どものころに見ていたら絶対にひとりでトイレに行けなくなる。それくらい頭に残る表情だ。翼の先端は粘土でできていることを忘れるほど繊細な作り。
 以上が公開できるクレイフィギュアの紹介だ。どのネイティブからも、生物の内臓が蠢いているような、少し嫌な“生き生き”を感じてしまう。そして表情がどれも怖い。敵=恐怖の象徴であるという意図があるのだろうか。
 ゲームのグラフィックを制作する際は、こちらを専用のキャプチャーマシンで読み取ったうえで調整を加えているそうだ。一度クレイフィギュアとして作るからこそ、このおぞましさを表現できるのかもしれない。
 クレイフィギュアは韓国で超有名な職人たちが作っており、キム・ヒョンテ氏が直々に「話題になるゲームを作らないか」とヘッドハントしたそうだ。カッコイイ。
 以上がSHIFT UPの『ステラ―ブレイド』開発をしている“1フロア”だった。そう……これで1フロアなんだ。ほか2フロアもチラッと見せてもらったが、まったくの別ジャンルのレイアウトでそれはそれは……。また近いうちに“エンカウンター”しようかな。

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...以下引用元参照
引用元:https://www.famitsu.com/news/202403/27338130.html

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