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『聖剣伝説 ヴィジョンズ オブ マナ』先行レビュー。セミオープンフィールドの広大な冒険や、いつでもクラスチェンジできるバトルシステムが味わえた | ゲーム・エンタメ最新情報のファミ通.com

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 スクウェア・エニックスより2024年発売予定の『聖剣伝説 VISIONS of MANA』。家庭用ゲーム機向けに発売される『聖剣伝説』シリーズ作品としては約17年ぶりの完全新作となり、タイトル内にナンバーは入っていないものの、ナンバリング作品と位置付けてもいいタイトルとなっている。
※対応ハードはプレイステーション5、プレイステーション4、Xbox Series X|S、PC(Windows、Steam)

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 2024年3月、メディア向けに本作を試遊する機会が設けられた。本記事では試遊にて判明したゲームシステムやプレイ感覚を紹介。なお、ゲームは開発中のものなので製品版とは異なる場合がある。スクリーンショットの一部は英語字幕となっているが、製品版はもちろん日本語字幕・日本語ボイスで遊ぶことができる。
 また、ファミ通.comでは、本作のプロデューサー小山田将氏へのインタビューも掲載している。本作の開発のきっかけや、注目ポイントについて語っていただいているので、ぜひご覧いただきたい。

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スクウェア・エニックスより、2024年夏発売予定の『聖剣伝説 ヴィジョンズ オブ マナ』について、小山田 将プロデューサーにインタビュー。

冒険の舞台はセミオープンフィールド
 『聖剣伝説』シリーズのシステムはタイトルによって大きく異なるが、本作の全体的な印象は、『聖剣伝説3』のリメイク作品である『聖剣伝説3 トライアルズ オブ マナ』に近い。『トライアルズ オブ マナ』のベースを踏襲しつつ、新しいシステムやアクション、フィールドを盛り込んでいるようなイメージだ。
 主人公は、御子を守る役割を持つ“魂の守り人”ヴァル。火の御子であるヒナや、道中で出会う仲間たちとともに、マナの樹を目指して冒険をする。今回の試遊はバトル中心だったため、ストーリーやキャラクターの性格は具体的にはわからなかったが、“原点回帰”を掲げる本作では、『聖剣伝説』らしい王道の物語が語られていきそうな予感。
 今回の試遊では、探索とバトルを、それぞれ別のデータで体験した。最初にプレイしたデータで楽しめたのは、"セミオープンフィールド”と称されるフィールドでの探索。本作のフィールドはすべてが地続きになっているわけではないが、一部のマップはかなり広大で、オープンワールドのようなフィールド体験を楽しめる。それゆえに“セミオープンフィールド”と呼ばれているのだ。

 ダッシュやジャンプで移動しながら、フィールドに散らばる素材や宝箱を集めていく。シリーズおなじみの回復アイテム“まんまるドロップ”などを拾ったときには、過去作プレイヤーとしてはついついうれしくなってしまう。素材については、どんな使い道があるのか、今回の試遊ではわからなかった。
 移動に関してはかなり自由度があり、ジャンプ中に回避をすると空中ダッシュのような軌道で素早く移動できる。回避には回数制限がないので、これを活用すると、空中でスイスイ移動できるのがとても新鮮だ。
 バトルシステムは後述するが、フィールドで敵にエンカウントすると、シームレスにそのままバトルがスタート。戦闘を始めるとその場にバトルエリアが展開され、エリアの外に向かって移動を続けると逃げることができる。このあたりは『聖剣伝説3 トライアルズ オブ マナ』と同じだ。

 アイテム“きんこーんベル”を使うと、オオカミのような仲間“ピックル”を呼び出せる。ピックルに騎乗すると、広大なフィールドを素早く移動可能。ジャンプなどもできるほか、敵に突撃すればタックルでダメージも与えられた。
 ピックルは見た目がかわいらしく、操作感もスピード感があってとても気持ちいい。主人公&ヒロインだけでなく、仲間たちも個別にピックルに乗るので、複数のピックルが移動する様子も楽しめた。

 登場する敵は、ラビなどの『聖剣伝説』シリーズではおなじみのモンスターたちだが、本作に登場するモンスターの大きさは、従来よりも小さい印象を受けた(『聖剣伝説3 トライアルズ オブ マナ』ではそれなりに大きかったと思う)。
 本作は初代『聖剣伝説』などのモンスターデザインを手掛けた、現グレッゾの石井浩一氏がモンスターデザイン監修をしている。スタッフに聞いたところ、石井氏がもともと想定していたモンスターの大きさを、今回3Dで実現したのだという。おそらく過去作では、ハードの制約などから、モンスターのサイズを大きくせざるを得なかったのだろう。
 試遊のあいだには、“特定の場所に行って敵を倒す”というオーソドックスなサブクエストも発生した。それ以外のイベントは起こらなかったため、この広大なフィールドで、どんな未知の体験が待ち受けているのかはまだわからない。とはいえ、本作の目指す“セミオープンフィールド”の方向性は、末端ではあるが感じ取れた。

精霊の力も使える爽快バトル
 つぎにプレイしたデータで体験できたのは、リニアな道筋を進んでいく、いわゆるダンジョンに近いエリアでのバトル。リニアではあるが、高台に登ったり、水を泳いで進んだりといった要素があるほか、ギミックが用意されていたりもして、それなりに探索しがいがある。

 道中は、『聖剣伝説』シリーズおなじみの、ゲームがポーズ状態となってアイテムなどを使える“リングコマンド”や、ショートカットに割り当てた特技(いわゆる魔法など)が使用可能だ。
 新要素としては、精霊の力を宿した“精霊器”が登場。これをキャラクターに装備させると、精霊器それぞれ専用のアクションをくり出せる。時間にまつわる力を持つ“ルナ”の精霊器を使うと、敵の速度を遅くする領域を展開できるなど、特殊な効果がある。

 また、ゲージを溜めて発動させる必殺技も存在。『聖剣伝説3 トライアルズ オブ マナ』はそれなりにすぐゲージが溜まり、そこそこ頻繁にくり出せたのだが、本作では“超必殺技”のような位置づけとなり、ここぞという場面で使うものになっている。
 発動すると専用のカットインが入り、そこそこ長めの必殺技アニメーションを楽しむことができた。きっと何度も見ることになると思うので、スキップ機能もあるのがありがたい。

必殺技は専用のカットインが入る。

 フィールドでも精霊器を使うことができ、風の大精霊・ジンの力を使うと上昇気流に乗って大ジャンプしたり、足場を浮かせて橋を作ったりもできた。新しい精霊器を手に入れることで、フィールドでこれまで行けなかった場所に到達できるようになるなど、昔ながらのRPGらしいギミックを堪能できそうだ。

クラスチェンジによるバトルの変化
 『聖剣伝説3 トライアルズ オブ マナ』では特定条件を満たすことでクラスチェンジができ、新たなクラスになることでキャラクターがより強化され、さらなる特技や必殺技をくり出せた。ただし、クラスは基本的に変更できず、かなり慎重に選ぶ必要があった(一応リセットできるが、気軽にはできない)。
 一方、本作では、非常に気軽にクラスチェンジできる。メニュー画面で精霊器を装備するだけでクラスチェンジできるため、バトルやイベントの真っ最中でなければ、いつでもどこでもクラスチェンジ可能。状況に合わせてクラスの使い分けができそうだ。

ステータス画面なども閲覧できた。このメニューは今回の試遊専用のもので、本編ではさらにいろいろな項目が用意されているらしい。

 ヴァルはジンの精霊器(ジンブーメラン)を付けると、クラス“ルーンナイト”となり、大剣装備に変化。攻撃の出は遅めだが、一撃の重いパワータイプに変わる。また、特殊攻撃は溜め押しが可能で、溜め攻撃で威力を高められる。
 ルナの精霊器(ルナスフィア)ではクラス“イージス”となって、ランスと盾の装備に変わる。ランスによる突進攻撃ができたほか、特殊攻撃で盾を前に出すようなアクションもあり、ガード的なアクションをくり出せた。あくまで予想だが、ディフェンス重視の性能になっているのではないだろうか。
 といった感じで、もともとのキャラクターごとのアクションに加えて、クラスチェンジによるアクション変化があり、さらに操作キャラクターはワンボタンで変更可能なので、アクション性はとても幅広い。
キャラクターたちの印象
 今回試遊した範囲での、パーティーメンバーの印象もお伝えしよう。
 ヴァルは主人公らしくオーソドックスな性能になっているが、全体的には戦士やナイトのようなクラスが多く、パーティーの前衛を担当するような性能だった。

 カリナは中距離タイプ。槍による攻撃も可能だが、範囲攻撃が特徴とのことで、おそらく後衛向きの性能となっているだろう。クラスチェンジすると扇を装備でき、まるで踊るように戦うことができた。ちなみに、カリナは関西弁を使う。
 また、相棒の“ラムコ”もアクションに加わる。シリーズ作品で言う“フラミー”の小さいバージョンがラムコといった感じだ。カリナで空中攻撃をする際、カリナがラムコに騎乗して攻撃をくり出すことがあった。

 剣士のモートレアは、素早い攻撃を得意とするスピードタイプ。クラスチェンジするとナイフ装備となり、両手に1本ずつ、さらに尻尾に1本の三刀流で攻撃するユニークな姿に。かわいらしさがありつつも、クールでカッコイイキャラクターとなっていた。

『聖剣伝説』の正当進化
 今回試遊したダンジョンの奥まで行くと、ボス“マンティスアント”が出現。敵の攻撃範囲が赤いエリアで表示されるので、それを見ながら回避するなど、『聖剣伝説3 トライアルズ オブ マナ』のボス戦に近いバトルが体験できた。

 マンティスアントと言えば、『聖剣伝説』シリーズではおなじみのボスで、ファンならニヤリとするところ。本作は原点回帰を目指したタイトルであるため、いたるところにシリーズの要素を感じさせてくれる。筆者はとくに『聖剣伝説2』のオマージュ的要素を強く感じた。
 マンティスアントもそうだが、たとえば主人公のヴァルはランディ(『聖剣伝説2』主人公)のような雰囲気を持っていたり(『聖剣伝説3』のデュランの要素も感じるが)、カリナからは少しだけポポイ(『聖剣伝説2』メインキャラクター)のエッセンスを感じた(後ろ姿はとくに似ている)。

 進化したフィールド体験や遊び応えの増したクラスチェンジシステムは感じられたものの、今回の試遊の範囲では、やはり全体的に“『聖剣伝説3 トライアルズ オブ マナ』を踏襲している”という印象で、ものすごく驚きがある! というわけではない。とはいえ、『聖剣伝説』らしい楽しさが味わえるというのは、ある意味安心できる部分だ。
 また、今回遊んだのは英語ボイスのバージョンだったため、日本語ボイスで遊ぶとさらに印象も変わりそう。
 2024年夏発売予定と、気が付くと発売は近づいている。今後の続報と発売日発表を、楽しみに待とう。

...以下引用元参照
引用元:https://www.famitsu.com/news/202403/28338028.html

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