ボールに入ったおサルを転がしてゴールを目指すという、シンプルなゲーム性ながら熱中度抜群のアクションゲーム『スーパーモンキーボール』。20年以上の歴史を誇る同シリーズの最新作『スーパーモンキーボール バナナランブル』が2024年6月25日に発売予定。
広告
今回、メディア体験会が開催され、そんな本作をひと足早くプレイさせてもらえることに!
筆者は同シリーズに触れるのは初めてだが、本作にはひとりでじっくり遊べるモードから大人数で楽しめるオンライン対戦モードなどもあり、1時間弱のゲームプレイではあったものの、その魅力を感じ取ることができた。各モードの特徴や、実際に遊んで感じたポイントなどをリポート形式でお届けしよう。
関連記事
Switch『スーパーモンキーボール バナナランブル』新トレーラー公開。200ステージ登場、ひとり~4人で楽しめるアドベンチャーモードを紹介
セガは、2024年6月25日(火)発売予定のSwitch対応アクションゲーム『スーパーモンキーボール バナナランブル』の最新トレーラーを公開した。
Switch『スーパーモンキーボール バナナランブル』の購入はこちら(Amazon.co.jp)
トライ&エラーで多彩な仕掛けを攻略
まずは、ひとりプレイ用の基本モードとなる“アドベンチャーモード”。
こちらはストーリーに沿って、趣の異なるさまざまなワールドを攻略していく。10種のステージで構成されるさまざまなワールドを旅するように攻略していき、すべてのステージをクリアーすると物語が進行。新たなワールドが解放される仕組みになっている。
基本ルールは従来の『スーパーモンキーボール』同様で、ボールに入ったおサルを巧みに操りゴールまで連れて行ってあげることが目標。
ステージから落下するとフォールアウト(コースアウト)となりスタート地点からやり直すことになるわけだが、制限時間オーバーにならないようスピーディーに、かつ、ときには頭を使って仕掛けも解きながらゴールを目指すことになる。
今回のプレイではワールド3の“プカプカタウン”まで遊ばせてもらったが、印象的だったのはコース上にあるギミックの豊富さ。
ボールをうまく転がすテクニックが求められるのは言うまでもないが、それらに加えてスイッチを押して床の装置を起動させたり、正しいルートを割り出してワープゾーンを通り抜けたりと、頭を使う仕掛けもふんだんに用意されている。それらを解いてゴールした際の気持ちよさは本作ならではのものだ。
スタージにはさまざまなギミックが待ち受ける!
とはいえ前述の通り攻略中は制限時間も気にしなければならないので、ゆっくり考えすぎていると時間切れになってしまうのが悩ましいところ。
ひとつのギミックに対して長考するよりも「今回はこの方向性でいってみよう」といった感じで挑戦し、うまくいかなければ別のパターンを試すという、トライ&エラーのスタイルで挑んだほうが同モードのプレイには適しているように思えた(といっても無策で突っ込むのではなく、いくつかのパターンを想定して順番に試すのが大事!)。
家族や友だちと顔を合わせて楽しめる!
アドベンチャーモードはソフト1本で最大4人での画面分割プレイができるというのもうれしいポイント。
最大4人でエントリーすると、ステージごとにゴールした順番が記録されていき、全10ステージをクリアー後にトータルの順位が発表されるという競争心を掻き立てられる仕様になっている。
オンラインプレイにも対応しているが、やはりその場でリアルに顔を合わせて家族や友だちとワイワイ盛り上がりながらプレイできるのが楽しそうだ。
家族や友だちと遊びやすい4分割画面プレイ。この仕様があるゲームって興奮するよね(個人の感想です)。
ちなみに、複数名で遊ぶ場合、コースアウトすると、シングルプレイ時のようにすぐにリスタートはせず、誰かがゴールするか全員落下するまで操作はできなくなる(全員落っこちてゲームオーバーになると再スタート)。
この時間もただ過ぎるのを待つのではなく、ほかのプレイヤーの操作方法を見て自身のプレイの参考にするというのも、上級者を目指すうえで重要なポイントと言えるだろう。
ステージの中にはショートカットが可能なものも存在する。
カーブであえて曲がらずスピードを上げてコースアウトすることで、向かいのエリアまで一気にジャンプするなど、さまざまなショートカットの方法が用意されている。ここで役立つのが本作から導入された新アクション“スピンダッシュ”だ。
少しのあいだその場に留まって力を溜め、急加速するというアクションで、高速移動ができるだけでなく、その状態で段差に乗れば、大ジャンプをくり出すことも可能。
今回のプレイでは、複雑に入り組んだ迷路状のステージがあったが、スピンダッシュを駆使することで一気に迷路ゾーンを飛び越し、大幅に時間を短縮することができた。
こうしたショートカットの発見もやり込み派のプレイヤーにはたまらない要素といえるだろう。のほほんとした見た目の印象とは異なり、微妙な操作を求められることも多い本作は、じつはタイムアタックがけっこうアツい。シコシコとサルのように、いや、モンキーのようにくり返しプレイしたくなる中毒性を持っている。
最大16人でのオンラインバトルも激熱
本作から新たに導入される“バトルモード”では、最大16人でのオンライン対戦が楽しめる。
レース
今回遊べたルールは3種類。順に紹介していくと、“レース”はアドベンチャーモードよりも長大なステージで速さを競うレースゲームさながらの競走が楽しめるもの。
コースが長くなっているぶん道中には多数のギミックが仕掛けられていて、ライバルに差をつけるにはこれらをいかに駆使するかが重要となる。
なお、レースはアドベンチャーモードと違い、コースアウトしてもすぐ復活できる仕様になっている。道中にはチェックポイントも用意され、そこを通過すれば、以降はその地点から再挑戦できるので、慎重になりすぎず、ガンガン転がすことをオススメしたい。
というのも、ほかのプレイヤーを先に行かせて、ステージの構成を把握しながらコツコツ慎重に移動していたところ、コースアウトからの復活勢にどんどん後ろから体当たりで突き上げられ、そのまま弾かれて自身がコースアウトしてしまう……ということが多々あったからだ。
また制限時間も設けられているので、こちらのルールで遊ぶ際は、遠慮なくライバルたちを弾いて、積極的に前に出ていく姿勢が重要だといえるだろう。
レースとは打って変わり、“バナナコレクター”と“ロボブレイカー”は、より対戦を意識したルールになっている。
バナナコレクター
バナナコレクターは、ステージに設定されているバナナや、ランダムでバナナ雲から降ってくるバナナを集めてまわり時間内により多く収集できたプレイヤーが勝ちとなるルール。バナナ雲からバナナが降ってくる位置はマーカーで表示され、つねに移動しているので、ライバルを弾き飛ばしつつ、バナナを集めやすいいいポジションを確保し続けることが重要になってくる。
バナナを集めまくれ! ウッキー!!
ロボブレイカー
“ロボブレイカー”はふたつのチームに分かれて対戦するモード。
ステージ上に出現する無数のロボットにボールをぶつけて、体当たりで破壊していく。より勢いをつけてぶつかったほうが高得点になるので、スピンダッシュや、移動速度を上げるギミックなどを駆使してハイスコアを狙おう。時間内により多くの得点を獲得したチームが勝利となる。
バナナコレクター、ロボブレイカーでは、バナナやロボットが出現する位置を見定めてそちらに向かって移動するという流れになるので、一見するとむやみに動かず、落ち着いて行動したほうがよさそうに思えるが、なにぶんライバルが15人もいる状況なので、“目標を定めてから移動”という悠長なプレイスタイルだと間違いなくライバルに先を越されてしまう(記者も目の前で高得点の房バナナを奪われるという悔しい思いを何度も味わった)。
むしろつねに動き回り、その動線上に現れたターゲットを優先して獲得していくようにしたほうが効率がいい(つねに視界が移動していたほうが入ってくる情報量も多くなる)ので、遊ぶ際は立ち止まらず、動き続けることをオススメしたい。
気になるのはフレームレート
このように大人数でわいわい楽しめる本作だが、最後に1点だけ、改善されるとうれしいポイントをピックアップ。
それはオンライン対戦時のフレームレート(fps数)の低さ。ひとりで遊ぶ際はそれほど気にはならなかったのだが、多人数がワチャワチャ入り乱れるバトルモードでは、動作のカクつきが顕著になり、球体特有の動きも相まって、ストレスに感じてしまう人は多いかもしれない。
勢いよくボールを転がすスピード感が魅力のタイトルでもあるので、発売までにフレームレートが調整されればさらに楽しくアクションを堪能できるはずと感じられた。とはいえ今回プレイしたのは開発中のデータ。発売までによりブラッシュアップされることを期待したい。
...以下引用元参照
引用元:https://www.famitsu.com/news/202404/25339348.html