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#2 VALIS「熱愛フローズン」 【Pop Up Virtual Music】 | PANORA


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#2 VALIS「熱愛フローズン」 【Pop Up Virtual Music】
2024年5月31日 18:30 VTuber

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SINSEKAI RECORDに所属するVALISは2020年3月23日に活動をスタートしたバーチャルシンガーユニットで、CHINO(チノ)、MYU(ミュー)、NEFFY(ネフィ)、RARA(ララ)、VITTE(ヴィッテ)からなる5人組ユニットとして現在活動している。
これまでに1枚のEP、3枚のフルアルバムを発表しており、2023年9月にサードアルバム「再現ガールフレンド」のリリースをアナウンスし、2024年3月にはデジタル配信をスタートしている。
その数日後には、体調不良のため活動休止していたメンバー・NINA(ニナ)が卒業し、5月30日にZepp新宿で5度目となるワンマンライブ「未来カレイドスコープ」を開催。VALISはいま、5人組となって新たなスタートを切るタイミングなのだ。
イラストレーター・ねこ助によるキャラクターデザインは、ネコとドール(人形)が混ざりあったどこかヨーロピアンなイメージが強く、ゴシックを意識した退廃さや虚ろさもうまく取り込んだビジュアルとなっている。
そんなVALISが特徴的なのは、MV動画では先に述べたようなビジュアルでパフォーマンスをしながら、実際のライブでは本人自身がライブの場に立ってパフォーマンスをしていることにある。本人自身(オリジン)とアニメルックなビジュアル(アバター)がパラレルとなって展開する。これがVALISの魅力だ。
VTuber~バーチャルタレントのフィールドからみれば「バーチャルシーンにあって3Dビジュアルを生かさない」という異端なポジションについているように見えるが、あくまで音楽やエンタメの視点にたってみれば「ライブ性・身体性がある」バーチャルグループとして受け取られるだろう。
「リアルとバーチャルを行き来する」とは彼女らを形容する際に使われる文言だが、より精微に書くとするなら「フィジカルとバーチャル」「リアルとアニメ」といった2つの領域にまたがった形容といえそうだ。

そんなVALISにはとあるバックグラウンドがある。
VALISとしてデビューする以前に彼女らはいまと同じようにアイドルグループを組んでいたこと、そのグループはうまくデビュー出来ずじまいで活動が終わってしまったこと、その中でも彼女らは活動をつづけた結果「VALIS」としてバーチャルの世界へと「転生」したこと。

そういった経緯を経て活動しているVALISだが、所属元であるSINSEKAI RECORDは、花譜(かふ)やヰ世界情緒(いせかいじょうちょ)、かつてはカンザキイオリや大沼パセリなどが所属していたKAMITSUBAKI STUDIO内にあるレーベルである。
同スタジオがネットカルチャーのクリエイターに強く視線を向けていることもあり、VALISの作曲陣にはボカロPが多く配役されてきた。特に1stアルバム「覚醒ヒストリア」ではカンザキイオリを筆頭に、かいりきベア、syudou、煮ル果実、Ayase、ポリスピカデリー、R Sound Design、Misumi、DECO*27、TOOBOEと豪華なクリエイターを擁していた。
元々アイドルグループとして活動していたこと、ボカロPとのつながりがあること、そういった2つの基軸が彼女らのバックグラウンドにはある。その一方で、安宅秀紀によるリミックスアルバムをこれまでにリリースしていることも見過ごすべきではないだろう。
アイドルソングやボカロ曲らしいポップソング然とした楽曲をリリースしながら、その裏側ではダンスフロア向けにチューンナップしたトラックもリリースしている。その狙いは「踊らせて楽しませたい」という一点にあるだろう。
サードアルバム「再現ガールフレンド」は、実は先に記したVALIS以前に活動していた頃の楽曲を”再現”したアルバム(!)なのだが、こちらも安宅秀紀によるリミックスが施され、エレクトロ、EDM、ハウス、シンセポップなど、さまざまなテイストのダンスチューンへと変幻している。
彼女らのライブもダンスパフォーマンスはキーになってくるはずで、今後彼女らのオリジナル楽曲でも”ダンス”がキーになってくるかもしれない。

そんななかで彼女らの中でも屈指のダンスチューンといえば「熱愛フローズン」であろう。
2023年にリリースされたセカンドアルバム「流転ファンタジア」に収録されており、作詞をTeddyLoid氏が、作曲・編曲をGigaとTeddyLoidの2人によって手掛けられた1曲だ。
Giga&TeddyLoidコンビといえば、Ado「踊」「唱」の2曲を筆頭にし、天音かなたの「Knock it out!」などでも聞けるように、EDMやトラップなどに影響されたK-POPとも近しい楽曲を生み出すことが多い。
トゲついたベース&シンセサウンド、ミドルテンポのグルーヴィなトラックのうえで、それぞれの歌声にエフェクトをつけ、表拍・裏拍を巧みに行き来しながらリズムを刻むボーカル。そこにメリハリの効いたダンスを”ハメていく”ようなパフォーマンスを見せてくれる。
彼女らのYouTubeチャンネルには、現在の5人組となってからのプラクティス動画がアップされている。こういった動画もK-POPの最前線を走るガールズグループにもよく見られるもので、日本のアイドルグループらにも広まっている。彼女らがどこに視線をおいて活動しているかが、こういった部分からも察することができるはずだ。

アイドルソングやボカロ曲らしいポップソング然とした楽曲がどうしても多いなかで、「熱愛フローズン」の毛色はやはり異色。VALISのやりたいであろうパフォーマンスを引き出せる1曲として、今後重要なポジションに置かれていくかもしれない。
(TEXT by草野虹)
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...以下引用元参照
引用元:https://panora.tokyo/archives/86156

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