現地時間2023年7月28日(金)~29日(土)に北米にて『ファイナルファンタジーXIV』(以下、『FFXIV』)の大規模リアルイベント"ファンフェスティバル 2023 in ラスベガス"が開催。
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ここではさまざまなステージイベントやアクティビティが楽しめた。その中でも注目要素のひとつだったのが、“BATTLE CHALLENGE”のコーナーで体験できたスペシャルバトル“アスラ討滅戦”だ。
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未体験のバトルをプレイできるだけに、会場には試遊のための長蛇の列が。だが用意されたPCの数も非常に多く、希望者はほとんどプレイできたように見えた。
ファンフェスでは過去にも“闘神オーディン討滅戦”、“プロトアルテマ討滅戦”(その後、討滅戦ではなく影の国ダン・スカーの道中の敵が入れ替わる形で実装)、“スペシャルバトル ヨウジンボウ”(その後、“真ヨウジンボウ討滅戦”として実装)などが先行プレイできたが、今回の“アスラ討滅戦”も、後日ゲーム内にて実装されることが公表されている。
【#第77回PLL】
#FFXIVFanFest 2023-2024
各会場で先行体験できる
スペシャルバトルは
━━━━━━━
アスラ討滅戦
━━━v━━━
いち早くアスラに挑めます!
https://t.co/jz3aT1QntV
#FF14 #XIVLive https://t.co/loKbPAosZ3 FINAL FANTASY XIV/FF14 (@FF_XIV_JP)
2023-05-12 22:38:22
そこでここでは、会場での実際のプレイをもとに、“アスラ討滅戦”の概要を解説。さらに“いつどのような形で実装されるのか”について推測してみた。なお、今後東京のファンフェスでプレイしようとしている人や、ゲーム内で初めてプレイしたい人には、バトルギミックと世界観の両面でネタバレを含む。その点をご了承のうえで読み進めてほしい。
※本記事はファミ通ドットコム、電撃オンライン共通取材によるものです。
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現地時間2023年7月28日~29日に北米にて開催された、『ファイナルファンタジーXIV』の大規模イベント"ファンフェスティバル 2023 in ラスベガス"。その現地の模様をお届けする。
『FFIV』の“幻獣の女王アスラ”が『FFXIV』ならではの形で登場
まずプレイリポートの前に、“アスラ”について解説しよう。
『FF』シリーズにおいてアスラが初登場したのは『FFIV』。幻獣王リヴァイアサンの妻である“幻獣の女王”として出会うことになる。そして、主人公・セシルの力を確かめるために自身と戦うよう指示し、アスラに勝利すると召喚魔法として使用できるようになった。ちなみに、戦闘でのアスラは通常、怒り、喜びの3つの顔を持ち、それぞれの顔があらわれたときにケアルダ、プロテス、レイズの魔法を使うのが特徴だった。
今回体験できた『FFXIV』のアスラも、3つの顔と6本の腕を持っているのは『FFIV』と同じ。さらにその姿は、まさに天野喜孝氏が描くイラストそのもので、かつて攻略本などでビジュアルを見たことがある人は感動を覚えるはず。とはいえ共通点はおもに外見のみで、あとは基本的に『FFXIV』オリジナルの存在として描かれていた。
美しくド派手で、なおかつ苛烈な攻撃が楽しい!
さて、ここからは実際のバトルの模様を紹介する。まず集まった光の戦士たちは8人のフルパーティを組んでジョブを選び、それぞれのPC前に着席。
そして、しばらく自分のプレイに合わせたホットバーやコンフィグの調整をしてから戦闘開始という流れだ(キーボード&マウスか、ゲームパッドかも選択可能)。
過去のファンフェスでもそうだったが、この一期一会の即席パーティの感覚はゲーム中のマッチングに似て、初対面同士のコミュニケーションがなかなか楽しい。
そしてコンテンツファインダーでいよいよ“アスラ討滅戦”に突入。
ちなみに英語でのコンテンツ名は“The Gilded Araya”で、日本語に訳すなら“金色に輝くアラヤ”だろうか。この“金色”というキーワードは、新たな拡張パッケージ『黄金のレガシー』を想起させるが、果たして……。
つぎに実際の戦闘だが、タイムラインに沿って細かく解説するのは避け、ここでは大まかなバトルの見どころだけを4つだけ紹介していこう。
1:ステージ外に巨大なアスラが出現!
戦闘が開始してしばらくすると光の門が現れ、そこから巨大なアスラの化身が出現。
本体と連動してこの化身も攻撃をするようになる。この巨大なアスラは、本当に天野喜孝氏のイラストから出てきたような美しさで一見の価値あり(しっかりと撮影できた写真がなく残念……)。
2:攻撃エフェクトがとにかく豪華絢爛!
“The Gilded Araya”の名の通り、攻撃エフェクトは金色でド派手なものが多い。とくに複数の分身を出現させる攻撃は美しく、そして危険!
3:『FFIV』のように“怒り”と“喜び”の表情が登場
戦闘が進むとステージの床が赤と青の2色の模様に変化。そして画面に怒りの表情、もしくは喜びの表情が現れ、どちらが出現するかによって赤と青のどちらかの床がダメージゾーンになるかが決まる。
効果こそ異なるものの、『FFIV』をオマージュした要素といえるだろう。
4:6本の腕がくり出す攻撃が危険!
自分も含め、アスラに挑んだ多くの光の戦士たちがバッタバッタと倒れたのが、アスラの6本の腕による範囲攻撃。
サイコロマークの順番に従って、いわゆる“半面焼き”が6連続で繰り出される技で、ただぐるぐる回っているだけではスプリントを使用しても回避できない……。ゲーム中に実装された際も、おそらく攻略のポイントとなりそうだ。
バトル中のセリフから読み解く“アスラ討滅戦”の背景
さて、ここからはバトル中のアスラのセリフに注目。会場の画面で確認できたものを紹介する。
なお和訳は意訳を含んでおり、実際の日本版のセリフとは異なる可能性が大きいことをご了承いただきたい。
I am Asura, and on battle I thrive.
我が名はアスラ、戦いの中で私は成長する。
Have you the courage and strength to face me?
私に立ち向かう勇気と強さはあるか?
Will you dodge or will you bleed?
(この攻撃を)かわすのか、血を流すのか?
The frail shall fall!
弱き者は倒れるのみ!
You've not time blink!
瞬きしている暇はない!
Tremble before the might of the Manusya!
マヌシャ神の力の前に震えろ!
Come forth, embodiment of carnage!
出てこい、殺戮の化身よ!
Revel on the bloody field of war!
血みどろの戦場で歓喜に酔いしれろ!
The spirit of battle awakens!
戦いの魂が目覚める!
The weak shall perish!
弱き者は滅びよ!
Fear the gleaming edge!
光り輝く刃を恐れよ!
Unmindful light shine upon you!
不意の光がおまえを照らす!
Behold the sixfold blade!
6重の刃を見よ!
Fury be my strength!
怒りは我が力となる!
Joyful is your downfall!
歓喜はおまえに破滅をもたらす!
Show me you steel!
おまえの鋼の守りを見せてくれ!
The face of battle is everchanging...
戦いの様相は刻々と変化していく…
以上のセリフの中で注目すべき要素は、まずアスラが非常に好戦的であること。『FFIV』に登場した穏やかな性格のアスラとは異なり、まさに“阿修羅”というべき鬼神のような性格なのだろうか。
もうひとつ注目なのが、“マヌシャ(神)”というキーワードが出てくることだ。マヌシャ神といえば、ラザハンに住むアルカソーダラ族の神話に登場する神のこと。
神話には人の姿をしたマヌシャ神群と、獣の姿をしたムリガ神群が登場し、マヌシャ神としてはマグ、ドグ、ラグのメーガス三姉妹がすでに登場している。
となると、みずから語っているように、アスラ=マヌシャ神なのはほぼ間違いないだろう。また、勝利後のステージからは、まさにラザハン特有のカラフルな建造物と風景が見える。
ここまでの要素から考えると、ラザハン絡みのエピソードの中でアスラと戦うことになるのは間違いなさそう。
また、コンテンツ突入のレベルが90だったことを考えると、パッチ7.0以降ではなく、6.xシリーズの中での実装が予想される。となると、“東京ファンフェス後のパッチ6.55以降の実装コンテンツ”である可能性が高いだろう。
なお、過去のファンフェスのバトルチャレンジの討滅戦は、メインストーリー以外で実装されることが多かった。するとパッチ6.55での何らかのサブクエスト(友好部族エクストラストーリー:暁月編、帰ってきたヒルディブランド、タタルの大繁盛商店など)が関連するのかもしれない。
ただ、“The Gilded Araya”という英語のコンテンツ名や、『黄金のレガシー』における“幻の黄金郷”、“幻獣”というキーワードを考えると、6.xシリーズのメインストーリー終盤での登場もありうる。いずれにせよ、正解はゲーム内での実装を見て確認するしかなさそうだ。
これは東京ファンフェスでのプレイやゲーム内への実装が楽しみ!
最後に、“アスラ討滅戦”をプレイした全体的な感想としては、“比較的ライトな討滅戦としてムチャクチャおもしろい”ということ。
全滅のスリルがありつつ、絶妙に立て直せる余地も残されており、多くの光の戦士たちが“ドキドキしつつ、最後は勝利を味わう”という体験をできたはずだ。
ぜひ、機会があれば東京ファンフェスでも体験してほしい。また、もし可能性があるなら“極アスラ討滅戦”も期待したい!
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...以下引用元参照
引用元:https://www.famitsu.com/news/202308/02311882.html