ファミ通.comの編集者&ライターがおすすめゲームをひたすら紹介する企画。今回はカードゲーム『遊戯王』をゲーム機、スマホ、PCで遊べる『遊戯王 マスターデュエル』を紹介。
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【こういう人におすすめ】
『遊戯王』に懐かしさを覚える大人たち
カードゲーム版『遊戯王』が気になっている人
カッコいい&かわいいキャラデザを堪能したい人
友野辰貴のおすすめゲーム
遊戯王 マスターデュエル
プラットフォーム:PS5、PS4、Xbox Series X|S、Xbox One、Switch、スマートフォン(App Store/Google Play)、PC(Steam)
メーカー:KONAMI
価格:基本プレイ無料(アイテム課金あり)
ジャンル:対戦型カードゲーム
CERO:B(12才以上対象)
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昔のカードの強化パーツが来てるって知ってた?
高橋和希先生によるマンガを原案とし、20年以上にわたって愛され続けているカードゲーム『遊戯王』。
筆者が『遊戯王』を意識したのは1999年公開のアニメ映画がきっかけ。当時小学生の友野少年は映画に登場した“真紅眼の黒竜(レッドアイズ・ブラックドラゴン)”に魅了されて激ハマり。それから中学生頃まで遊んでいたのはいい思い出だ(たしか“エクシーズ”が登場した時期だった。
そして数年後、筆者は大人になり、こんなカードと出会うことになる。それは……
イリュージョン・オブ・カオス
※画像はコナミデジタルエンタテインメントのプレスリリースより引用。
アニメ版の初代主人公・武藤遊戯が使用する“ブラック・マジシャン”の関連カードである。「いまこの時代にブラック・マジシャンの強化パーツが出たの!?」と驚愕した。
「これなら昔使っていたカードたちも強化パーツが来ているのでは?」と思い調べてみると、自分の大好きだったサイバー流(サイバー・ドラゴンをはじめとするシリーズ)も超絶強化されており、さまざまな関連カードがすでに実装済み。
サイバー流と言えば、アニメ『遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX』に登場する“カイザー”こと“丸藤亮”が使うデッキテーマだ。彼に憧れ、練習していたのが懐かしい。
サイバー流の軸となるカード。いろんな合体で強いモンスターへ進化を遂げる。
サイバー・ドラゴンの進化先のひとつ。カイザーが持つエースのうちの1体だった。
大人になったいま、またサイバー流に出会えるとは……。エースカードの“サイバー・エンド・ドラゴン”が召喚できず歯がゆい思いをしていた小学生時代のリベンジを、いま大人の自分が果たすときがきたと確信した。
しかし、ここでひとつ問題が。“ペンデュラム召喚”やら“リンク召喚”やら“蘇生制限”やら、いろんな新しい言葉(ルール)が実装されており、復帰へのハードルがそこそこ高めになっていた。
「これは誰かに教えてもらわないと無理だなあ」と断念していたところ、友人におすすめされたのが『遊戯王 マスターデュエル』。基本プレイ無料ということで、“ダメでもともと”の気持ちで思い切ってプレイしてみると……、そこに先生がいた。
復帰勢&初心者にめちゃくちゃやさしい!
そう、『遊戯王 マスターデュエル』はひとり用のソロモードが超親切な設計だったのだ。
敵に勝つための基本的なルール(相手のライフポイントを減らす方法など)をはじめ、シンクロ、エクシーズ、ペンデュラム、リンクといった特殊な召喚方法、チェーン(連続で効果を発動すること)のやり方、効果の処理順番など、基礎を手ほどきしてくれる。
ソロモードでは初心者向けのトレーニングを用意。プレイを通して、項目ごとにプレイ方法やルールなど、さまざまな要素に触れられる。
これは正直かなりありがたい。というのも、カードゲームのルールは覚えることが多く、“どこから手を付けるか”悩みがちだ。ソロモードでは順番通りにステージをクリアーするだけで、基礎をいちから理解できるようになっていた。
ソロモードさえ終われば完全に復帰勢の仲間入り。チュートリアルをクリアーしたおかげで、カードをゲットするためのポイントやジェム(いわゆるガチャ石)も大量に手に入った。いても立ってもいられず、サイバー・ドラゴンのデッキを組んでみることにした。
対戦を通して、さまざまな状況を場面ごとに解説してもらえる。
ペンデュラムやリンクなどの比較的新しい概念ももちろん教えてくれる。復帰勢にやさしい。
エース召喚時の興奮は昔のまま
デッキを組むとき、主軸となるカード(今回ならサイバー・ドラゴン)と相性のいい関連カードでコンボを考えるのが基本。検索機能を使って“サイバー・ドラゴン”カードをピックアップしてみると……知らないカードがたくさんあった。
右側のカードリストに並んでいるのが関連カードだ。魔法・罠、エクシーズ、リンクと新カードがずらり。知らない間にこんなに出ていたとは。
当時小学生の自分には使いこなせなかっただろうカードもたくさんあったが、いまの自分ならそれなりに理解できるため問題なし。大人になってよかった。小学生の心を持つ大人が、いろんな情報を参考に本気で組んでみた。
“サイバー・ドラゴン”カードを手札に持ってきながら、融合やエクシーズのエースモンスターを出すのが基本的な動きだ。
手始めにコンピューターと手合わせしてみたところ、そこそこ思い通りに動いておりいい感じ。現代の便利なカード&大人の本気で、あれだけ召喚に手こずったエースたちをいとも簡単に出せたときはテンションMAXに。
そして、“小学生の夢”であるエースの横ならべ(たくさん召喚すること)も実現。軽く「おっ……!!」と声が漏れるほど興奮した。ニヤニヤもした。
自分の盤面にエースがずらり。小学生のときならなかなか見られない光景だ。
“青眼の究極竜(ブルーアイズ・アルティメットドラゴン)”、“ゲート・ガーディアン”など、召喚が難しすぎて断念していたカードたちもいまならきっと召喚できるはず。いまから小学生時代のリベンジをするのが楽しみだ!
【当時の思い出】
ブルーアイズ・アルティメットドラゴン:青眼の白龍(ブルーアイズ・ホワイト・ドラゴン)3体で融合召喚。「ハイコストなブルーアイズ3体って無理じゃね?」と子どもながらに思っていた。
ゲート・ガーディアン:ハイコストな雷魔神-サンガ、風魔神-ヒューガ、水魔神-スーガを1体ずつリリースし召喚。「素材を3体並べたほうが強い」は禁句。
オンラインのフリー対戦では、エースモンスターたちのバトルがよく見られる。アニメのような派手なバトルが度々楽しめた。
かっこいい or かわいいで悩んでいたら
デッキはあればあるほどいい。同じデッキを使い続けて洗練させるのもいいが、サイバー・ドラゴン以外のデッキもほしいところ。ブラック・マジシャン、E・HERO、スターダストなど、テーマの種類は数えきれないほど多いためかなり迷うが、今回は見た目で選ぶことにした。
かっこいいドラゴンやマシン、クールな美女、かわいい女の子など、イラストも『遊戯王』の魅力。どういう動きをするテーマかはともかく、どうせなら自分のテンションがアガるエースカードを使いたいものだ。
なお、筆者はマシン系のイラストが好き。サイバー・ドラゴンもいいが、“無限起動”や“列車”が気になった。
高火力でゴリ押しできる“列車”。伸びる砲塔もカッコいい。
もちろんかわいいカードもたくさんある。“ドラゴンメイド”、“蟲惑魔”、“妖精伝姫(フェアリーテイル)”、“閃刀姫”などかわいくて強いモンスターも捨てきれない。
通常時はメイド、バトル時はドラゴンになるちょっと変わったテーマ。どっちの姿もかっこかわいい。
かわいい女の子たちのイラストも人気の“蟲惑魔”。性能は凶悪で全然かわいくない。
かっこいいカードか、それともかわいいカードか。悩んでいたそのとき、とあるおもしろいカードと出会ってしまった。それが……
しゃりの軍貫をはじめとする、通称“寿司デッキ”。しゃりの軍貫を、いくらの軍貫、うにの軍貫、しらうおの軍貫と組み合わせて、軍貫つながりの“軍艦”を召喚するデッキだ。
破壊耐性を持ち、妨害もできるうえ、横ならべもしやすいという、その見た目にそぐわないなかなかの強さも魅力だ。
エースモンスターの“超弩級軍貫-うに型二番艦”。効果が優秀でなおかつ召喚しやすいので、お気に入りのカードだ。おいしそう。
空母軍貫-しらうお型特務艦。関連カードを持ってきつつ、自分の軍貫カードを強化する。おいしそう。
弩級軍貫-いくら型一番艦。相手のカードを破壊できる能力を持っており、うにと相性がいい。おいしそう。
こうして、うに、しらうお、いくらの軍貫で敵を倒す“痛風デッキ”(筆者命名)が完成。まだまだ調整中だが、自分が思った通りのコンボがデュエル中にできた瞬間は脳汁ドバドバだ。
軍貫、しゃりを並べて相手に突撃。おもしろいうえに強い。大将のおすすめだ。
紹介しきれないほどたくさんのテーマがある『遊戯王』。きっと筆者と寿司のような運命的な出会いが待っているはず。ぜひ自分の推しカードを見つけてほしい。
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...以下引用元参照
引用元:https://www.famitsu.com/news/202308/11312436.html