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『リターナル』狂気の世界をループするローグライク×弾幕×TPSな死にゲーはやりこみがいバツグン【おすすめゲームレビュー】 | ゲーム・エンタメ最新情報のファミ通.com

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 ファミ通.comの編集者&ライターが夏休みのおすすめゲームをひたすら紹介する連載企画。今回取り扱う作品は、プレイステーション5(PS5)、PC向けソフト『Returnal』(リターナル)です。

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【こういう人におすすめ】

自身の知識と経験が武器になる高難度ローグライクファン
弾幕シューティングや死にゲーが好きな人
最近PS5を購入して遊ぶゲームを探している

タワラのおすすめゲーム
『Returnal』(リターナル)

プラットフォーム:プレイステーション5、PC

発売日:2021年4月30日発売

発売元:ソニー・インタラクティブエンタテインメント

開発元:Housemarque、Climax Studios

ジャンル:TPS

価格:8690円[税込]

対象年齢:CERO 15歳以上対象

備考:

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死のループから脱出を目指す狂気の物語
 PS5がいつでも購入できる環境になり、最近ようやく手にした人も多いのではないだろうか。そんな人にオススメしたいのが、弾幕死にゲーなローグライク『リターナル』だ。映像美やアダプティプトリガーを使った機能などPS5の性能を堪能するのに適しているタイトルで、高難度なアクションが好きなら間違いなくハマれる内容になっている。
 発売当初はセーブ機能がなく、一度始めたらクリアーするかレストモードで休憩するしかないという、次世代機で出すゲームにしては尖りすぎたシステムに驚愕したものだ。しかし現在はアップデートでマルチプレイやセーブ機能も追加されたため、人にオススメしやすくなった。

弾幕になって襲ってくる攻撃を回避しながら戦うTPS。アクション性バツグンで手に汗握る戦いが楽しめる。

 『リターナル』は、主人公のセレーネが“白い影”という存在が放つ信号を追って、惑星アトロポスに不時着するところから始まる。宇宙を移動する調査船は壊れてしまい、未知の惑星を孤立無援の状態で調査するというのがストーリー冒頭の展開だ。

無事不時着できたものの、船は大破して惑星からの脱出は難しくなってしまう。

 セレーネはこの不気味な惑星で白い影の発信源を追っていくことになるのだが、その道中で自分と同じくスーツを着た死体を発見する。そのスーツに刻まれていた名前はセレーネ。つまり、自分自身の死体を発見してしまうのだ。
 さらに調査を進めていく中で自分が残した覚えのない音声ログが見つかったりと、明らかな異常事態に見舞われる。そして、セレーネ自身も惑星に住む怪物に襲撃され、命を落としてしまうことに。

 ここで物語は終了……とはならず、セレーネは記憶を引き継いだまま墜落した直後に戻ってしまう。こうして、死ぬたびに墜落直後に戻るデスループに陥ったセレーネは、ループを終わらせる鍵を得るために信号の発信源を追っていくというのが『リターナル』のストーリーだ。
 何度死んでも時間が巻き戻り、ループから抜け出せないと絶望するセレーネの姿や、正気を失いつつある音声ログ。さらには足を踏み入れるたびに姿が変わるダンジョンと発狂しそうな状況の中、何とかループ脱出を目指すことになる。

 録音した覚えのない自分の音声ログが見つかる時点で頭がおかしくなりそうだが、ほかにもセレーネを追い込む仕掛けが惑星アトロポスには満載だ。とくに印象的なのが、セレーネの実家と思われる家の存在。
 森の中に明らかに不釣り合いな家が現れ、中を探索することができる。この探索中は1人称視点に切り換わることもあり、下手なホラーゲームより恐ろしい。家の外にトラウマ的存在である宇宙飛行士が立っていたり、玄関前にナニかがいたりとあの手この手で心を追い込んでくる。
 こんな狂った惑星から、セレーネは脱出できるのか。ネタバレをしないほうが圧倒的におもしろいストーリーなので、ぜひとも自分でプレイして絶望を体験してほしい。

現実なのか、それともただの悪夢なのか。惑星アトロポスはセレーネのトラウマを刺激する。

白熱する弾幕回避と脳汁ドバドバのローグライク要素
 死ぬとループするストーリーと相性のいいローグライクのシステムと、戦闘の魅力についても詳しく触れていきたい。
 前述した通り、本作は弾幕シューティングのような戦闘システムが特徴で、大半の敵が大量の弾を撃ち出してくる。これを回避しつつ、こちらも銃で応戦するというのがバトルの流れだ。操作性についてはシンプルなので、TPSプレイヤーなら説明抜きですぐに動かせるだろう。

 本作で特徴的なのが必殺技的な立ち位置であるセカンダリファイアで、これがとにかく気持ちいい。PS5版では、LRトリガーの重さが変わるアダプティブトリガーの機能をうまく利用している。
 通常はL2を押すと精密射撃をするエイム状態に入るのだが、さらにグッと強く押すとセカンダリファイアモードになるのだ。この強く押す動作が「切り札を使うぞ!」という気持ちを盛り上げてくれて、使うたびに心地いい操作感を味わえる。
 実際に触れてみないと伝わりにくい感覚ではあるが、アダプティブトリガーの機能がよりゲーム体験を向上させるので、所持しているならぜひPS5版でプレイすることをオススメしたい。PC版のほうが、マウス操作のおかげで攻略が楽という説もあるが……。

軽く押すとエイム状態、強く押すとセカンダリファイアモードに移行。

セカンダリファイアは、極太レーザーを出したりと大抵の敵を屠れる。使用可能になるまでが長いが、効果は絶大だ。

 また、射撃以外の操作感についても良好で周回プレイが苦にならないのも魅力だ。ダッシュスピードが速く移動が楽なのに加え、回避アクションも無敵時間が長く、落ち着いて動けば攻撃回避も比較的簡単だ。
 ジャンプ、ダッシュ、回避アクションがいずれもスピーディーで、操作においてストレスを感じることが一切ないのが素晴らしい。ローグライクの性質上くり返しプレイすることになるが、何度遊んでも快適な操作性のおかげでクリアーまでモチベーションが落ちることがなかった。

素早く走れるので攻撃回避は意外と簡単。

 戦闘でとくに楽しいのはボスや強敵戦で、えげつない量の弾を飛ばしてくるのでダッシュ&回避の操作がうまくできるほど手応えを得られる。行動パターンの覚えゲーな部分はありつつも、回避性能が優秀なので初見でも意外と何とかなる絶妙なバランスだ。
 実際、装備さえある程度揃っていれば、2面、3面のボスは初見でそのまま突破も可能だった。高難度な死にゲーでありつつも、コツコツ探索すれば攻略自体は楽になっていくため、ハイテンポな操作が苦手な人でも攻略は不可能ではない。

ジャンプも滞空時間が長く、そのまま回避アクションに移行できるため攻撃を避ける方法は豊富にある。

 操作性のいいアクションと組み合わさることでおもしろみを増すのが、ローグライクの要素だ。本作では死んだ場合、一部恒久装備以外はすべてロストして集め直しになる。
 持ち越せる道具もショートカットの利用に使うもので、戦闘面においてはほぼ1からのやり直しだ。そのため、敵が新たな銃をドロップするたびにワクワクさせられる。
 装備はレアリティや性能、保有するアビリティに違いがあるため、強い装備に出会えると途端に攻略が楽になっていくことも。ローグライクが好きな人にはおなじみの、最強を更新していく感覚が本作でも味わえる。

ステージ後半になるほど強い装備がドロップしやすくなる。

装備のほか、ステータスを強化するアーティファクトなども入手可能。

 銃のドロップ以外に、ショップの役割を担う場所ではアーティファクトも購入可能だ。アーティファクトはステータスの上昇、追加効果の付与、中には1度だけ蘇生できる便利な物も存在する。こちらも死亡すればすべてロストすることになるが、銃と併せてアーティファクトも集めていくことで、後半の攻略が楽になっていく。

敵を倒すと手に入るオボライト(通貨)で、スーツを強化したり、アーティファクトを購入していく。

 銃とアーティファクトは死亡すると集め直しになる関係上、持ち越して攻略を楽にするのはプレイヤー自身の知識と経験がメインだ。ただ、一部のボスを倒すとロストしない恒久装備が手に入り、攻略自体は楽になってくる。
 道を塞いでいる蔦を切るブレードや、フックショットのような装備が手に入るのだが、これを使うことでより探索できるポイントが増えていくのだ。この装備さえ手に入れれば、序盤からより多くのアーティファクトなどを集められるようになり、結果的に攻略難度は下がっていく。
 一応ボスを倒すとショートカットも開通されるのだが、装備集めをせずに挑んでもまた敗北するだけなので、コツコツ装備を集めてリトライするのがセオリー。時間をかけて装備を集めたのに、失敗して全ロストするとメンタルダメージが大きくなるが……。

フックショットを使えるようになると探索の幅が一気に広がる。

 プレイヤーの腕次第ではあるが、慣れてくると3~4回目で一定ラインまでの突破、またはラスボスまでの到達も可能だ。高難度死にゲーと言っても、探索して装備さえ集めれば多少回避できなくても攻略できる難度にはなっている。
 前述した通り操作自体も快適で探索も苦にならないので、プレイする際は隅々まで探してアーティファクトを集めながら進めてみてほしい。マップ機能も親切で道に迷うこともなく、取り逃したアイテムも回収しやすいので探索自体も楽に済ませられる。

スキャン機能でマップ構造も把握できるのが意外と便利。

寄り道していると、初見殺しなトラップステージと遭遇することも……。リスクを取って挑むかは自分次第だ。ちなみに筆者はここで死んで全ロストした。

 苦労して集めた装備のロストに怯えつつ、厚い弾幕を切り抜けてボスを撃破する『リターナル』は、弾幕シューティングやローグライク、高難度アクションが好きな人には強くオススメしたいゲーム性になっている。
 敵の弾幕は恐ろしい反面、非常に美しく目を見張るビジュアルなので、プレイしているとアドレナリンが出て心地いいゲーム体験が味わえるはずだ。

 なお、本作はアップデートでマルチプレイや途中セーブ機能も追加されたため、すでにプレイ済みの人ももう一度遊んでみては如何だろうか。

CO-OPモードの追加で、攻略のハードル自体はかなり下がったかも?

 アップデート内容は、ほかのプレイヤーとのマルチプレイだけでなく、ソロプレイにも影響している。ステージ攻略中、ほかのプレイヤーの死体が落ちていることがあり、エーテルの消費で装備を回収するか、仇を討ってエーテルを獲得できるのだ。この機能のおかげで道中に強敵と戦える回数が増えて、結果的に良装備を得られる確率も上昇している。

死体を見つけたら仇を討つか装備を回収できる。

仇を討つつもりが、自分も死にかける可能性も。HPに余裕がないときは注意したい。

 そのほか、20階層ごとに危険度が増すやり込みコンテンツ“シシュボスの巨塔”も追加された。“シシュボスの巨塔”は新装備が登場するなど、ストーリー攻略済みの既プレイヤーでももう一度遊びたくなる内容になっているので、チャレンジしてみてほしい。

『Returnal』PlayStation Storeサイト

『Returnal』Steamサイト

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...以下引用元参照
引用元:https://www.famitsu.com/news/202308/15313248.html

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