2023年9月21日に幕張メッセにて開幕した東京ゲームショウ2023。その賑わう一角にあるカプコンブースでは、『逆転裁判456王泥喜セレクション』(以下、『逆転裁判456』)の試遊コーナー、そして『逆転裁判456 王泥喜セレクション』TGS特別アクション法廷が注目を集めていた。
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本稿では2024年1月25日に発売が決まった『逆転裁判456』のプレイレポートを中心にお届けしよう。
本作は法廷バトルをくり広げる推理アドベンチャー『逆転裁判』シリーズの『逆転裁判4』、『逆転裁判5』、『逆転裁判6』の3タイトルを1本にまとめたもの。主人公のオドロキくんこと王泥喜法介(おどろきほうすけ)の成長物語を丸ごと体験できる作品となっている。
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カプコンより、『逆転裁判456 王泥喜セレクション』が、Nintendo Switch、PS4、Xbox One、PC向けに2023年1月25日に発売される。
また、
Nintendo Switch
プレイステーション4
Xbox One
Windows
Steam
と、現行ハードに対応しており、大画面&フルHDグラフィックでプレイできるようになった(※Xbox One、Win、Steam版はダウンロード専売)。
東京ゲームショウ2023(TGS2023)最新ニュースはこちら
Switch『逆転裁判456 王泥喜セレクション』(Amazon.co.jp)
PS4『逆転裁判456 王泥喜セレクション』(Amazon.co.jp)
『逆転裁判456』のコーナーでは大きなメインビジュアルの看板と、オドロキくんたちのパネルがお出迎え。
今回の試遊ブースでは、3作品のいずれかのチャプターを選んでプレイできた。これはTGS仕様というわけではなく、製品版でもこのように好きな場面からプレイできるとのこと。
ちなみにこのタイトルランチャーでは作品のムービーシーンなどが背景として映し出されていた。イマドキっぽい演出でなんだかステキ。
まずは、オドロキくんのデビュー作である『逆転裁判4』の第1話、法廷パートをプレイ。
さすがHD、オドロキくんの流れ落ちる汗や、ナルホドくんこと成歩堂龍一の無精ヒゲなどがクッキリ見えて彼らが実際にそこにいるような感覚を覚えた。個人的に『逆転裁判』シリーズの色使いというか、イラストの塗りかたがすごく好きなので、大きな画面で眺められること、細部までじっくり見られることがうれしい。
オドロキくんの師匠・牙琉霧人の麗しい佇まいもありありと
キャラクターたちのアクションは『逆転裁判』らしいパキッとした動きでありながらも滑らかで、移り変わりもスムーズだ。
また、本作には近年の『逆転』シリーズの移植作ではおなじみとなった、文字送りも謎解きも全自動の“ストーリーモード”が搭載されている。
これをオンにするとドラマを観ているような感覚でゲーム画面を眺められ、オドロキくんたちの一挙手一投足に見入ってしまう。原作のニンテンドーDS版を初めてプレイしたときは、先が気になりすぎてパッパッと高速でセリフを送っていたが、こうやって物語として噛みしめるのもいいなと実感する。
なお、今回体験したのはプレイステーション4版。通常モードとストーリーモードの切り替えはコントローラのタッチパッドに割り当てられていた。ワンボタンでオン・オフできることや、画面下部にさりげなくボタンのガイドがあるのも助かる。
ここで一旦、『逆転裁判4』は休廷としてタイトルランチャーに戻り、『逆転裁判6』をプレイしてみることに。いつでもセーブできるので、こういったつまみ食いプレイもできるのだ。
『逆転裁判6』のメニューには、エピソードを選ぶ項目のほかに“コスチューム”のメニューもあった。こちらでは、ナルホドくん、オドロキくん、ココネちゃん(希月心音)の衣装を変更できる。これらのコスチュームはかつてダウンロードコンテンツとして配信されていたものだ。
『逆転裁判3』の第3話『逆転のレシピ』に登場したレストラン、吐麗美庵の制服姿がカワイイ!
さて、『逆転裁判6』では、姫巫女・レイファによる御魂の託宣のチャプターを選んでスタート。レイファが舞うムービーから始まるのだが、彼女の凛とした表情、しなやかな手足、揺れる羽衣に見とれてしまった。やはり大画面で見られるのはイイ!
また、霜月はるかさんが歌唱した『奉納舞』の歌がヘッドホンからクリアに聴こえてきて、ちょっと鳥肌が立ってしまった。携帯ゲーム機版で何度も聴いていたはずなのに。本体スピーカーで鳴らしていたことが多かったから、聴こえかたが違うのは当然かもしれないが、上質な音のおかげでこの場面の神秘的な印象がさらに強まった。
そして舞台は法廷に移るのだが、弁護席にはド派手なスーツを着たナルホドくんが……。そうだった、先ほどのコスチュームメニューで『逆転裁判3』に登場したゼニトラこと、芝九蔵虎ノ助の服に変更しておいたんだった。レイファの舞の余韻をぶち壊してしまったが、これはこれで楽しい。
ちなみにコスチュームは『逆転裁判5』でも変更が可能だ。そして同じく追加コンテンツとして配信されていた、特別編『逆転の帰還』も収録されている。弁護士に復帰したナルホドくんが、海賊ショーで起きた事件に挑むというお話で、それなりのボリュームがある。
原作発売当時、見逃していた人~! 今度こそ! 『逆転裁判456』でプレイできますよ~!
本作の細かな機能も見ていこう。オプションではセーブ・ロードのほか、ゲーム中の画面フラッシュの有無や、未読文章の早送りなどをカスタマイズできる。謎解きに関する“奥の手”(ストーリーモード)や、“相談する”もここから設定できる。
バックログ機能も搭載
なお、試遊バージョンでは実装されていなかったが、BGMや、オーケストラコンサートで演奏された楽曲が聴ける“オーケストラホール”や、設定画や短編アニメ、新規描き下ろしイラストが収録された“アートライブラリ”などのモードもあるとのこと。(オーケストラコンサートで感動した演奏が手軽に聴けるなんて! しかも著名イラストレーターによる描き下ろしイラスト!? 見たいに決まってる!!)
とにかく、製品版の発売が待ち遠しい。発売日は2024年1月25日で、パッケージ版の予約も始まっている。詳しくは公式サイトをチェックしてみよう。
今回『逆転裁判456』で久々にオドロキくんたちと再会したが、やはり皆、クセの強いイイキャラクター揃いだし、楽曲もすばらしい。プレイしないなんてもったいない。「ナルホドくんの『逆転裁判』の初期3作まではプレイしたけど……」という方は、ぜひ本作の発売を機に、『逆転裁判』の続いていく世界と、オドロキくんの物語に触れてみては。
あなたの『逆転』力が試されるTGS特別アクション法廷
試遊ブースの反対側にある巨大スクリーンでは、『逆転裁判456 王泥喜セレクション』TGS特別アクション法廷が実施されていた。
こちらは決まった時間にステージを訪れると写真を撮ってもらえるフォトスポットというか“動画撮影スポット”で、『逆転裁判』の法廷に迷い込んだような体験ができる。(自分のスマホなどの撮影機材をスタッフさんに預けて撮影してもらう流れなので、ひとりで来場している人もご安心を)
なお、23日には実施がなく、24日の14時までに試遊を終えた方の中から抽選で撮影可能というなかなかに狭き門となっている。
【カプコン「東京ゲームショウ2023」】
スペシャルステージ ライブ配信情報
『逆転裁判456 王泥喜セレクション』TGS特別アクション法廷
9月24日(14:20-15:10)
『逆転裁判456 王泥喜セレクション』TGS特別アクション法廷では、『逆転裁判456… https://t.co/prdMMWO3U1 https://t.co/6LmyU6LNWb 「逆転裁判」シリーズ公式 (@Gyakuten_capcom)
2023-09-15 11:39:34
参加者は証言台に立ち、流れる映像に合わせて「異議あり!」ポーズを取るのだが、映像には複数のパターンがあり、登場キャラクターや展開が異なっている。
また、「異議あり!」ポーズの指示タイミングまで若干のセリフのやり取りがあり、そのあいだも録画されている。参加者は自由に動けるし、間を持たせる意味でも何かしらアクションしてみたいところだが、これが意外と難しい。「動画映えする動きって!? 目線はどこに置いたらいいの!?」と、慌ててしまう。動画の出来栄えは参加者の度胸やアドリブ力……つまり、いかにナルホドくんたちのようなハッタリをかませられるかにかかっている。
『#逆転裁判456』の特別アクション法廷を動画でお届け!
60~90秒程度の演出がランダムで上映され、それに合わせて動画を撮影してもらえます
ノリノリの「異議あり!」って……何!? #TGS2023 #逆転裁判 https://t.co/YTVdhryXrg 堅田ヒカル@ファミ通 (@katada_hikaru)
2023-09-22 22:57:26
牙琉響也に促されるままに、担当編集・堅田ヒカルが“ノリノリの異議あり!”にチャレンジ。楽しい。
...以下引用元参照
引用元:https://www.famitsu.com/news/202309/22318035.html