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スプラトゥーン甲子園2023 九州地区大会をリポート。強さと巧さを兼ね備えたイカたちが、驚きの戦術をぶつけ合う! | ゲーム・エンタメ最新情報のファミ通.com

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いよいよ地区大会は大詰め! 全国決勝への道を駆けるラストスパート、プレイボール!
 ナワバリバトル日本一のチームを決めるべく、全国各地のイカ&タコたち(参加選手のこと)が練習の成果を出し合う公式全国大会“スプラトゥーン甲子園”。2023年4月の関東地区に始まり、各地で激闘が展開された地区大会も、いよいよ終盤戦へ。2023年10月7、8日には、九州地区大会(場所:マリンメッセ福岡 B館)が開催された。
 9月30日に実施のオンライン大会 秋 代表決定トーナメントでは、トップクラスのウデマエを持った8チームによるすさまじいバトルが展開され、ますます熱を帯びる甲子園。いい試合を見れば、つぎは自分の番だと、イカたちの闘志はヒートアップ! 本記事では、九州に集ったアツアツのイカたちによる2日間の模様を詳しくお届けしよう。
 なお、大会のルールや対戦ステージについては、スプラトゥーン甲子園2023の特設サイトでチェックしてほしい。

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司会陣は、実況に田口尚平さん(アナウンサー・写真1枚目の左)と原田修介さん(アナウンサー・写真2枚目の右)、進行に高木由梨奈さん(アナウンサー・写真2枚目の左)と矢野妃菜喜さん(声優・写真1枚目の右)でお届け。地区大会で各地を巡る中、ご当地メニューにも触れて来た司会陣。田口さんと原田さんは、九州では2日間ともごまさばを食べたとのこと。連日でも食べたくなるほどの絶品のようだ。

試合の解説は、イカ研究員の助手2号さん&3号さん、ファミ通の世界三大三代川とライターのヴァニラ近藤が担当。各選手の動きをしっかり追って解説しながらも、ますます磨きのかかった戦術や連携に、驚かされる場面も。なお、ヴァニラ近藤は、甲子園の解説では“1日目と2日目で、必ずメガネを変えていた”という隠し要素(?)を明かした。ふーん……。

DAY1 小学生チーム部門:練り込んだ作戦を持ったチームが、練習通りの立ち回りを披露し上位進出!
 小学生チーム部門は、小学生以下の若きイカの集うトーナメントながら、『スプラトゥーン』歴や楽しみかたはさまざま。まだ始めたての選手もいれば、すでに8年遊んでいるというベテランもいる。「来年は受験だから、みんなで参加できる最後の甲子園」、「お兄ちゃんたちが、前の甲子園に出ていた」など、抱えるエピソードもいろいろだ。そんななかで上位に進出したのは、しっかりと作戦を用意してきたチーム。練習通りの動きを本番でも披露し、イキイキと立ち回った。

 準決勝第1試合は“永遠のスプラ派”対“イカタコガールず”。1戦目のステージはナメロウ金属。“イカタコガールず”はスパッタリー・ヒューふたりが前線に出て多方向から攻め、相手の注意を引く。たとえふたりが倒されても、後ろから味方がきっちりカバーする形で相手を倒し、前線を上げた。“永遠のスプラ派”は個別に相手を倒す場面はあるものの、やや足並みが揃わず苦しい状況に。“イカタコガールず”は戦術が固まっており、スパッタリー・ヒューがサメライドで突撃すれば、クーゲルシュライバーはジェットパックを直撃させるなど、激しい攻撃で相手を押し込んでいく。相手に反撃のチャンスをほとんど与えないまま攻め続け、“イカタコガールず”が1本先取した。
 2戦目のステージはマテガイ放水路。ここでは先ほどの試合のようにはさせまいと、積極的に前に出る“永遠のスプラ派”。上がってきた相手を倒すことにも成功し、黄色のインクが広がっていく。“イカタコガールず”はジェットパックの的確な攻撃で返すが、“永遠のスプラ派”も負けじとヒッセンが攻撃を続け、連続で相手を倒して盤面の維持を図る。しばらく拮抗した状態が続くが、攻勢を維持する力で上回っていたのは“イカタコガールず”。スパッタリー・ヒューふたりが素早く前線に上がると、サメライドからの攻め込みも絡めて敵陣を汚していく。終盤は倒し合いになるが、最後も“イカタコガールず”が攻撃力の高さを見せ、ワイプアウトを取って勝負あり。力強く押し込んで連勝し、決勝進出を決めた。

準決勝第1試合“永遠のスプラ派”対“イカタコガールず”。

 準決勝第2試合は“スプラの上にも3年”対“コジャケ学園”。1戦目のステージはスメーシーワールド。“スプラの上にも3年”はここまで、中盤まで一切自陣を塗らずに攻める独特の戦術で勝ち上がってきたチーム。この試合でどう動くかに注目が集まったが……やはり序盤は全員で攻め、ノーチラス47の援護を受けながら、ロングブラスターとヒッセンが前線で戦う。対する“コジャケ学園”は、ノヴァブラスターで相手を迎撃しつつ、スプラローラーが前線へ。中盤はお互いにブラスターの撃ち合いになるなど、倒した倒されの状況に。1分を切ったところでは“コジャケ学園”優勢といった状況だが、ここで“スプラの上にも3年”は自陣を塗り始めて反撃の準備。塗りを広げつつスぺシャルを溜め、ナイスダマを撃ち込んで中央を取りに行く。しかし、相手の攻撃の終わり際を叩くような形で“コジャケ学園”が攻撃し、反撃の芽を摘む。最後まで塗り合いは続いたが、大きく崩されなかった“コジャケ学園”が1本先取した。
 2戦目のステージはマテガイ放水路。1戦目でやや反撃が遅れたことからか、ここでは“スプラの上にも3年”は序盤から自陣を塗りつつ、リッター4Kのけん制で相手の行動を封じにかかる。これである程度相手の抑えつけたはずなのだが、“コジャケ学園”はそれを上回る積極性を見せ、ノヴァブラスターとスプラローラーがどんどん前に出ていく。倒されることもあるもののカバーが素早く、だんだんと青のインクが広がっていく。しかし、“スプラの上にも3年”は戦術を変えても器用に立ち回る力を持ち、上がってきた相手を叩いて好きにはさせない。しばらく優劣のつかない展開となるが、残り30秒のところでリッター4Kを倒したことで、“コジャケ学園”が一気に前へ。キーマンを倒してからのすさまじい攻勢で2本目を取り、“コジャケ学園”が決勝へと進んだ。

準決勝第2試合“スプラの上にも3年”対“コジャケ学園”。

 決勝戦は“イカタコガールず”対“コジャケ学園”。1戦目のステージはマテガイ放水路。互いに攻撃力の高いチームだけあり、序盤から激戦に。“コジャケ学園”はジェットパックの援護を受けながらスパッタリ・ヒューが押せば、“イカタコガールず”はデコイチラシを巻きつつスプラローラーやノヴァブラスターが上がって巻き返した。序盤のぶつかり合いのあとは、互いに自陣を塗って相手の出かたをうかがう。やがて、ノヴァブラスターが連続で相手を倒し、スプラローラーのセンプクからの攻撃も決まったことで、やや“コジャケ学園”が優勢に。終盤は激しい倒し合いになるが、ノヴァブラスターのショクワンダーを絡めた突撃が光り、“コジャケ学園”はどんどん前に。そのままワイプアウトを取って勝負を決め、1本先取した。
 2戦目のステージはスメーシーワールド。“イカタコガールず”は相手をかく乱するような動きを見せるが、“コジャケ学園”は周囲をよく見ており、ノヴァブラスターが的確に相手を撃破。数的優位な状況を作り、中央から先までを抑える。その後は、両チームともに焦ることなく、引き際を見極めて倒れないように立ち回る。“コジャケ学園”のノヴァブラスターとスプラローラーが挟み込んで相手を追い込む場面が目立つ一方で、“イカタコガールず”は素早いカバーで相手を倒し、ほぼ互角の戦いが続く。やがて終盤に差し掛かり、いちだんと攻める力を強めたのは“コジャケ学園”。ショクワンダーの華麗な立ち回りで翻弄すると、ノヴァブラスターが連続で相手を撃破。さらに味方も攻め上がって一気に押し込んだ。最後の攻撃で相手を圧倒し、“コジャケ学園”が連勝。全国決勝への切符を手にした。

決勝戦“イカタコガールず”対“コジャケ学園”。

リーダーのノヴァブラスターが最前線でチームを引っ張り、味方は倒されない立ち回りと、的確なフォローでそれを支えた“コジャケ学園”。どれも練習通りの動きとのコメントだが、中衛として活躍したデュアルスイーパーカスタムは、大会の一週間前から練習を始めたブキだという。堅実さと柔軟さを持ち合わせた戦術は、全国決勝でも輝きを放つだろう。

DAY1 一般チーム部門:会場からの暖かい応援を受け、いちだんとパワーアップした選手たちが塗り合う!
 選手たちのバトルはもちろん、会場からの声援も熱いのが甲子園。声援は選手たちの力になるものだが、九州地区では試合の合間に自然と手拍子が起きるなど、いつにも増して暖かみのある大会に。選手たちのやる気もさらにアップし、どのチームも持ち味を活かした塗り合いをくり広げた。相手を連続で倒すノーチラス47や、積極的に前に出て攻撃役を担うLACT-450、シェルターを貫くサメライドなど、随所に光るプレーが出るなか、トーナメントは進んでいった。

 準決勝第1試合は“さよならクーゲル”対“BigBaby”。1戦目のステージはタラポートショッピングパーク。さよならクーゲルは、名前に反して(?)きっちりクーゲルシュライバーが仕事をしながら勝ち上がってきたチーム。この試合でも中衛として味方を援護し、そのあいだにジムワイパーやヒッセン・ヒューが前線で戦う。ジムワイパーは生存意識が高く、敵陣に突っ込んだあと、迎撃を試みる相手のカニタンクの攻撃をスルッと避けて立ち回る。相手がジムワイパーに手を焼いているあいだに、味方が自陣や中央を塗ったことで、“さよならクーゲル”が優勢に。“BigBaby”は焦らず手前から塗り広げ、まとまった動きで相手を押し返していく。やがて中央でのじりじりとした押し引きを経て、“BigBaby”のノーチラス47の攻撃が光り、青のインクが広がる。途中まで劣勢だったが、中盤以降は数的優位の状況のまま押し切り、“BigBaby”が1本先取した。
 2戦目のステージはユノハナ大渓谷。“さよならクーゲル”がエナジースタンド発動直後の相手を倒せば、“BigBaby”は攻め込んで来たショクワンダーを叩くなど、互いに相手の攻め込みを防ぎ、中央を奪い合う展開に。その後は、交戦中のところにノーチラス47の攻撃が決まる場面が目立ち、やや“BigBaby”優勢に。しかし中盤、中央の高台を取った“さよならクーゲル”が相手のノーチラス47を倒しつつ攻め、大きく塗り返した。残り1分を切ると、お互いにけん制し合うような展開となり、ともに倒されない時間が続く。終盤は“BigBaby”が多く相手を倒すも、“さよならクーゲル”も粘りを見せて塗り続ける。試合終了時の盤面はほぼ互角だったが……1.1%差という僅差を制し、“BigBaby”が連勝で決勝へと進んだ。

準決勝第1試合“さよならクーゲル”対“BigBaby”。

 準決勝第2試合は“Sepia”対“Gathering”。1戦目のステージはスメーシーワールド。“Sepia”は第3回甲子園の近畿地区大会で優勝を経験した“万事屋”のメンバー3人がいる実力派。『スプラトゥーン3』の環境にもきっちり適応しており、ジムワイパーが相手の攻撃を巧みに避けながら前線で戦い、LACT-450が柔軟に動いて攻撃に参加し、手堅い立ち回りを見せる。序盤に優位に立ったのは“Sepia”だったが、“Gathering”のデュアルスイーパーカスタムのしぶとい立ち回りが奏功し、状況は五分に。中盤は両チームともにサイドを塗るような動きを見せつつ、攻め込むタイミングをうかがう。ともに裏取りを狙い、敵陣に抜け出して塗っては塗り返すという展開を経て、残り30秒のところで“Sepia”が中央をキープ。そのなかでもともに抜け出しを狙うが、ショクワンダーでの切り込みが決まって“Sepia”が1本先取した。
 2戦目のステージはゴンズイ地区。ここでは“Gathering”のLACT-450が積極的に前に出ると、カニタンクの援護も絡めて前線を制圧しにかかる。一方で、橋の上は“Sepia”が取った状況となり、お互いにつぎの攻め手をうかがう。どちらもLACT-450が前線に出る形となり、“Sepia”が中央の広範囲を移動しながら塗れば、“Gathering”は中央より前に出て攻撃に参加した。“Gathering”はスプラマニューバーのカニタンクが端から中央を狙い、相手の動きをけん制。“Sepia”は動きづらい状況となるが、残り1分のところでこれを撃破して、反撃に出る。最後は塗り合いとなるが、より多く敵陣に塗りを残したことで、“Sepia”が連勝して決勝進出を決めた。

準決勝第2試合“Sepia”対“Gathering”。

 決勝戦は“BigBaby”対“Sepia”。1戦目のステージはヤガラ市場。序盤はマルチミサイルが飛び交う激しい展開となるが、誰も倒れず中央の取り合いに。“BigBaby”はアメフラシを活用しつつノーチラス47が攻撃し、前に出てくる相手を叩いていく。ともに手堅い連係を見せ、素早いフォローを見せることから、状況が大きく傾くことなく試合が進んでいく。そんななか“Sepia”は、抜け出して敵陣を汚し、しぶとく帰ってくる戦術で攻める。残り1分というところでは五分の状況。勝負を決めるべく、“Sepia”はエナジースタンドを置いて攻勢に出るも、“BigBaby”がこれを素早く叩いて阻止。相手の狙いを破ったことでそのまま塗り広げ、“BigBaby”が1本先取した。
 2戦目のステージはマテガイ放水路。“BigBaby”はクーゲルシュライバーが高所から相手を狙い、さらにジェットパックで畳みかけて優位に立つ。この試合では序盤はどちらも自陣をあまり塗らず、中央での戦いに。激しい倒し合いを経て、1分経過したころは、自陣近くを塗りながら攻める機会をうかがう展開に。“BigBaby”はLACT-450が前線に出て、突っ込んで来た相手を迎撃。一方で“Sepia”は高所からカニタンクが攻撃し、相手の攻め込みを防いだ。両チームが手堅い守りを見せ、接戦のまま試合は終盤に進むが、一歩踏み込むことに成功したのは“Sepia”。ヒッセン・ヒューが連続で相手を倒したことが奏功し、一気に塗り広げて“Sepia”が1本取り返した。
 3戦目のステージはタラポートショッピングポート。序盤からエナジースタンドを活用した速攻が決まり、“Sepia”が優勢に。一方で“BigBaby”はここでもLACT-450が前線に上がり、攻撃的な立ち回りで相手を撃破。さらに、ふたりで並んで攻めることで、相手にプレッシャーをかけるが、返り討ちにあってしまい、逆に押し込まれる展開に。劣勢を打開するべく、スペシャルを合わせて返そうとする“BigBaby”だが、攻撃の終わり際に攻め込まれ、押し戻されることに。ノーチラス47のけん制で踏ん張っていたものの、終盤にジムワイパーとシャープマーカーの連携を中心に“Sepia”が猛攻。最後は互いに裏抜けするような展開となるが、ここぞという場面で攻め切る力の強かった“Sepia”が勝利。3本目までもつれ込む接戦を制して、全国決勝進出を決めた。

決勝戦“BigBaby”対“Sepia”。

手堅く立ち回りながら冷静に状況を見極め、ここぞという場面での連携が光った“Sepia”。攻めるタイミングをわきまえた戦術と、チャンスには果敢に裏取りを狙う一瞬の判断力は、全国決勝でも堅実な結果を残しそうだ。

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DAY2でついにすべての地区大会代表が出揃う! イカ研究員助手さんのコメントも!

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...以下引用元参照
引用元:https://www.famitsu.com/news/202310/19320652.html

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