3goo(サングー)より、プレイステーション5用ソフト『ギャング オブ シャーウッド』が2023年11月2日にリリースされた。
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本作は『ロビン・フッド』の世界観にSFスタイルが組み込まれた、独特な世界観の協力型アクションアドベンチャーだ。中世な世界に飛空艇などSF要素が散りばめられたスチームパンクな世界で、4人のヒーローたちでチームを組んで敵の軍勢に挑むことになる。
本記事では、シングルプレイで4人のヒーローを操作したプレイレビューをお届けしよう。4人協力でのマルチプレイが醍醐味となるゲームスタイルだが、シングルプレイでも手応えのあるアクションが楽しめるため、世界観やアクション性に惹かれた人はぜひ注目してほしい。
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※この記事は3gooの提供でお届けしています。
多彩なアクションをくり出す4人のキャラクター
本作は挑戦するステージを選び、待ち受ける敵と戦いながらダンジョンを攻略していくアクションゲーム。操作面で複雑な点はないため、同ジャンルに慣れている人ならすぐになじめるだろう。
ダッシュやジャンプ、回避といった基本アクションに加え、R1の軽攻撃とR2でくり出す重攻撃を使いつつ戦っていく。
ステージ挑戦時は、4キャラいずれかを選択することになる。ちなみに操作キャラはステージ挑戦前ならいつでも切り換えが可能。キャラによる有利不利は感じなかったため、気分次第で変えつつ遊んでもよさそうだ。ただし育成に必要な金貨はキャラごとに振り分けられるため、1キャラを使い続けたほうが成長は早くなる。
今回は全キャラを操作してみたので、それぞれの攻撃アクションや所感について詳しく紹介していこう。
ロックスリーのロビン
弓使いのロビンは早撃ちでの連射や、チャージして生成したスターアローでの一斉掃射など中~遠距離での戦闘を得意とするキャラクター。重攻撃では近接攻撃も可能だが、やはり安定して強いのは中距離での射撃だ。
一見複数戦は苦手に思えるが、弓を構えた状態でキープしていると生成されるスターアローを使えばまとめて敵を一掃するのも難しくない。回避もスピーディーなため、つねに敵との距離を確保しつつ矢を連射するスタイリッシュな戦いかたを楽しめる。
乙女マリアン
乙女マリアンは、今回触れた限りだとソロプレイでいちばん安定して戦えるキャラクターだった。彼女の武器は敵に投げてダメージを与えるダガーと、自由自在に動く連接剣。
重攻撃では連接剣を扱い、鞭のように振り回しながら四方にいる敵を攻撃できる。どちらかと言えば遠距離攻撃を使う機会が多いのだが、大勢の敵に囲まれた際もまとめて叩けるのが頼もしい。
もうひとつの攻撃手段であるダガーは、投げて飛ばすのが非常に強力。単体でのダメージはさほど高くないのだが、ダガーを当てるほど相手に数字が蓄積されていき任意のタイミングで大ダメージを与えられる。
距離を取りつつダガーを投げ、大ダメージを与えるコンボがシンプルに強く、ソロプレイでもお世話になることが多かった。接近戦やハードなアクションが苦手な人でも、安心して攻略できる性能となっている。
タック修道士
タック修道士は、いわゆるタンク役のキャラクター。見た目の通りに重々しく、パワフルな攻撃を得意とする。メイスを使った攻撃で、チャージをすることでより大ダメージを与えられるのが特徴。すべての攻撃を回避するより、とにかく攻めを重視したい人にオススメしたい性能だ。
チャージ中はある程度ダメージを受けても怯まないスーパーアーマー状態で、多少のダメージならものともせず反撃に転じられる。また、メイスを振り回すことで衝撃波を前方に発生させることもでき、遠くにいる敵も巻き込みながら攻撃するといった立ち回りも得意だ。
ほかのキャラと大きく異なる点として、タックの防御は前方に横長のシールドを作り出す。ステージによっては敵が機関銃などで攻撃してくるため、ピンチの味方をサポートする役割も果たせるだろう。マルチプレイだとより輝きそうな性能だが、攻撃性能も高いのでソロでも問題なく使用可能だった。
リトル・ジョン
リトル・ジョンは近接特化のファイターで、バチバチにインファイトをくり出したい人にオススメなアクションを可能とする。攻撃時はゲージが表示され、タイミングよくパンチを繰り出すことでヒートを蓄積できるのがリトル・ジョンの強み。
ヒートゲージの蓄積による攻撃力の上昇、さらにヒートを消費する広範囲技へと派生していく。ザックリと言えば、敵を殴り飛ばすほどに強くなれるのだ。タイミングよく攻撃するほどに調子が上がっていくため、操作していると格別な爽快感を味わえる。
遠距離攻撃を扱えないリトル・ジョンだが、その代わりに倒れている敵を掴んで投げる固有のアクションも用意されていた。掴んだ敵は遠くの敵に投げてもいいし、木の柵に放ってそのまま命を終わらせるのもアリ。やりたい放題なアクションを各ステージで堪能できる。
以上、4キャラから好きなタイプを選んでステージを攻略していくことになる。どのキャラを選んでも攻略には問題がないため、見た目やアクションで選んで問題ないだろう。タック修道士はとくにマルチ向けの性能をしていたので、ぜひ4人での協力プレイも試してみてほしい。
探索で重要なのがアーティファクト
ステージ攻略の流れについても、詳しく紹介していこう。挑戦したいステージに入るとキャラクターどうしの会話を交えながら、先へと進んでいくことになる。探索をしつつ敵を発見したら戦闘、また探索とくり返して最後に待ち受けるボスを撃破するのが基本的な流れだ。
中世の雰囲気を感じる町や森、後半になるとSF要素を増したステージなど多彩なエリアが登場するため道中も楽しみが満載だ。また、ステージごとにハチの巣や落とし穴、毒ガスなどのギミックも登場し、戦闘中に利用するのもおもしろかった。
道中は迷うほどではないが一本道ではなく、回り道をすることでキャラを強化するアーティファクトが入手できたり、有利な位置から戦闘を始められる。一部特定のキャラでしか進めない場所もあるが、ソロプレイでも問題なく進行は可能だ。
探索でとくに重要なのがアーティファクトで、攻撃時のHP回復、スーパーアーマーの付与など戦闘で役立つアイテムを最大4つまで装備できる。これらは探索で集めることになるため、寄り道をするほど強い状態でボスに挑めるというわけだ。ちなみにアーティファクトはステージクリアー後に回収されるため、その都度集める必要がある。
また、ステージ途中で遭遇する敵は倒すまでにかかった時間や、コンボ数に応じて毎回評価される。このときの評価によって、最終的なスコアが決まり、ステージ攻略後の報酬に差が出る仕組みだ。慣れてきたら、高い戦闘評価で終われるように立ち回りを工夫してみるのもいいだろう。
ステージの最後に待ち受けるボスもユニークで、手応えのある強さだった。序盤は大柄の騎士がボスだったので簡単に倒せたのだが、途中からは大きなメカや改造人間が登場。ミサイルや機関銃の雨を掻い潜り、隙を見つけて攻撃する手に汗握る戦いが楽しめた。
ちなみに難易度は3段階用意されており、アクションが苦手な人でも勝てるようになっているのでその点はご安心を。難易度は普通を選んでもそこそこの強さだったので、ひりついた戦いを楽しみたい人も満足できるはずだ。
無事にステージを攻略したら、最後はリザルト画面に移行。ここで時間や被ダメージ、道中の戦闘評価などでスコアが決定し、育成に必要な金貨がもらえる。
この金貨を持ち帰ると、拠点で新たなアクションを習得したり、使用する攻撃を切り換えられる。全アクションの習得にはそれなりの金貨が必要だが、やり込むほどに空中コンボやパリィなどの爽快アクションを使えるようになり、楽しさが増していった。
メインステージ自体も豊富だが、それ以外にも強力なボスを討伐するミッションなども用意されており、やり込み要素にも事欠かない。強力なボスはギミックに対処しつつ戦うものが多いため、慣れてきたら金貨稼ぎのために周回するのもアリだ。
ストレスフリーで遊べる快適なアクション、個性豊かな4人のキャラ、1プレイ10~20分程度でサクッと遊べるほどよいバランスのステージと、気軽に遊べるゲームに仕上がっている『ギャング オブ シャーウッド』。見た目は中世なのに飛空艇やら巨大な大砲が出現する独特の世界観も魅力的で、ビジュアルでも心惹かれる。
ソロプレイでも満足感は得られたが、一方「マルチだったらもっとおもしろいな」と感じる点があるのも事実なので、ぜひフレンドを誘ってプレイしてみてほしい。
ギャング オブ シャーウッド
プラットフォーム:プレイステーション5
発売日:2023年11月2日発売
発売元:3goo
開発元:Appeal Studios
価格:6380円[税込]
ジャンル:アクション・アドベンチャー
対象年齢:CERO 17歳以上対象
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...以下引用元参照
引用元:https://www.famitsu.com/news/202311/02322527.html