『ハーヴェステラ』が発売1周年。スクエニらしさを盛り込み新しい体験を目指した生活シミュレーションRPG。シリアスでSFな世界観が衝撃的だった【今日は何の日？】 | ゲーム・エンタメ最新情報のファミ通.com

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シリアスな冒険と農業生活の融合
　2022年（令和4年）11月4日は、Nintendo Switch用『ハーヴェステラ』が発売された日。本日で発売から1周年を迎えたことになる。ほぼ同時にSteam版も発売されており、こちらは翌日となる2022年11月5日に発売された。

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　『ハーヴェステラ』は、スクウェア・エニックスから発売された生活シミュレーションRPG。農作業を行うスローライフの要素とアクションRPGを掛け合わせた内容になっており、スクウェア・エニックスが放つRPGとしては「かなり異色」と感じた人が多かったのか、発表時に大きな話題となった作品だ。

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　筆者も発表になったNintendo Direct miniを観ながらやっぱり「意外」と思ったし、同系統の大家として『牧場物語』や『ルーンファクトリー』シリーズがあるので、かなり挑戦的な作品に感じたものだった。
　ゲームの舞台となるのは“シーズライト”呼ばれる四季を司る巨大な4つの結晶体が存在する惑星。人々はシーズライトの恩恵を受けながら生きていたのだが、異変によって季節の変わり目に“死季”が発生。舞い落ちる光の塵が作物を枯らし、あらゆる生命を脅かすようになってしまった。
　プレイヤーは死季の中を彷徨い、記憶を失って行き倒れた主人公となり、死季の謎を究明せんとする少女“アリア”とともに世界の真実を知るための旅路へ歩み出すこととになる。

　驚かされたのはとてつもなくシリアスなストーリー展開。同系統の他タイトルと比較すると、その点がやはり異色だったのではないだろうか。ジャンルの定番として雰囲気がほのぼのとしているものが多い印象だが、『ハーヴェステラ』には死季という明らかな世界の危機があり、切迫した空気が漂う。星を救う物語となっていてファンタジーの中でもSF要素が色濃いため、壮大さも感じられるのが大きな魅力だった。
　そんなヤバヤバな状況下にありながらも、プレイヤーは自給自足のために粛々と農作業を行っていくのがおもしろいところ。畑を耕し、種を植え、水やりしながら多種多様な作物を育ててお金を稼ぐ。

　ストーリーの進行に合わせて農作業はどんどん効率化していき、特殊な農地“バイオーム”も解放。バイオームでは水やりが不要で、通常の畑では育てられない作物の栽培も可能となっていた。クラフトや料理、家畜やペットの飼育だってできる。
　春夏秋冬の各季節は30日で、季節の変わり目には前述の死季が到来。すべての作物は枯れて人々との交流も制限されてしまうのが本作ならではと言ったところだろう。農作業に夢中になっていたプレイヤーを、世界の危機という現実に引き戻してくれるキッカケにもなったんじゃないかな。

　戦闘はフィールドをうろつく敵とシームレスに戦うアクションバトル。固有の武器とスキルを持つ3つのジョブを瞬時に切り替えながら戦っていく。ジョブは全12種類あり、育成してスキルボードを開放していくのも楽しい要素のひとつだった。

　神秘的な音楽は『アイドルマスター』の“蒼い鳥”をはじめとする、さまざまなゲーム作品やアニメ『鬼滅の刃』シリーズを手掛けた椎名豪氏が担当。ユーザーからの評価も高かった。
　Nintendo Switch版は製品版への引き継ぎが可能な体験版が配信されているので、興味があればまずはこちらでプレイしてみるのがおすすめだ。

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引用元：https://www.famitsu.com/news/202311/04322532.html