ソニー・インタラクティブエンタテインメント(以下、SIE)より、2023年12月6日発売予定の“PULSE Explore ワイヤレスイヤホン”。同商品はプレイステーションブランド初の公式ワイヤレスイヤホンで、価格は29980円[税込]。
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SIEより発売に先駆け製品が到着したので、レビューをお届けする。
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PULSE Exploreの特徴
PULSE Exploreは、高品質な音響体験を持ち運んで楽しめるプレイステーション初のワイヤレスイヤホン。内蔵しているデュアルマイクは、AIによって背景の音をフィルターするノイズリジェクション機能を搭載。
また、超低遅延のロスレスオーディオを実現する新技術である“PlayStation Link”にも対応しているのが特徴のひとつ。
バッテリーは本体だけで最大5時間、充電ケースを使えば最大10時間の再生が可能。
DualSenseとのサイズ比較。
箱には接続方法が記載されている。
PULSE Explore ワイヤレスイヤホンのほか、充電ケース、PlayStation Link USBアダプター、イヤーチップ、USBケーブル、印刷物1式が同梱されている。
接続は簡単。しかし少し気になる点も
PULSE ExploreをPS5に接続するには“PlayStation Link USBアダプター(以下、PS Link USBアダプター)”を使用する。PS Link USBアダプターはPULSE Exploreとペアリング済みのものがひとつ同梱されているため、PS5に差し込んだあとはPULSE Exploreをケースから取り出すだけで接続は完了する。
接続時には、バッテリー残量が表示されるので便利。
追加で購入したPS Link USBアダプターや、先日発売された“PS Portal リモートプレーヤー”と接続する場合は、
PULSE Exploreをケースに収納した状態で、ケースのPS Link ボタンを長押し
ペアリング状態になっているときに、PS Link USBアダプターまたはPS Portal リモートプレーヤーのPS Linkボタンを押す
個人的に気になったのが、PS Portal リモートプレーヤーに接続した状態からPS5に切り替えるときの手順。接続を切り替えるには、PULSE ExploreのPS Linkボタンを長押しした後、PS5に接続しているPS Link USBアダプターのPS Linkボタンを押す必要がある。そのため、テレビ台にPS5を設置している筆者の環境では、接続を切り替えるにはソファーから立ち上がってテレビの前まで移動することになり、少々手間に感じたというのが正直なところ。
逆にPS5からPS Portal リモートプレーヤーに接続を切り替える際は、PULSE ExploreのPS Linkボタンを長押しした後、PS Portal リモートプレーヤーのPS Linkボタンを押せばいいので、とても快適だった(PULSE ExploreをPS Portal リモートプレーヤーで使用する際はPS Portal リモートプレーヤーを手元に用意しているはずなので)。
PS Portal リモートプレーヤーと接続するには、この画面が表示されているときに「接続するには……」の文字の近くにあるPS Linkボタンを押せばオーケー。
PlayStation LinkとBluetoothはそれぞれ接続可能
PULSE ExploreはBluetoothを使用して、スマートフォンやタブレットなどと接続することも可能。ペアリングの方法は、PS Link対応機器と接続するときとほぼ同じ。“PS Linkボタン”の代わりにスマートフォンやタブレットなどの設定画面に表示される“PULSE Explore”を選択するだけ。
しかも、PlayStation LinkとBluetoothはそれぞれ接続が可能。オーディオを同時に聴くことができるため、たとえばBluetooth接続したスマートフォンで音楽を流したり、電話をしたりしながら、PlayStation Linkで接続したPS5などでゲームを楽しめる(もちろんPS5などでプレイしているゲームの音も聞こえる)。
スマートフォン側はほかのBluetooth機器と接続するときと同じように設定を行う(こちらはiPhoneの設定画面)。
装着感や音質は?
PULSE Exploreを安定して装着するのは、一度イヤホンを横にしてから耳に回し入れるのがポイント。筆者は同じような方法で装着するソニーのワイヤレスイヤホン“WF-1000XM5”をふだんから使用しているため戸惑うことはなかったが、このタイプを初めて装着するという人は少し慣れが必要かもしれない。
装着感については、WF-1000XM5よりもサイズが大きく重量もあるため、耳に何かを付けている感覚が少し増しているように感じたが、3時間ほど付けっぱなしでも疲れることはなかった。
肝心の音質に関しては、筆者がゲームをプレイする際に使用している“PULSE 3D ワイヤレスヘッドセット”と比較すると、重低音の迫力は劣るものの、そのほかの部分については“PULSE Explore”に軍配が上がるような印象。
複数のゲームで試してみたが、FPSやTPSでの足音や『Marvel's Spider-Man2』でのヘリコプターのプロペラ音など、細かい音についてはPULSE Exploreのほうがより鮮明に聞こえ、音の位置も把握しやすかった。遅延についても“超低遅延のロスレスオーディオ”と謳うだけのことはあり感じられなかった。
そして、マイクについてはスマートフォンで雑音を出しながら試してみたところ、PULSE 3D ワイヤレスヘッドセットよりもノイズが軽減され、クリアに聞こえた。
WF-1000XM5とのサイズ比較。
というように紹介してきたPULSE Explore。個人的にはメガネを掛けた状態でPULSE 3D ワイヤレスヘッドセットを使用すると、つるの部分が圧迫されて顔や耳が痛くなっていたので、プレイステーションブランドの公式商品としてイヤホンタイプという選択が生まれたのはうれしいところ。
また、接続の切り替えなどで少し気になるところがあるものの、スマートフォンとPS5などのPS Link対応機器のオーディオを同時再生できるのは魅力的な要素のひとつ、
現状、PS Portal リモートプレーヤーに接続できる唯一のワイヤレスイヤホンでもあるので、気になる人は購入を検討してみてはいかがだろうか?
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...以下引用元参照
引用元:https://www.famitsu.com/news/202312/06326615.html