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『逆転裁判456 王泥喜セレクション』丁寧すぎるリマスターにポルクンカーッ! 橋本プロデューサーへのインタビューで飛び出す意外な証言 | ゲーム・エンタメ最新情報のファミ通.com

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『逆転裁判』シリーズのナンバリング後期3作品を1本にまとめた『逆転裁判456 王泥喜セレクション』が、2024年1月25日にマルチプラットフォームで発売される。

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 それに先駆けて、本作のプロデューサーであるカプコンの橋本賢一氏にインタビューを実施した。ご自身も『逆転』ファンゆえにスペシャルコンテンツが超充実することになったとのことだが……? 本稿ではそんな橋本プロデューサーにリマスターにおける開発秘話から海外の『逆転』人気の秘密まで余すところなく証言してもらった。
『逆転裁判456 王泥喜セレクション』とは

 弁護士として事件を調査し、証拠を武器に法廷で戦う推理アドベンチャー『逆転裁判』シリーズ。
 そのナンバリングタイトルである『逆転裁判4』、『逆転裁判5』、『逆転裁判6』を、現行ハードに合わせてリマスターしたのが『逆転裁判456 王泥喜セレクション』(『逆転裁判456』)だ。本作ではオドロキくんこと、新米弁護士・王泥喜法介(おどろき ほうすけ)の成長物語を丸ごと体験できる1本になっている。

『逆転裁判4』

『逆転裁判5』

『逆転裁判6』。どの作品にもユカイな検事や登場人物が山盛り満載だ。

橋本賢一 氏(はしもと けんいち)

『逆転裁判456 王泥喜セレクション』プロデューサー。カプコンの元宣伝マン。(文中は橋本)

『逆転裁判456』はセレクションシリーズの集大成!
――まずは、橋本さんと『逆転』シリーズとの関わりをお聞かせください。
橋本最初に触れたのは、1作目のゲームボーイアドバンス版『逆転裁判』ですね。これはカプコンに入社する前で、当時の同期に薦められてやってみたのですが、初めてプレイしたときは、それはもう衝撃で。「一瞬でハマって全部やっちゃった」って、1日でクリアーしました。そこから『逆転裁判2』、『逆転裁判3』と、シリーズを続けてプレイして、いまに至ります。要するに1作目からずっとファンなんですよね。
――カプコン入社以前から生粋の『逆転』ファンだったんですか。
橋本そうなんです(笑)。カプコン入社後に発売された『逆転裁判5』、『逆転裁判6』ではパブリシティ、宣伝をやってきました。
――ちなみに、お気に入りのエピソードはどれですか?
橋本『逆転裁判5』の特別編『逆転の帰還』が好きですね。水族館が舞台のエピソードで、被告人がシャチなんですよね。

橋本そのシャチのエールを、弁護士に復帰したての成歩堂龍一が弁護するというのがおもしろくて。はみちゃんこと綾里春美も登場するし、海賊ショーの歌とか、あの雰囲気がいいんですよね。それに謎解きの部分も好きだし……。僕のイチオシです。
 当時はダウンロードコンテンツだったのでプレイされていない方もいるかもしれませんね。ぜひ『逆転裁判456』で体験していただきたいです。独立したお話なのでどのタイミングでプレイされても大丈夫ですよ!
――『逆転の帰還』はアニメパートも大画面に映えそうですよね。では今回『逆転裁判456』のプロデューサーになられたのはどんないきさつだったのでしょうか?
橋本たまたまというか、ご縁があったという感じですね。ちょうど『ロックマンX DiVE』をプロデューサーとして担当していてちょうどひと区切りというタイミングのときに、運よく上長に「プロデューサー、やるか?」と聞かれて「やります!」と即答したのを覚えています。
――ちなみに、カプコンでは広報さんからプロデューサーになるのはよくあることなのでしょうか?
橋本そんなに頻繁にはないですけれどね(笑)。『レイトン教授VS逆転裁判』や『モンスターハンター:ワールド』の竹下(博信)プロデューサーは、もともとは営業系ですよ。
――竹下さんもそうでしたか。ところで『逆転裁判456』の企画はいつごろから始動したのでしょうか。
橋本正式に企画が立ち上がったのが2021年の春くらいからですね。もちろんそれよりも前から構想としてはあったんです。
 2019年に『逆転裁判123 成歩堂セレクション』(以下、『逆転裁判123』)が発売されたときには、やはりファンの皆さんから「『逆転裁判456』も出してほしい」という声をいただいていました。その構想の段階では、自分はまだ企画には携わっていなかったのですが、いちファンとしても、開発側に入った人間としても『逆転裁判456』は「何とか出さなきゃ!」と感じていました。

――ちなみに『逆転裁判123』には、ほかにどんな反響があったのでしょうか。
橋本ポジティブなものとしては「画面が大きくなりキレイになってよかった」という反応がありました。その一方で、そのままグラフィックを素直にキレイにしちゃったので、「ちょっとフラットな冷たい印象を受ける」という声や、「チャプタージャンプができればよかった」という意見もいただいていました。
――そういった要望が『逆転裁判456』に反映されているわけですね?
橋本ええ。それだけでなく、先に発売された『大逆転裁判1&2 -成歩堂龍ノ介の冒險と覺悟-』で好評だった、謎解きが自動で行われる“ストーリーモード”も盛り込んでいます。それとは別に、自動で文字送りされるけれど謎解きは自分で行う“オートプレイ”もあります。
――『大逆転裁判1&2』で ストーリーモードが登場したときは驚きました。謎解きもやってくれちゃうアドベンチャーゲームというのは……アリなのか!? と(笑)。
橋本ストーリーモードはドラマや映画のように流して観ることができるので、さすがに最初からこれを使うというよりも1回クリアーした人はそういう楽しみかたをされているのかなと思いますね。
――「ううーん、どうしてもここがわからない!」って詰まったときに使う場合、攻略を見てしまうのと本質的に変わらないですし、それならゲーム内機能でフォローしても同じことかもしれませんねえ。
橋本そうですね。『逆転456』に注目されている方は、『逆転裁判』シリーズのファンや、これまでに1度は作品をプレイされた方が多いだろうと思っています。
――すでにプレイ経験のある人が「物語としてもう1度味わいたい」というときはたしかに便利ですね。チャプタージャンプもプレイ経験のある人に向けた機能ですか。
橋本『逆転裁判456』で、何が何でもまた最初から全部プレイしなければならないというのはちょっと違うかなと。
 そういった経験者やファンの皆さんのためにも、『逆転裁判456』では、どこからでもプレイできるようにしています。たとえば、いきなり特別編の最後の法廷からやることだって可能なんですよ。そんな風に気になったエピソードやもう1度見たいシーンをまず確認できるようなソフトにしたいなと思ってチャプタージャンプを導入しました。

好きなタイトルの好きな話数から見られちゃう。

――東京ゲームショウ2023の試遊では「レイファの舞が大画面ではどうなっているのか?」と、チャプタージャンプで真っ先に確かめました。今回、大画面向けにグラフィックをリファインするにあたって、どんなところを意識されましたか?
橋本じつは以前にリリースしたモバイル版でもグラフィックを若干ブラッシュアップはしていたんです。
 でも当時は大画面でのプレイを想定してはいなかったので……。『逆転裁判456』では「キャラクターの温かみや、もともとのニンテンドーDSの画面で見ていた感覚、キャラクターの印象を再現できるようにブラッシュアップしよう」とチーム全員が心掛けていました。
――先ほどの『逆転裁判123』の反響に応えるべく制作されていったわけですね。苦労された部分などはありましたか?
橋本『逆転裁判5』と『逆転裁判6』はキャラクターも背景も3Dで作られていたので、ビジュアルのブラッシュアップにはそこまで苦労しなかったですね。ただ、先ほどもお話したように『逆転裁判4』はそのまま映像処理をすると2Dグラフィックがバキッとキレイになるだけなので、オリジナル版の味を再現するのが難しくて。それと、16:9の画面比率に合わせて背景も描き足していたりもします。
――元のハードの画面比率は横幅が短かったですものね。加筆が自然すぎて画面の両サイドが描き足されているとは思いもよりませんでした。
橋本もうひとつ苦労したのがその背景の細かい部分です。ニンテンドー3DS版では、背景の看板などにちょこちょこっと何か書いてあったとしても文字として読めなかったのですが、これを大画面に映して拡大すると「いやあ、これ本当は(キャラクターたちの目には)見えているよね」ということになって、改めて文字を入れたりしました。

――そこまで丁寧に作られているんですね。当時の制作スタッフに「ここ、なんて書くつもりだったの?」といった確認をされたりも?
橋本そうですね。まず加筆すべき部分を見つけて、そこにどんな文字が入っていたのかを調べました。
 『逆転裁判5』と『逆転裁判6』は資料が残っていたので、ある程度は全体の流れから「ここはこういう感じだったんだろう」と予測はできたんですけどね。でも、『逆転裁判4』はあまり資料がなくて……。けっこう手が掛かった部分でもあるので、ぜひ大画面で見ていただきたいですね。
 小ネタというほどではないですが、「あ、ココ、こんな風に書いてあったんだ」と見つけていただけたら、おもしろいのではないかなと思います。
――調査パートの楽しみが増えますね。そのほか、注力された部分はありますか?
橋本上下2画面だったものを1画面に再構築することですね。それにともなってコントローラですべてプレイできるように落とし込むのもたいへんでした。
 原作の2画面の場合はタッチパネルも含めてボタンを割り振っていたので、それをコントローラに置き換えたときにどこに割り振ったらいいのかと。プレイのしやすさというのも重要ですからね。
  やはり自然に“つきつける”などができないと。あとは、“ココロスコープ”や、“霊媒ビジョン”といったミニゲームが多いので、スムーズに遊べるようにかなり気を遣いました。

――確かに、オリジナル版での調査システムはタッチパネルで操作するものがほとんどでしたね。
橋本ええ、そのプレイ感覚を再現しつつ1画面で見やすくまとめるために、イチから作り直した感じですね。あっ、ちなみにNintendo Switch版やSteam版をSteam Deckで遊ぶ際は、すべてタッチ操作でプレイできるようにもしていますし、Steam版はマウスだけでもプレイできるようにしていますよ。
てんこ盛りのスペシャルコンテンツ
――『逆転裁判456』は本編以外のスペシャルコンテンツも充実していますよね。
橋本本作はただゲームを移植するだけでなく、ファンの方により喜んでいただけるようにエンターテインメント性をしっかり持たせ、ゲーム以外の部分も充実させたいと思って制作しています。
――スペシャルコンテンツは楽曲が聴ける“オーケストラホール”、設定画なども収録した“アートライブラリ”、そして好きなキャラクターを眺めたり動かしたりできる“アクションスタジオ”の3本柱となっていますが、それぞれのポイントを教えてください。
橋本オーケストラホールはイチオシなんですよ。もともと、企画段階から「ゲームのBGMなどサウンド系は全部聴けるようにしたいね」とディレクターとも話していたんです。
 でも、ただ音楽を全部聴けるだけではもう物足りないかなと。プレイしてくださった皆さんにもうちょっと特典というか、感謝の気持ちを贈れないものかなと思って「そういえば、オーケストラコンサートってCD化されているよね」と思い立ちまして。
 ここから何曲か収録できたら、皆さんに喜んでいただけるんじゃないかということで、オーケストラコンサートを主催されたハーモニクス・インターナショナルさんにご相談し『逆転裁判15周年記念 オーケストラコンサート』と『逆転裁判オーケストラコンサート2019』のCD2枚から7曲ずつ収録することができました。
 しかも楽曲データは高音質で実装できているので、ぜひ聴いていただきたいですね。
――いい音質で聴けるのはうれしいですね。
橋本さらに、自由自在にプレイリストが作れるんですよ。もちろんループ再生もできますし。音楽のサブスクを利用している感覚で流していただければと。
――気分を盛り上げたいときに『追求』が含まれる『逆転裁判5 法廷組曲』をかけたり、リラックスしたいときに『綾里真宵 ~逆転姉妹のテーマ 2016』を流したりするのもいいですね。再生中はデフォルメキャラたちが演奏している姿がかわいらしいです。

橋本そうなんです、あのキャラクターは今回のために描き下ろししてもらったんですよ。
――おお、贅沢。イラストといえばアートライブラリでは著名なイラストレーターさんによる描き下ろしイラストが見られるとのことですね。
橋本今回お願いした方々は 『逆転』シリーズに関わりがあったり『逆転』シリーズのファンでしたので、『逆転裁判』というものをわかってくださっているんですよね。
 ですので、各作品のメインキャラクターで自由に描いていただきました。そうして上がってきたラフを見たときには「おおーっ! いい絵だ」と感動しましたね。完成したイラストはまだ公開できないのですが、ゲーム内のアートライブラリでじっくり見られるので、ぜひプレイしてアンロックしていただければと思います。

――早く拝みたいです! そしてもうひとつ気になるアクションスタジオですが、キャラクターのポーズや背景を自由に組み合わせてシーンを作れるモードです。原作の開発当時はこのような作業が行われていたのでしょうか?
橋本機能的にはちょっと違うかなあ……。実際のゲーム制作では、スクリプトでキャラクターのモーションを呼び出して動かしているんです。アクションスタジオの構想としては、自分の好きなキャラクターをじっくり眺めたりいろんなアクションをさせたりして堪能するモードにしようというものなんですね。
――なるほど。それにしても膨大なパターンがあるので、どう作ったらいいか迷ってしまいますね。
橋本『逆転裁判4』、『逆転裁判5』、『逆転裁判6』と、それぞれのタイトルの中で組み合わせる形で、作品を超えては作れないのですが、本編中ではできない組み合わせ、たとえば背景を実際には訪れていない場所にしてみたり、証人ではないけど証言台に立たせたりもできます。もちろん、好きなキャラクターをじっくり愛でていただけたらと思います。
――組み合わせのお手本や、アドバイスをいただけませんか?
橋本そうですね……。実際、社内でも開発チームにお手本を見せてという話が出がちなんですよ(笑)。でも、あんまりこちらから「こう遊んでください」とは言わないほうがいいかなと思っていまして。楽しみかたは無限大ですから、本当にプレイヤーさんの自由に作っていただければと思っています。
――ちなみに、アクションスタジオでカスタマイズしたシチュエーションは、プレイヤーさんがSNSなどにアップしてもいいのでしょうか?
橋本もちろん、大丈夫です。グリーンバックなんかも用意していますので、動画クリエイターさんにも活用してもらえればと思います。

アクションスタジオ

『逆転裁判456』を凝縮した圧巻のメインビジュアル
――本作のメインビジュアルは布施拓郎さんがご担当されたとのことですが、こちらの制作時に印象深いことがあればお聞かせください。
橋本そもそも布施は『逆転裁判5』と『逆転裁判6』のアートディレクターをやっていましたので、今回のメインビジュアルは彼に制作をお願いしました。
 布施も『逆転裁判』をわかっていますから、ビジュアルの打ち合わせでは「基本的にはオドロキくんが真ん中で、隣になるほどくんと、ココネで……」という具合にメインキャラクターを並べることぐらいで、後は布施にお任せしました。
 最初のラフでは人数が半分くらいだったんですよ。前列の5人とライバル検事たち、バンとミツルギと、レイファと茜あたりが入ってたかな。それで「いいじゃないですかー」って、この方向性で進めてもらったんです。
 で、再びチェックする段階になって「あれ? 背景にキャラクター増えてない!?」って(笑)。
――布施さんの旺盛なサービス精神で増えちゃった(笑)。本当に力作ですね。
橋本ええ。かなりいい絵が上がったな、布施に頼んでよかったなと思いましたね。
――『逆転裁判5』や『逆転裁判6』とはまたタッチが違うようにもお見受けします。繊細かつ丸みがあるような……。
橋本布施自身も最近で言うと『エグゾプライマル』のアートディレクターを務めていまして。フォトリアルなゲームを担当していたこともあるのかもしれませんね。本人に聞いたわけではないのですが、いろんな経験がタッチに表れているのかな。

布施拓郎氏描き下ろしの『逆転裁判456』メインビジュアル。背景には『逆転裁判4』の牙琉霧人や、『逆転裁判6』の“あの方”の目が描かれていたりと見どころがたくさん!

橋本布施にはイーカプコンの限定版『オドロキの切り札セット』についてくるスリーブボックスも描き下ろしてもらいました。デザインの打ち合わせ当時は、以前発売された『成歩堂レジェンズコレクション』の、塗(和也氏)による描き下ろしボックスのように、主人公ふたりが並んだデザインでもいいかな、なんて思っていたんです。
 ですが、布施から従来の『逆転裁判』のパッケージをオマージュした4人ずつメインキャラクターが並ぶ案が上がってきて、「これで行こう!」となりました。
――こうやって歴代キャラクターが並んでいるのが、いいですよねえ。

そこまでやる!? 多言語対応で海外のファンのハートを鷲掴み!
――本作も7つの言語・ボイスに対応されているわけですが、改めて考えるとあの文章量を翻訳するのはものすごいことですね。
橋本量もそうなんですが、『逆転裁判』ならではのダジャレやギャグっぽい言葉、キャラクター名も同じニュアンスの言葉に置き換えて、かなり細かく作っていて、そこは高く評価されていると思います。ただそれだけに、時間もお金も掛かってしまうのですが、『逆転裁判』のときから、もうそうやって始めちゃったものですからね……。
――一度それで始めたらそれで続けないといけませんよね。
橋本ええ。しかも『逆転裁判』シリーズって翻訳が特殊なんですよ。その地域の文化に合わせ取り入れていくカルチャライズが、もうやりすぎの域でして(笑)。英語版なんて舞台がロサンゼルスだし、フランス語版はパリです。
――『逆転裁判』の英語版『Phoenix Wright: Ace Attorney』では成歩堂法律事務所がアメリカにあることになっているというのは、『逆転裁判』ファンにはそれなりに知られた逸話かもしれませんが、フランス語版はパリなのですね(笑)。パリのどのあたりに倉院の里があるのかな、とも思えてきますが……。
橋本そこはうまく落とし込んでいますね(笑)。先ほども話に出た背景の看板なんかも、すべてその言語にしているんですよ。後はキャラクターの服に描かれている文字なんかも変えていますね。「これ、日本だとあまり気にならないけど、英語圏の人から見るとヘンだよ」というのも違う言葉にしています。
――いろんな言語に切り替えて、どんな表現になっているのか見比べてみるのも楽しそうです。
橋本そういえば、『逆転裁判123』のときはテキストの言語とボイスの言語を別々に設定できなかったんです。そこはプレイヤーからも要望が寄せられていまして、『大逆転裁判1&2』のときは別々に設定できるようになりまして『逆転裁判456』でも個別の設定が可能です。

「待った!」も「異議あり!」も多言語で収録。

――たとえば、テキストは英語なんだけど音声は日本語で楽しめる……というようなことですよね。どやはりその要望は海外の『逆転』ファンから?
橋本ええ、「異議あり!」をもとの言語の日本語のままで聞きたいと。そういえば、中国で『逆転裁判』のグッズを作った際には、中国語ではなく「異議あり!」と日本語で書かれたデザインが採用されたんですよ。こっちのほうが人気なんですって。
――最近はアニメなどでも吹き替えでなく字幕で、声はそのままで聞きたいという海外ファンも増えていると聞きますからね。その心理はわかる気がします。
橋本そうなってくると、看板の文字を直したりするカルチャライズもがんばっているんですが、そこまで必要なかったかなあなんて思ったりもしますけどね(笑)。
――それを喜んでくれる海外ファンもいますよ、きっと!(笑) ちなみに、ボイスも新録なのでしょうか?
橋本そうですね、これまでボイスがなかった言語、フランス語やドイツ語、アジアの言語はそれぞれネイティブの方にお願いしてボイスを収録しています。いろいろと聴き比べてみてください。
来たる『逆転裁判』シリーズ25周年に向けて
――『逆転裁判456』の発売を記念したキャンペーンも展開されていますね。
橋本はい、期間限定でアニメやマンガ、オーケストラコンサートの動画を公開しています。この機会にいろんなジャンル、方向から『逆転』シリーズを楽しんでいただきたいですね。

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――2023年は『大逆転裁判』のミュージカルや朗読劇がありましたが、『逆転』シリーズの今後の展開も気になりますね。
橋本『逆転裁判』シリーズ20周年を経て、またここから25周年に向けていろいろ仕込んでいきたいなと思っています。オーケストラコンサートもそうですし、また舞台やミュージカル、アニメもやれたらいいなと思っています。
 テレビアニメは成歩堂を主人公にしてシーズン2まで作られたわけですが、まだオドロキくんは登場していませんし、法廷モノというところで実写ドラマとかもおもしろそうですよね。
――『逆転裁判』は一度映画化もされていますから、実写ドラマも可能性はありますよね。
橋本そうですね。ただ、僕の思いだけすぐ実現というわけにはいかないので……。『逆転裁判』ファンの皆さんには今後もいろんな可能性を想像しつつ、楽しみに待っていただければと思います。
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 たとえばアートライブラリなどでは『逆転裁判6』のプロローグというべきスペシャル短編アニメも収録していたりと、あらゆるコンテンツを網羅しています。もちろん、収録作品を未プレイの人もぜひ、これを機に触れてみていただきたいなと思います。発売を楽しみにお待ちください!

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...以下引用元参照
引用元:https://www.famitsu.com/news/202312/12326842.html

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