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『龍が如く8』チーフプロデューサー阪本寛之氏にインタビュー。バトルは戦略的に深化し、ドンドコ島はもはや別のリゾート開発ゲーム「100時間はいくのでは」 | ゲーム・エンタメ最新情報のファミ通.com

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 2024年1月26日、セガより『龍が如く』シリーズ最新作『龍が如く8』が発売される。対応ハードはプレイステーション5 (PS5)、プレイステーション4 (PS4)、Xbox Series X|S、Xbox One、PC。

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 体験会をもとにした試遊会がメディアを対象に行われた際、チーフプロデューサー・阪本寛之氏も平行して実施。気になる要素について語っていただいた(収録日:2023年12月25日)。

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春日一番と桐生一馬、ふたりの主人公の物語を描く『龍が如く8』が2024年1月26日に発売予定。先行プレイする機会をいただいたので、プレイフィールをお届けする。

 また、レビューとインタビュー記事に合わせてプレイ動画も公開している。こちらもチェックしてほしい。

『龍が如く8』先行プレイ。スジモンバトルにエンディングノート、ドンドコ島など、気になる要素を総まとめ【巨大イカとも戦う】

阪本寛之(さかもとひろゆき)

『龍が如く8』チーフプロデューサー。文中では阪本。

戦略的に進化したバトル
――東京ゲームショウ2023(以下、TGS)や『龍が如く7外伝 名を消した男』に収録されていた体験版と、本日プレイできたバージョンで変わっている部分はあるのでしょうか?
阪本今回皆さんにプレイしていただいたのは、製品版と同じものです。TGSで出展したものや『龍が如く7外伝』に収録した体験版は、じつは専用に制作しているんですよ。建造物やお店の場所などは基本的に製品版と同じですが、パーティーの成長の具合などは体験版用にカスタムしています。
――『龍が如く8』の開発にあたって、真っ先に手をつけたのは何でしたか?
阪本バトルをどうグレードアップさせようというところから始めました。『龍が如く7 光と闇の行方』のバトルも初めて遊ぶ方には及第点かなという感じでしたが、制作しながらも「ここはもうちょっと調整すべきだ」や「運の要素が強いなあ」と感じる部分がありました。それで今回まず思ったのは、「運を戦略に変えよう」ということでしたね。その中で『龍が如く』らしさを出すにはどうしたらいいだろうと、足し引きをくり返してこの形に落ち着きました。

――プレイしてみて感じたのは、街中で出会う敵が強いなあと(笑)。
阪本『龍が如く7』ではとりあえず攻撃したり強い極技を使えば何とかなるようになっていましたが、『龍が如く8』では戦闘中にキャラクターの移動をしてバックアタックや連携攻撃の恩恵を強く感じられるゲームデザインにしました。位置取りのコツをつかめば、戦いが有利になっていきます。
――連携では追撃だけでなく、3人での連携攻撃が発生してびっくりしました。
阪本仲間との絆を高めると、連携を積極的に行ってくれるような仕様を入れました。『龍が如く7』での連携攻撃は、単に誰かの攻撃の後に追撃するだけで終わっていたので、それを何とかしたかったんです。
 今回は戦闘中に絆を深めた仲間に近づいてから攻撃すると、通常攻撃が連携攻撃に変わります。以前のバトルのいいところは皆が動きながらコマンドバトルできることですから、それを活かしたシステムにしました。

――便利になりましたね。
阪本ほかにもシステム面で“クイックバトル”という、自分よりもレベルの低い敵ならワンボタンで戦闘を終わらせられるショートカット機能も用意しました。もちろん、経験値などは通常よりも少なくなりますが。それらも含めて、バトルはうまく全方位に合わせてバランス調整ができたと感じています。

――ジョブ経験値を稼ぐのに便利そうだと思いました。
阪本ジョブについてもさまざまな極技を入れているので、遊び応えと戦略性は確実に上がったと思いますよ。
――ジョブのバリエーションも増えていますよね。ハワイらしいものもあって。
阪本『龍が如く7』のジョブは“夜のお仕事”のようなキーワードからアイデア出しが始まって、ホストだとかキャバ嬢のようなものを入れていったんです。一方で『龍が如く8』では、なるべくハワイで体験できるアクティビティと紐付けるようにして、新しいジョブを増やしていきました。海外でも評判がいいみたいですね。
――種類が増えると、育成もたいへんになると思うのですが、何か対策などはあるのでしょうか?
阪本今回は転職時のデメリットを見直しています。転職してジョブのランクが下がると能力も下がってしまうのは『龍が如く7』同様ですが、その下がり幅には調整を加えています。あとは転職しても、ほかのジョブで習得した極技の一部を新しいジョブでも使えるように。使いやすい極技を継承すれば、育成もしやすいですよね。

――それは朗報ですね! 一方で、バトルの戦略性やジョブのバリエーションが増えていくことで、どうしても難易度の調整が難しくなると思います。気をつけたことはありますか?
阪本数値を調整するだけだと、ちょっと強くしたら敵が堅くなりすぎたりバトル時間が長引いてしまい、それで弱くすると今度は手応えがなさすぎるようになる……そんなイタチごっこになってしまうんです。そこで新しい“理(ことわり)”として考えたのが、“属性”の活用でした。
 たとえば電気属性が効く敵だったら、水属性攻撃で風邪を引かせるとさらに効果的にダメージが入りやすくなるといった具合です。そういった“かけ算”を知っていると、より戦いが有利になるんです。プレイしながら法則を発見していって、終盤では数値以上に強くなる。そういったところを目指して調整を進めていきました。

――かけ算の発見は、ゲーム内で誘導してくれたりするのでしょうか?
阪本チュートリアルで解説するのはちょっと違うかなと思っていて、戦いを重ねるうちに自然と発見してもらえるようにするのがゲームとしてはいいのではないでしょうか。
――巨大サメや巨大イカとのバトルでは、まさにそういった戦略を駆使してようやく勝てるような感じでしたね。彼らはシリーズおなじみの“隠しボス”的な扱いなのでしょうか?
阪本隠しボスとまではいきませんが、手強いという意味ではそういう類の敵になっています。
――ビジュアルも含めてインパクト満点でした。

阪本『龍が如く7』では重機と生身で戦っていますから……。インパクトという意味では、ありえないスケールの敵と戦うシチュエーションが出てくるのは自然でした。
 まあ、巨大ボスとはノリで楽しく戦ってもらえればいいと思っています。巨大イカ戦では、仲間が呑み込まれるというサプライズ攻撃があって、中から出てくるまで少ない人数で戦うこともあります。作っている最中はけっこうバグが出てたいへんでした(笑)。
箱庭づくりを楽しみながらお金稼ぎ! “ドンドコ島”
――続いては、春日一番が主役となる大型コンテンツ“ドンドコ島”、桐生一馬が主役の“エンディングノート”、このふたつについても聞いていきたいと思います。これらは本編の進行に必須だったりするのでしょうか?
阪本このふたつのコンテンツは、メインストーリーの中に導入部分が組み込まれています。ですから一部はプレイすることになりますが、そこから先は必ずしも追わなくてもよくて、プレイヤーの裁量に任されています。もちろん、できるタイミングで埋めていったほうが強くなりますが。
――ドンドコ島は、今回の体験プレイで各メディアの担当者がこぞってハマっていましたね。まったく先が見えないのですが、どのくらいのボリュームがあるのでしょうか?
阪本デバッグでは、ドンドコ島をプレイしているだけであっというまに20~30時間は過ぎてしまっていました(笑)。もうこれだけでふつうに遊べてしまう。ゲーム内にもう1本、リゾート開発ゲームを収録してしまった感じです。

――そしてまさかのガチャピン&ムックの出演がありましたが、どんなことがきっかけでオファーされたのでしょうか?
阪本これ自体がメインストーリーからは外れて、南国リゾートが体験できる独立したコンテンツになっています。そのプロモーションを考えたときに、キャッチーでインパクトのあるものがほしい。そこで、世界観はとりあえず置いておいて、ガチャピンとムックが出てきたらとにかくインパクトがあるだろうなと。
――間違いありません! ガチャピンとムック以外の候補はいたんですか?
阪本ガチャピンとムックは早い段階で候補として挙がっていました。それで、もしダメならほかの候補を考えようかと思っていたところ、ご快諾いただけたのでほかの候補は考えずに済みました。
――ドンドコ島の外でガチャピンとムックが出てくることはあるのでしょうか?
阪本基本的にはドンドコ島でしか出てきません。

――いわゆる“箱庭系”のコンテンツですが、島はかなり広くて、たくさんの建物も設置できるようになっています。実際どのくらい置けるのでしょうか?
阪本もちろん制限はありますが、めちゃくちゃな数を置けるのは間違いありません。置けるのは小物からビルまで幅広く、ゲーム内にあるビルはほぼほぼ建てられるようになります。ラーメン屋の“九州一番星”を始め、店舗も多数登場しますよ。
――ミレニアムタワーはいかがですか?
阪本それはさすがに床面積がありすぎて建てられませんね(笑)。あとはコラボ店舗やスピンオフ系のものはあえて外しています。
――自由に街作りを行う一方で、島を訪れる人々もかなりいるようですが、彼らはどのように行動するのでしょうか?
阪本彼らはAIで動いているので、島に招待したらあとは勝手にウロウロしています。それで、お土産を渡すと好感度が上がりますし、島に置いたものに対して感動したらお金がもらえたりします。たくさん満足させたらそれだけお金がもらえます。
――そうなると、ドンドコ島はじつはお金稼ぎに役立つコンテンツということになる?
阪本そうですね。島では“ゼニー”と呼ばれる専用通貨を使うのですが、出るときに現金に両替できるようになっています。今回もとにかくお金はいくらあっても足りないので、ドンドコ島で稼いでください。
――ドンドコ島はオンライン対応をしているようなのですが、これはどういうものになるのでしょうか?
阪本島の開拓を進めると、自分の島にほかのプレイヤーを呼んだり、自分もほかのプレイヤーの島に遊びに行けるようになります。そこでアイテムを収集したり、スジモンバトルを楽しめたりするという内容です。ただ、オンラインと言っても非同期型なので、リアルタイムでいっしょに何かやろうということはできません。
クリアー時間は100時間超!? 作り込まれた数々の“遊び”
――エンディングノートはどのくらいのボリュームがあるのでしょうか?
阪本めちゃくちゃ長いです(笑)。これをプレイすれば、桐生一馬という男が歩んできた歴史を十分おさらいできると思います。流れとしては、街中を歩いて特定のポイントに行くと桐生が過去を振り返るミッションみたいなものが発生し、そのあいだにストーリーが進むというものになっています。

――クリアー前にコンプリートすることは可能ですか?
阪本可能です。ただ、神室町と伊勢佐木異人町それぞれに用意されているので、相当たいへんであるのは間違いないです。一度始めたら、なかなか本編には戻れないかもしれません。
――ムービーでは(スターダストのホスト)セイヤや(『龍が如く2』ヒロインの)狭山薫がつぶやくシーンが見られました。これもエンディングノートの一部なのでしょうか?
阪本そうですね。エンディングノートのメインストーリーで見られるシーンです。
――エンディングノートの始まりのイベントでは、じつは寿司ネタでは玉子が好きだった……など、これまで語られていなかった桐生の意外な一面が見られたりもします。それを見て改めて桐生を好きになる人も多いかと思われますが、これは狙ったものですか?
阪本桐生のパーソナリティー自体、エンディングノートを通じて変わりつつあるんですよ。その中で、ファンサービスというか、桐生にもっと愛着を持っていただけるよう、これまで出していなかった部分も出していこうということにはしています。
――ドンドコ島もあって、エンディングノートもあって、そのほかたくさんのプレイスポットやイベントもあって、とうぜんながら本編もあって……。クリアー時間はいったいどのくらいになると想定されていますか?
阪本プレイスタイルによって大幅に変わってくるので、はっきり何時間とは言えないのですが、個人的には各要素を楽しみながらプレイしていれば100時間はいくのではと思っています。どの遊びも一度始めたら、10時間20時間はあっという間に過ぎてしまうように作っているので。じつはスジモンバトルにも胸アツなストーリーが用意してあります。こちらも楽しみにしていてください。

――本当にボリュームがすごいと感じます。
阪本要素が多すぎてひと言では語り尽くせません(笑)。とくにメインストーリーを見終わった後の感動は『龍が如く7』や『龍が如く7外伝』以上の屈指のものがあると思います。
 本編を最後まで遊んでいただき、さまざまなコンテンツも遊び尽くしてください。本当にお買い得な1本だと思いますので、そこは信じていただいてプレイしてもらえたらうれしいです。

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...以下引用元参照
引用元:https://www.famitsu.com/news/202401/05330263.html

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