スクウェア・エニックスより2024年2月29日発売のプレイステーション5用ソフト『ファイナルファンタジーVII リバース』。本作では広大なフィールドを舞台に、原作の流れをなぞりつつもアレンジの加えられた物語が展開される。
広告
戦闘システムは前作の『ファイナルファンタジーVII リメイク』をベースに、新たな武器やマテリア、召喚獣などが加わり、さらに連携アクションや連携アビリティが追加。また、武器強化やキャラクター育成も前作とは異なる仕様となっている。
本稿では前作未プレイの人が把握しておきたいバトルの基本的なコツや、本作で加わった新要素の扱いかたなど10のポイントを紹介していく。
『ファイナルファンタジーVII リバース』(PS5)の購入はこちら (Amazon.co.jp)
目次閉じる開く
基礎知識(1)パーティメンバーの特徴を知ろう
クラウド:剣で斬りつける近接戦闘が得意 エアリス:魔法攻撃が得意 ティファ:手数の多い格闘攻撃が得意 バレット:ギミックアームによる遠距離攻撃が得意 レッドXIII:ガード、回避からの攻撃が強力 ユフィ:忍術変化で弱点を突きやすい ケット・シー:モーグリを呼び出すと本領発揮
基礎知識(2)“みやぶる”からのHEAT⇒BURSTを軸に戦おう
基礎知識(3)ATBゲージを溜めたいときは操作キャラクターにするのがオススメ
基礎知識(4)連携要素を有効活用!
基礎知識(5)オート系のマテリアで仲間の動きをアグレッシヴに
基礎知識(6)強敵との戦いでは召喚獣も使いこなそう
基礎知識(7)便利なアビリティでMPを節約
基礎知識(8)武器アビリティの習得は積極的に
基礎知識(9)スキルブックでキャラクターの能力を強化
基礎知識(10)パーティ強化につながる探索も忘れずに!
基礎知識(1)パーティメンバーの特徴を知ろう
新たにレッドXIII、ユフィ、ケット・シーがパーティメンバーに加わった本作。それぞれに戦いかたのタイプが異なるので、まずはその特徴を紹介。
クラウド:剣で斬りつける近接戦闘が得意
剣による近接戦闘が得意なクラウド。□ボタンを長押しすると範囲攻撃に、回避した後に□ボタンを押すと遠距離攻撃、回避後に□ボタン長押しで空中突進斬りに。
△ボタンで発動できる固有アビリティは、アサルトモードとブレイブモードを切り換えることができるモードチェンジ。ブレイブモード時は移動速度が遅くなる代わりに、□ボタンの“たたかう”が“強撃”に強化されるうえ、近接攻撃をガードするとカウンター攻撃が発動する。
エアリス:魔法攻撃が得意
エアリスは魔法が得意なキャラクター。□ボタンの“たたかう”で遠距離の魔法攻撃を行い、連打すると連続で魔法を放つことができる。
固有アビリティの“魔法陣ワープ”は、アビリティで出現させた魔法陣の中に瞬時に移動することができる。アビリティ“聖なる魔法陣”で出現させた魔法陣の中で魔法を放つと、さまざまな攻撃サポート効果が得られる。
前作で△ボタン長押しで発動したテンペストは、本作では□ボタン長押しに。□ボタン長押しでチャージすることで魔力を溜め、溜めた魔力により威力が変わり、最大まで溜めた状態で敵に当てると“マジカルサーバント”(エアリスの放つ魔法に自動で追撃してくれる妖精)がエアリスの周囲に出現する。
ティファ:手数の多い格闘攻撃が得意
ティファは□ボタンの“たたかう”で格闘攻撃をくり出し、近づいた状態を維持することで連撃できる。□ボタンを長押しすると威力の高い強力な一撃を放ち、回避後に□ボタンを押すと範囲攻撃に。
固有アビリティの“秘技”はアビリティで“秘技解放”することで、強打→爆裂拳→掌打ラッシュと3段階に強化。敵のBURST中(後述)に強打や爆裂拳、掌打ラッシュで攻撃すると、BURSTダメージ倍率が上がり、大きなダメージを与えることができる。
バレット:ギミックアームによる遠距離攻撃が得意
右手のギミックアームによる遠距離攻撃を得意とするバレット。□ボタンを長押しすると連射できる。
固有アビリティは、敵を攻撃しつつATBゲージが大きく溜まる“ぶっぱなす”。ただし、一度発動するとチャージ時間(△ボタンの“エネルギーリロード”でチャージ時間を短縮可能)が必要になる。
レッドXIII:ガード、回避からの攻撃が強力
鋭い爪で相手を切りつけて攻撃するレッドXIII。□ボタン長押しで範囲攻撃をくり出すこともできるので、ATB ゲージも溜めやすい。
固有アビリティは“リベンジモード”。敵の攻撃をガードすることで専用のゲージが溜まり、蓄積したゲージを解放することでリベンジモードに移行できる。リベンジモードになると通常攻撃が強化され、回避能力も向上。さらに、強力な一撃とともに敵のHPを吸収する“ドレインバイト”をATBゲージの消費なしで発動できるようになる。
ユフィ:忍術変化で弱点を突きやすい
大きな手裏剣で敵を素早く斬りつけるユフィ。攻撃回数も多いため、ATBゲージも溜めやすい。□ボタン長押しで前方に放射攻撃しつつ、後ろへ距離を取る。
固有アビリティは遠くの敵を継続的に攻撃することができる“手裏剣投げ”。手裏剣を投げているあいだは、攻撃が魔法属性の“忍術”に変化する。アビリティ“忍術変化”で属性を変化させることもできるので、敵の弱点を突きやすいのも大きな特徴だ。
ケット・シー:モーグリを呼び出すと本領発揮
ケット・シーはネコらしく素早い身のこなしで駆け回りながら、縦横無尽のアクロバティックな動きで戦うキャラクター。□ボタンでメガホンで殴る物理攻撃を行う。□ボタン長押しで周囲への魔法攻撃、回避後に□ボタンを押すと、音波を飛ばす魔法攻撃を行う。
アビリティで呼び出したモーグリに乗っているあいだは攻撃が変化するのも大きな特徴。モーグリに乗っているあいだの固有アビリティは、敵を蹴り飛ばして攻撃する“ドロップキック”。モーグリの攻撃が当たるゲージが溜まり、“おまもりチアー”などのバフ効果を持つ技も使用可能になる。
基礎知識(2)“みやぶる”からのHEAT⇒BURSTを軸に戦おう
本作のバトルは『ファイナルファンタジー』シリーズおなじみのATB(アクティブ・タイム・バトル)によるコマンドバトルとアクションが融合した仕組みになっている。
そんなバトルで鍵を握るのは敵が姿勢を崩し、与えられるダメージが増加するBURST状態だ。
多くの敵は特定の条件を満たすことで、まずHEAT状態にすることができ、この状態でBURST状態にするためのゲージが溜まりやすくなる。HEAT状態にするための条件は敵により異なるため、初めて戦う敵との戦闘ではまず“みやぶる”のアビリティでHEAT状態にする方法を探ろう。
HEAT情報にする方法は“みやぶる”画面の左側に表示される。なお、一度みやぶっておけば以降はタッチパッドを押し込むことで自由に確認可能。
クラウドのバーストスラッシュなど、アビリティの説明文に“バースト効果:大”などの記載があるものはBURSTゲージを一気に増加させられる。バースト効果を持つ技も把握しておこう。
敵をBURST状態にできるかどうかで、バトルの難易度に対する印象は大きく変わってくる。
BURST状態にして、リミット技(敵をBURSTさせるなどすると溜まるリミットゲージが満タン状態で発動できる必殺技)や連携アビリティ(後述)などの大技を叩き込めれば、バトルをテンポよくこなすことができる。
ティファの固有アビリティなど、一部の攻撃はBURST中に当てることでダメージの増加率をさらに上昇させられる。倍率を引き上げてリミットを叩き込めばかなりのダメージが狙える。
基礎知識(3)ATBゲージを溜めたいときは操作キャラクターにするのがオススメ
各キャラクターのアビリティや魔法、アイテムの使用には時間経過や攻撃などで増加するATBゲージが必要になる。ATBゲージは時間経過でも溜まるものの、そのあいだにも敵は攻撃を仕掛けてくる。ATBゲージを溜めるなら、基本的には敵の攻撃をガードしたり、敵の攻撃の隙を突いて、たたかうや固有アビリティを当てたりして溜めるといいだろう。
バレットの固有アビリティである“ぶっぱなす”などATBゲージの増加量が多いアビリティを使ったり、クラウドやレッドXIIIは□ボタン長押しの範囲攻撃などで複数の敵を巻き込んだりすれば、一気にATBゲージを溜められる。リスク承知で攻めながら溜めるか、ガードで手堅く溜めるか、戦況に応じて立ち回っていこう。
敵は操作キャラクターを攻撃しがちなので、キャラクターを切り換えながら戦っていけば、敵の攻撃の隙を突くチャンスも生まれるはず。
基礎知識(4)連携要素を有効活用!
バトルにおける大きな追加要素が連携アビリティと連携アクションのふたつの連携要素。
連携アビリティは、連携するキャラクターふたりの連携ゲージが溜まると発動できる大技。連携ゲージは、連携ゲージが溜められるアビリティを使用することで溜っていく。
連携アクションはATBゲージやMPといったリソースを必要とせず、キャラクターの組み合わせにより溜め攻撃や空中に飛び上がりながらの攻撃、あるいは強力なガードなどさまざまな効果を持つ。使いこなせばより優位に立ちまわることができる要素だ。
連携アビリティはダメージを与えるだけでなく、一定時間MP消費なし、BURST状態の延長などの追加効果もあるので、ここも考慮して使っていこう。
連携アクションはガードしながら発動できるのも強み。習得したらまずは試しに使ってみよう。
基礎知識(5)オート系のマテリアで仲間の動きをアグレッシヴに
連携要素と同じく本作で新たに登場したのが、“オート武器アビリティ”や“オート固有アビリティ”などのマテリア。こちらはキャラクターにセットすることで、そのキャラクターを操作していないとき、武器アビリティや固有アビリティを自動で使ってくれるというものだ。
操作キャラクターを切り換えたり仲間に指示を出さなくてもATBゲージを使って戦ってくれるので、自分が操作するキャラクターだけに集中したい人や、前作をプレイしていて味方のATBゲージを余らせてしまいがちだった人にはとくにオススメのマテリアとなっている。
オートマテリアをセットしておけば自動でATBゲージを使ってくれるので、連携アビリティの発動に必要な連携ゲージも溜まりやすい。
基礎知識(6)強敵との戦いでは召喚獣も使いこなそう
バトル中、特定の条件を満たすとSUMMONゲージが出現し、ゲージが満タンになると(召喚マテリアを装備しているキャラクターは)ATBゲージを消費して召喚獣を呼び出すことができる。召喚獣はSUMMONゲージがなくなるまで自動で戦ってくれるほか、ATBゲージを消費することでアビリティを使用させることも可能だ。
SUMMONゲージがなくなると召喚獣はいなくなってしまうが、最後には強力な必殺技も放ってくれる。召喚獣の多くは属性を持っており(一部は無属性)、敵の弱点に対応した召喚獣であればかなりのダメージが期待できる。強敵との戦いでも心強い存在なので、召喚できるときは惜しみなく使っていこう。
最後に放つ必殺技は演出面もド派手。新しい召喚獣を手にしたら一度は召喚してみよう。
基礎知識(7)便利なアビリティでMPを節約
敵の多くは炎、氷、雷、風のいずれかに弱く、弱点を突くことでHEAT状態になるものも多い。弱点属性を攻める基本的な手段は魔法だが、魔法ばかりを使っているとMPが枯渇してしまいがちだ。そこで便利なのが、スキルブックで習得できる“ブリザドチェイン”などのスキル。こちらは威力が低いもののMPを消費しないので、節約しながら弱点を突くことができる。
また、“チャクラ”や“いのり”など、戦闘中に使用可能な回復アビリティもMPを節約するうえでは大きな存在だ。とくに“いのり”はATBゲージが2本必要な代わりにMP消費なしで味方全体のHPを回復できるため、MPを節約しつつ戦況の持ち直しにも貢献してくれるアビリティとなっている。“いのり”のマテリアは成長に時間がかかるので、エアリスが最初から装備しているものについては外さずに成長させていこう。
MP消費なしで属性攻撃が可能になったのは、前作と本作とでかなり感覚が変わった部分。ダメージを狙うなら魔法、HEATにするならアビリティといったイメージで使い分けるといい。
チャクラは受けたダメージの何割かを回復するため完全回復には至らないが、ひとまずピンチを脱するには便利。
基礎知識(8)武器アビリティの習得は積極的に
各キャラクターの武器はそれぞれ武器アビリティが備わっている。一定回数使用すればその武器の武器アビリティを習得でき、習得すると別の武器に変更してもそのアビリティは使用可能になる。新しい武器を装備したときはその武器アビリティを積極的に使用して、ぜひ習得しておきたい。
基礎知識(9)スキルブックでキャラクターの能力を強化
本作ではそれぞれのキャラクターに用意されたスキルブックでアビリティの習得や能力の強化ができる。
スキルブックはいわゆるスキルツリーとなっており、レベルアップやクエストのクリアーなどで得られるSPを消費して各種アビリティや能力の解放が可能。前述した“ブリザドチェイン”などの属性系アビリティは弱点を突くのに便利なので、積極的に習得していこう。
スキルブックはリセットしてやり直すこともでき、プレイスタイルの変化に合わせて再考できるのもうれしい。
基礎知識(10)パーティ強化につながる探索も忘れずに!
各エリアでは、広大なフィールドを探索してチャドリーのワールドレポートの作成に協力する、という探索要素がある。
なお、ワールドレポートへの協力は必須要素ではなく、協力しなくてもメインストーリーは進められる。だが、各種要素を回収していくことでアイテムや経験値なども手に入るため、パーティを強化できるのだ。敵が強いと感じたら、ワールドレポートの作成に協力するといいだろう。
ワールドレポートをこなしてポイントを稼げば、貴重なマテリアと交換することもできる。とくに序盤で手に入る“ほのお&れいき”などの複合マテリアはなるべく早く入手しておきたい。
モーグリハウスではSP獲得用のアイテムを購入することができるので、各キャラクターの強化を進めるうえでは見逃せない。モーグリメダルは通信塔などにあるアイテムボックスを破壊することで手に入るので、各地の通信塔を訪れた際はボックスの破壊も忘れずに。
関連記事
『FF7 リバース』を77時間遊んだプレイレビュー。そこで感じた7つのポイントを動画とともにお届け。デートイベントでは思わず身を乗り出す展開も
2024年2月29日に発売予定のPS5用ソフト『ファイナルファンタジーVII リバース』の77時間遊んだ担当によるプレイレビュー。
関連記事
『FF7 リバース』発売直前インタビュー。原作との違いが気になるメインストーリー、サイドコンテンツにはコンピキャラやあの剣豪も参戦! 開発秘話をたっぷりお届け
2024年2月29日に発売予定のPS5用ソフト『ファイナルファンタジーVII リバース』について、プロデューサーの北瀬佳範氏、クリエイティブ・ディレクターの野村哲也氏、ディレクターの浜口直樹氏に発売直前インタビュー。
...以下引用元参照
引用元:https://www.famitsu.com/news/202402/29335847.html