使命を帯びた女性が美しく、そして激しく躍動する。死にゲーのような緊張感がありつつも、戦闘はとてもスピーディー。ボタン連打でスタイリッシュなアクションをくり出すというより、アクションゲームとしての手ごたえをしっかりと感じる。
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それが『Stellar Blade』(以下、『ステラ―ブレイド』)。
本編の序盤と強敵とのバトルが収録
近年では『勝利の女神:NIKKE』の開発も手掛けたゲームスタジオ・SHIFT UPが、家庭用ゲーム機(PS5)向けの作品に初挑戦。ジャンルはアクション・アドベンチャーで、同社のCEOでありイラストレーターとしても名高いキム・ヒョンテ氏がディレクターを務めている。
発売日(2024年4月26日)まであと1ヵ月を切り、3月29日には体験版も配信。ソニー・インタラクティブエンタテインメントよりひと足早く体験版のコードをいただいたので、その内容を詳しくリポートする。
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体験版では、ゲーム本編を冒頭から最初のボスまでプレイ可能。さらに、そのボスを倒すと、主人公のイヴがある程度育った状態で強敵と戦えるボスチャレンジ”をタイトル画面から遊べるようになる。
かっこかわいいイヴはポニーテールの長さも変更可能
発表されてから目下の話題となっているイヴの魅惑的なデザイン。実際に動かしてみると、その絵力には圧倒されるばかり。引き合いに出されることも多い『ニーア オートマタ』で2Bに釘付けだった方々も納得のボリューム感だ。
体験版に収録されていた衣装は4着。顔用アクセサリーにはメガネも用意。
衣装を脱ぐとスキンスーツに。目のやり場に困るほか、この状態ではダメージを軽減する“シールド”効果が得られない。
ポニーテールの長さは任意に変更可能。初期状態の“ロングポニーテール”は足に絡みつくくらい長い。
アクションは技術介入度が高め。難易度変更もできる
“ネイティブ”と呼ばれる敵と戦いながらフィールドを探索し、物語を進めていくのがゲームの基本的な流れ。序盤から使えるおもな攻撃は、弱攻撃と強攻撃を組み合わせた“コンボ”やエネルギーを消費して放つ“ベータスキル”のふたつ。スキルツリーからスキルを習得することで、アクションは多様に幅が広がっていく。
見るだけでわくわくするスキルツリー。ツリーをリセットするアイテムはショップで安価に購入できる点もうれしい。
スキル習得時には、“トレーニング”で実際に動かして新アクションを確かめられる。
ネイティブ(敵)の攻撃をやり過ごす方法はガードと回避の2種類。どちらも、攻撃を受ける直前に実行することで“ジャストパリィ”や“ジャスト回避”となり、ピンチをチャンスに変えることができる。反撃専用のアクションでは、イヴがダイナミックな動きを見せてくれるので、爽快感もすさまじい。
ジャスト系のアクションは、リスクはあるがリターンが大きい。なにより気持ちいいので、ついつい狙いたくなる。
“ブリンク”、“リパルス”という特定の攻撃専用のカウンタースキルもある。敵が青く光ったら左スティック上+◯、 紫に光ったら左スティック下+◯をイヴの剣が光るタイミングに入力すれば成功。体験版では、ボスとの戦いで狙う機会があるが、相手を少しのあいだ無防備にできるので、重要なテクニックだと感じた。
敵が光るのを見逃さなければほぼ確実に成功するので、ジャスト系アクションよりは成功しやすく、これがまた気持ちいい。
濃密で探索しがいのあるフィールド
本作の舞台は、ネイティブの跋扈によって荒廃した未来の地球。出っ張りを掴んで壁を上ったり、水の中に潜ったりもでき、バトルだけでなく探索の楽しみもたくさん用意されていたのが印象的。
水場を泳いだり潜ったりできるが、武器は振れないので水中で敵と戦う場面はなさそう。
調べられるオブジェクトが若干視認しにくいようにも感じたが、“スキャン”を実行すると周囲にいる敵や壊せるオブジェクトなどがハイライトされる。この機能により、壁越しに潜む敵を察知できる場面もあったので、探索には欠かせない機能と言えそう。
スキャンを実行してくれるのは仲間キャラのアダムが操作するロボット。戦いには参加しないが、あれこれと現在の地球に関する情報も教えてくれる。
何度でも戦いたくなる“ボスチャレンジ”
“ボスチャレンジ”では、本編序盤では使用できなかった“射撃モード”による遠距離攻撃が使用可能で、スキルもかなり習得済みの状態となっていた。
先だって紹介した衣装のほか、装備もいくつか用意されている。
初挑戦のときは一瞬でやられてしまい、「本当にこんなの倒せるの?」という気持ちに。しかし、相手の動きを覚えて対処法を見出していくうちにバトルシステムへの理解が深まり、徐々にペースを握れるようになってきた。
30分ほどリトライをくり返し、なんとか撃破に成功。ポイントは敵を攻撃したときなどに溜まる“ベータエネルギー”。消費してくり出す技の使いどころを工夫しだしてからは、かなり善戦できるようになった。
相手はこちらの攻撃にひるまないことも多く、強引に倒しきるのは難しい。攻撃をしっかりやり過ごす必要がある。
1度倒してしまうと不思議なもので、再戦しても負けなくなってくるし、もっとうまくやれそう、という欲も出てくる。みなさんもぜひ『ステラーブレイド』の体験版で、このアクションゲームの醍醐味を味わってほしい。
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...以下引用元参照
引用元:https://www.famitsu.com/news/202403/27338137.html