古今東西の魅力的なインディーゲームを紹介するコーナー。今回はレトロな雰囲気の本格ミステリーADVをどうぞ。推薦者は“見習い警察官”だというタケダだいゆう。
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レトロなドット絵とハードボイルドなBGM
モノクロのレトロな雰囲気が溢れるドット絵で描かれる、ハードボイルドな警察もののミステリーアドベンチャー。
プレイヤーは、主人公である和階堂として、目撃者や被害者に近しい人物などから聞き込みでさまざまな手がかりを集めて、集めた情報を推理パートで少しずつ整理する。そして、悲惨な殺人事件の真相に迫っていくことになる。
『TRILOGY DELUXE』と銘打たれた本作は、スマホ向けタイトルとして発売された3つの事件と、完全新規エピソードとなる事件“指切館の殺人”が収録されたお得なセット。“約1時間でクリアーできるアドベンチャー”をコンセプトに開発された作品なので、ちょっとした空き時間にプレイするのにピッタリだ。
凄惨な事件現場をドット絵で表現していることで、残虐な表現も控えめで遊びやすいのも特徴。BGMはハードボイルドで落ち着いた雰囲気。着々と犯人に近づいていく過程を盛り上げてくれる。
『和階堂真の事件簿 TRILOGY DELUXE』ニンテンドーeショップサイト
『和階堂真の事件簿 TRILOGY DELUXE』Steamサイト
刑事となり手がかりを見つけて推理
捜査の基本は、目撃者などから話を聞き、集めた情報を選択して話題を振り、新たな手がかりを見つけていくこと。手に入れた情報によっては、新たな捜査場所へも行けるようになる。さまざまな場所を転々として謎を追い、犯人の犯行動機などを突き止めていく。
▼人々から話を聞き、手がかりを集める
手がかりを集める際には、事件現場はもちろん、街にあるBARや病院、殺害道具を購入
したと思われる雑貨屋、とあるカルト宗教の教団本部など、さまざまな場所を訪れる。
▼推理パートで謎に迫る
聞き込みで集めた情報は、メモ帳に記載されている。その中からひとつを選択して、目撃者などに話題を振っていく。
推理パートでは、壁に書かれた文言に当てはまる情報をひとつひとつ選択し、情報を綺麗に整理して謎に迫っていく。
4つの事件を収録
本作には、“処刑人の楔”、“隠し神の森”、“影法師の足”、“指切館の殺人”の4つのエピソードが収録されている。
どれも約1時間程度でクリアーできるボリュームとなっており、さくっと遊ぶのにピッタリ。カルト教団絡みの殺人事件や幽霊が出ると言われるペンションでの怪事件など、いずれのエピソードもユニークだ。
“処刑人の楔”
舞台は80年代の日本。連続して発生したカルト宗教と関係すると思われる、謎の首なし死体殺人事件の謎に和階堂警部が挑む。
“隠し神の森”
人里離れた閉ざされた集落で起きた神隠し事件を追う和階堂の活躍を描くエピソード。奇妙な姿をした死体が謎を呼ぶ。
“影法師の足”
まさかの和階堂が容疑者となる事件。追われる身となってしまった和階堂は真実にたどり着くことができるのだろうか……。
“指切館の殺人”
新規追加されたエピソード。幽霊が出ると噂のペンション“指切館”に訪れた人たちを襲う、謎の怪異に和階堂が挑むことに。
和階堂真の事件簿 TRILOGY DELUXE
プラットフォーム:Nintendo Switch、PC
発売元:room6
開発元:墓場文庫
発売日:2023年10月19日発売
価格:各1564円[税込]
ジャンル:アドベンチャー
対象年齢:IARC 12歳以上対象
備考:ダウンロード専売
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...以下引用元参照
引用元:https://www.famitsu.com/news/202312/11327352.html