「IRIAM」初のリアルイベント「ミライトパーティ2024 ~グランドフィナーレ~」レポート
2025年1月20日 18:27 VTuber
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スマホ一つで配信が始められるVTuberアプリ「IRIAM」初の大型リアルイベント「ミライトパーティ2024 ~グランドフィナーレ~」が、1月12日(日)に品川インターシティホールで開催された。「IRIAM」の6周年を記念した「IRIAM Anniversary Project ミライト」を締めくくるこのイベントには、13人の人気ライバーが出演。普段の配信と変わらない雑談や、この日限りのコラボライブなどバラエティに富んだステージで、会場を訪れたリスナーと共に6周年企画のフィナーレを楽しんでいた。
華やかなホワイエの展示も大盛況
2024年10月4日(金)に6周年を迎えた「IRIAM」は、10月から「IRIAM Anniversary Project ミライト」をスタート。総勢150名以上のライバーが駅広告に登場した「ミライト2024 -オールスターえきポス!-」や、「推しの子」や「サンリオ」とのコラボなど、配信の内外でさまざまなイベントと企画を実施してきた。
最寄りのJR品川駅の構内にもイベントの広告が掲示
その締めくくりとなる「ミライトパーティ2024 ~グランドフィナーレ~」の会場のホワイエでは、出演者のパネルや、巨大な「IRIAM」のマスコットキャラ「しらす」、イラスト投稿企画「みんなで描くミリアと星のナイトパーティ展」の応募作などの展示がリスナーをお出迎え。
出演者のパネルには、直筆のサインも
人の身長よりも大きな「しらす」
撮影自由で、開場直後から記念撮影する人たちでいっぱいだ。また、会場では「IRIAM」の新しいマスコット「イリアムフレンズ」のブースもあり、入場者は無料で1回回せる「イリアムフレンズ」のカプセルトイも大人気だった。
「ミライトパーティ2024 ~グランドフィナーレ~」のステージが開演し、まず登場したのは、MCを務めるフリーアナウンサー田口尚平さん。イベント概要を紹介しながら、客席に呼びかけると、リスナーはすでにハイテンション。様々な色のペンライトを振りながら大きな歓声を上げる。
最初のプログラムは、応募総数100人を超えるライバーの中から選考を勝ち抜いたライバーが「IRIAM」の配信機能を使って、オリジナルステージを行う「ミライトステージ」。前半戦と後半戦の2部に分かれており、合計7人のライバーが登場した中、特に印象的だったのが、後半戦で登場したカマエル・ナインゲイツさん。有観客のステージイベントということで、歌を披露するライバーが多い中、カマエルさんが行ったのは、「いつもの雑談」。「めちゃめちゃ、面白い話していい?」という一言から始まった雑談で、持ち時間いっぱい客席を沸かせ続けた。
「ミライトステージ」の前半戦では、共同MCも務めたカマエルさん
ユニークなライバー対決企画も開催
ライバー同士の対決企画「ミラパライブバトル」の第一戦目は、「しらすでサムネ対決」。春海晴人さんと白羽れのさんというサムネイル作りが得意なライバーが、「『しらす』がもし配信をしたら?」というテーマで配信の内容も含めて考え、サムネイルを制作。どちらの配信に入りたいかをリスナーが投票し、春海さんが勝利したのだが、事前に作成されたサムネイルは、二つとも素晴らしいクオリティーでセンスあふれるものだった。
上が春海さん、下が白羽さん制作のサムネイル
第2戦目は、エクセルイルカさんと鬼灯カグラさんの「キャラ変歌唱バトル」。2人は、さまざまなキャラのモノマネをしながら1フレーズずつ交代で「千本桜」を歌っていくのだが、ものまねの方向性がまったく違う。エクセルイルカさんは、「地声」「歌劇団風」「女声」など「両声類」の魅力を存分に活かしたものまねを中心に披露したのだが、鬼灯さんのものまねは、「ハワイ在住の未確認生命体」「長崎が生んだ大スター」「大人気逃走系バラエティのナレーション風」など妙にピンポイント。2人とも会場を盛り上げたが、MCの田口さんによる投票で勝利したのはエクセルイルカさんだった。
エクセルイルカさんは、「魔法使いの老婆風」なども披露
第3戦目の「会場に10人ぴったりいるお題集め!」では、宵声でくさんとキリアムさんが対戦し、キリアムさんが勝利した。
「YEARLY IRIAM AWARD 2024」では、さまざまな部門で活躍したライバーやリスナーを表彰。その後、「IRIAMヒットチャート2024」のトップ10の曲も発表。1、2位と6位だけ曲名が伏せられていたのだが、続くコーナー「ミラパライブ2024」で、黒舟バルカさん、〆乃さん、宵声でくさんが、6位の「酔いどれ知らず」を歌い、続いて囚獄レピさんとエクセルイルカさんが2位の「アイドル」を披露し、会場を盛り上げた。
エンディングでは、「ファンサ」を熱唱
グランドフィナーレのエンディングも近付く中、行われた「演技? ガチ? 見極めチャレンジ!」では、キリアムさん、白羽れのさん、鬼灯カグラさんが回答者として登場。動画で登場する3人中、お題となった行動をせず「ふり」をしている人を当てるというチャレンジで、第1問目のお題は「スクワット」。第2問目は「水を飲む」だった。ところが、3問目では回答者の3人が出題者にチェンジ。1人だけ、ご飯を食べながらこのコーナーに参加していたことが明かされたのだ。急に口をモグモグしながら話しはじめ、回答者となった会場のリスナーを騙そうとする3人だったが、大半のリスナーは、白羽さんに投票。白羽さんは、途中、明らかに何かを口に入れたまま話していたのだ。筆者も白羽さんだと思ったが、その通り正解。なお、この企画を提案したのは、白羽さんだったらしい。嘘を付くのは下手だが、企画を考えるのは上手いようだ。
左からキリアムさん、白羽さん、鬼灯さん
エンディング前最後のコーナーは、当日、会場でも行われた投票で各賞に選ばれたライバーを表彰する「ミライトパーティ表彰式」。「Starlight Party賞」「ギフトコミュニケーション賞」「会場&MC賞」に続いて、グランプリである「ミライトステージ賞」が発表。選ばれたのは、「ミライトステージ」の後半戦でギターの弾き語りも披露したことりゆういさんだった。
「エンディング」では、「IRIAMヒットチャート2024」で1位に選ばれた曲「ファンサ」をことりゆういさん、音恋さん、春海晴人さんで熱唱。会場のテンションも最高潮となった中、「IRIAM」初のリアルイベントが終了した。
左から、春海さん、ことりさん、音恋さん
開演前、ずらりと並んだ椅子の前方、最前の位置に立ち見席エリアが用意されていることに気づき、抽選で当たった人か、ファンクラブか何かの会員専用エリアだろうと想像していた。しかし、開演直後の田口さんの説明によると、「疲れたら座って、元気が出たら、また前に来て」という風に自由に出入りできるエリアだった様子。
フリー過ぎるシステムで、イベントが始まると混乱が起きるのではと危惧していたのだが、まったくの杞憂。ライブの最後まで何のトラブルもなく、最前エリアも椅子席も常に楽しく盛り上がっていた。また、各ライバーのステージでは、明らかに別のライバーのリスナーだと分かる人たちが、ペンライトの色も合わせて、元気に応援。会場全体が常に、みんなでこのイベントを盛り上げようという空気で、楽しさと幸せで満ちた空間となっていた。人によっては、当たり前だと感じることかも知れないが、特に印象深く嬉しい気持ちになったことなので、レポートの最後に記しておきたい。
(TEXT byDaisuke Marumoto)
●関連リンク・IRIAM公式(ホームページ)・IRIAM公式(X)・IRIAM公式(YouTube)・IRIAMセカンドチャンネル(YouTube)
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引用元:https://panora.tokyo/archives/100591