※本記事は、2022年7月26日にアップした記事を再編集したものです。
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日常と戦争の2部構成で描かれるストーリー
いまから4年前の2019年(令和元年)7月26日は、Nintendo Switch用ソフト『ファイアーエムブレム 風花雪月』が発売された日。
『ファイアーエムブレム』シリーズの17作目となる『ファイアーエムブレム 風花雪月』。インテリジェントシステムズとコーエーテクモゲームスの共同開発となる本作はNintendo Direct: E3 2018でタイトルとPVが初公開。その後に具体的な内容がつぎつぎに公開されていき、主人公が教師で生徒たちと交流するという学園モノであることに驚いた人も多いハズ。かくいう自分も生徒とのお茶会シーンが公開されたときは「『ファイアーエムブレム』ってこんなゲームだったっけ?」と面食らいました。
ストーリーは2部構成で、第1部の“士官学校編”は生徒との交流が中心。5年後となる第2部の“戦争編”はかつての仲間たちと刃を交えるという展開です。第1部での楽しい思い出があるぶん、第2部ではより重さが増し、心に訴えるものが多分にあります。これまでのシリーズにも親しかった人物と対立する要素はありましたが、これだけの大人数と対立するのは本作が初。戦争の悲惨さがリアルに描かれています。
ちなみに、タイトルになっている四字熟語“風花雪月”は美しい情景を表す言葉ですが、“ただの綺麗ごとである”という意味も込められており、タイトルからもしっかり伏線が張られていることに驚かされます。
ゲームは受け持つ学級を選ぶところからスタート。出身によって分けられた黒鷲の学級(アドラークラッセ)、青獅子の学級(ルーヴェンクラッセ)、金鹿の学級(ヒルシュクラッセ)のうちのどれかを選択することになります。各学級には級長を含めて8人の生徒がいて、条件を満たすことでほかの学級の生徒をスカウトすることが可能。黒鷲の学級はアドラステア帝国出身者の学級で魔法、青獅子はファーガス神聖王国の出身者の学級で槍、金鹿の学級はレスター諸侯同盟出身者の学級で弓が得意な生徒が多いのが特徴です。
生徒たちはそれぞれ年齢や身長、経歴などが細かく設定されており、食事や訓練などはキャラクターにあったものを選ぶのが重要になります。
自分は女性の級長であるエーデルガルトが気に入ったので黒鷲の学級からプレイしましたが、ほかのルートも気になり、けっきょくすべての学級をプレイしました。ネタバレになるため詳細は書きませんが、第1部の終盤からの展開は大きく異なるので、ぜひ全部の学級でプレイしてみてほしいです。まぁ、こんなことを書かなくてもひとつの学級をクリアーしたら自然とほかの学級をプレイしてしまうと思います。
ゲーム部分は1ヵ月単位で進行。平日は生徒たちの指導を行い、休日は舞台となる大修道院を散策したり、フリーマップへ出撃したりすることができます。散策は栽培や魚釣りなども楽しむことができ、自由度が高いのが特徴です。注目なのは前述した“お茶会”。茶葉というアイテムを消費することで生徒やほかの教師と1対1の会話ができ、選択肢で正解を選ぶと相手を見つめたりプレゼントをあげたりすることができました。
シリーズおなじみのクラスチェンジは資格試験に挑むという本作独自のものに。必要な技能レベルがあれば必ず合格できますが、合格率30%以上なら受験が可能。運任せで挑むこともできます。なお、クラスチェンジをしても従来のシリーズのようにレベルは1に戻らず、見た目やステータスの補正のみなどが変化する仕様でした。
バトルに関しては騎士団を雇用して配備できる“騎士団”が新要素として登場。騎士団は範囲攻撃や味方ユニットの回復など強力な“計略”を持っており、とても役に立ちます。
難易度は当初ノーマルとハードの2種類。行動を巻き戻す“天刻の拍動”などもあったのでシリーズの中では比較的取っつきやすい部類でしたが、アップデートで高難度のルナティックが追加され、やり込みユーザーも満足できるものになっています。
発売後は、さまざまなDLCが配信されました。中でも注目なのがサイドシナリオ“煤闇の章”。
修道院の地下に広がる“アビス”という地下都市を舞台に4番目の学級となる灰狼の学級(ヴォルフクラッセ)のメンバーと戦いをくり広げる展開。ヴォルフクラッセのメンバーたちは魅力的ですし、本編に登場する3人の級長たちが協力して戦うというシチュエーションはファンにはうれしいはず。
2022年6月24日には無双アクションの『ファイアーエムブレム無双 風花雪月』が発売。本編のIFが楽しめるので、ぜひ合わせてプレイしてみてください!
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...以下引用元参照
引用元:https://www.famitsu.com/news/202307/26310628.html